7月3日に61歳の誕生日を迎えるトム・クルーズ。デビューから40年以上ハリウッドの第一線を走り続け、なおかつ自己最高興収を更新し続けるスターがこれまで存在したでしょうか? トム・クルーズが“ベスト”である7つの理由を最新のエピソードとともに紐解きます。(文・平沢薫/デジタル編集・スクリーン編集部)
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理由1:自己最高を更新し続ける

画像: 『トップガン マーヴェリック』は 世界でも日本でもトム史上最大のヒット作に  ©2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

『トップガン マーヴェリック』は 世界でも日本でもトム史上最大のヒット作に

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2023年7月3日に61歳になるが、今も自己最高記録を更新中。『トップガン マーヴェリック』(2022)は、昨年9月に全米興収約7億ドル突破で歴代第5位という記録を達成し、現時点(7月上旬)でもこの順位をキープ。

この興収は、クルーズ主演作史上でも歴代1位。それまで主演作全米歴代1位だった『宇宙戦争』(2005)が興収約2億3000万ドルなのと比べると、ケタ違いのスゴサがよく分かる。もちろん、主演作の日本興収記録も更新。本年5月に興収137.1億円を超えて歴代1位になり、それまでの『ラスト サムライ』(2003)の興収記録(137億円)を更新!

理由2:自らスタントもこなす〝真のプロ〞

画像: 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でも目を疑うスタントに挑戦 © 2023 PARAMOUNT PICTURES.

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でも目を疑うスタントに挑戦

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スタントは自分でやるのがクルーズ流。その超絶度も自己ベストを更新中。「ミッション〜」シリーズ5作目でも、彼が外側にしがみついたエアバスがそのまま離陸するという過激なスタントを見せたが、シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、断崖絶壁からバイクでジャンプする超過激スタントを敢行。

画像: Photo by ROMA/ MEGA/GC Images
Photo by ROMA/ MEGA/GC Images

崖を飛び出してからパラシュートを引くまでは約6秒もあり、しかも強風が吹いていて、パラシュートがうまく開かない可能性もある。この一瞬のシーンのために、1年以上訓練し、500回のスカイダイビングと1万3000回のモトクロスジャンプをやったというから、まさに徹底したプロ意識!

理由3:ファンサービスの〝神〞

画像: 『トップガン マーヴェリック』来日時もファンと一時間以上交流 Photo by Kenta Harada/Getty Images for Paramount Pictures

『トップガン マーヴェリック』来日時もファンと一時間以上交流

Photo by Kenta Harada/Getty Images for Paramount Pictures

「ミッション〜」最新作での来日も決定し、これで来日回数は25回目に。この多さに加えて来日時のファン対応がまさに“神”。

常にレッドカーペットでの時間がたっぷりで、昨年の『トップガン マーヴェリック』のレッドカーペットは、主催者側が新型コロナウイルス対策のためサインや自撮りを禁止していたが、クルーズ本人が自撮りもハイタッチもOKで1時間以上もファンサービスしてくれた。

また、本年5月には英国のチャールズ国王の戴冠式コンサートと、MTVムービー&TVアワード授賞式に、飛行中の戦闘機の操縦席からコメントを送るという形でサプライズ出演。クルーズのファンサービスは規模もデカイ!

理由4:友人をずっと大切にする

画像: 親友ジェームズ・コーデンとは番組でたびたびコントのようなやり取りを披露 Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for CinemaCon

親友ジェームズ・コーデンとは番組でたびたびコントのようなやり取りを披露

Photo by Alberto E. Rodriguez/Getty Images for CinemaCon

トムが毎年クリスマスに、友人や仲間たちにカリフォルニアのお店のホワイトチョコレート・ココナッツ・バンド・ケーキを贈るのは有名な話。『〜マーヴェリック』の共演者たちにもケーキが届き、グレン・パウエルらが大喜びでSNSにアップしていた。

また、その友情は長く続く。本年2月に米トーク番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際、『〜マーヴェリック』でヴァル・キルマーと共演した場面で、感情的になって涙ぐんでしまったことを告白。

そして4月には、友人ジェームズ・コーデンのトーク番組「レイト×2ショー」の司会引退を記念する特別番組で、コーデンと一緒にミュージカル舞台『ライオン・キング』に、なんとイボイノシシのプンバァ役でサプライズ出演。友人のためならなんでもやる!?

理由5:女優たちとの交際も華やか

画像: 一緒にF1を観戦した歌姫シャキーラと恋のウワサも Photo by Cristiano Barni ATPImages/Getty Images

一緒にF1を観戦した歌姫シャキーラと恋のウワサも

Photo by Cristiano Barni ATPImages/Getty Images

これまでの妻はミミ・ロジャース、ニコール・キッドマン、ケイティ・ホームズと、みな女優。また、かつては『卒業白書』(1983)で共演のレベッカ・デモーネイ、『バニラ・スカイ』(2001)で共演のペネロペ・クルスらとの交際も噂に。

2020年末に「ミッション〜」最新作で共演したヘイリー・アトウェルと噂になったが、2022年夏に破局。本年5月には、人気ミュージシャン、シャキーラと一緒にF1グランプリを観戦して注目を集めたが、こちらはただの友人との説も。エンターテイメント界の女性たちとの華やかな恋の噂も、映画スターらしい!?

理由6:常に先を見据える

常に新作企画が進行中。まず、次回作は今回の新作に続く『〜PART TWO』。また、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)の続編企画も消えていない。

注目なのは、ハリウッド映画で初めて、宇宙で撮影する映画の企画。2020年5月に製作が発表され、製作にはNASAとイーロン・マスクCEOの航空宇宙会社、スペースXが参加する予定。その後、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、現時点では本作に具体的な動きはないが、ハリウッド史上初めて宇宙で撮影される映画に、クルーズ以上に似合うスターはいない。

理由7:映画界全体の発展にも力を注ぐ

画像: 『トップガン マーヴェリック』で演じた役そのままに未来を担う若手俳優たちを育成 Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images

『トップガン マーヴェリック』で演じた役そのままに未来を担う若手俳優たちを育成

Photo by Stephane Cardinale - Corbis/Corbis via Getty Images

本年のオスカー候補者の昼食会では、スティーヴン・スピルバーグ監督がクルーズに「君が(コロナ禍の)ハリウッドを救ったんだ」と感謝したが、『〜マーヴェリック』の大ヒットだけでなく、クルーズ自身も業界全体に貢献している。

彼は、クリストファー・ノーラン監督『TENET テネット』(2020)公開前も、DCのスーパーヒーロー映画『ザ・フラッシュ』(2023)公開前も、注目作はいち早く試写で見て、自分が感動するとすぐに称賛コメントを公表する。

また、若手俳優の育成にも熱心で、『〜マーヴェリック』では若手俳優たちのための戦闘機訓練プログラムを考案して一緒に実行、俳優たちに感謝された。『ミッション〜』最新作で共演したヴァネッサ・カービーも、英「インデペンデント」紙の取材で「トムは周囲にいる人々全員を奮い立たせて、自分の使命は絶対にやり遂げられると信じさせてくれるんです」と感謝している。

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