「好きだ!」と、たったひとこと書かれたラブレターから始まった交換日記。でも、本当の宛先は親友だった……。高校生の切ない秘密の恋を描く全女子共感の青春小説を映画化した『交換ウソ日記』。親友の瀬戸山の恋を応援する親友・米田と希美の放送部の先輩で元カレ・矢野を演じるのは、TikTokのフォロワー数60万人超え、10代女子に圧倒的な人気を誇る曽田陵介と22歳にして20作目の映画出演を果たした若き演技派・板垣瑞生。いまもっとも輝く〈ネクストブレイク〉が、役作りや現場でのエピソードを語ってくれた。(文・金子裕子/デジタル編集・スクリーン編集部/写真・奥田耕平(THE96))

曽田陵介プロフィール

画像: hair&make/いたつ styling/岡村春輝

hair&make/いたつ styling/岡村春輝

1997年10月24日生まれ。島根県出身。2018年からTikTokを開始して、現在のフォロワーは60万人超え。ドラマ「不幸くんはキスするしかない!」(2022年)でドラマ初主演。

このほか、「村井の恋」「unknown」などの多くのTVドラマや配信ドラマ、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(2023年)などに出演している。

“いろんな世代の方にも楽しんでもらえると思う。手書きの文字でのコミュニケーションが忘れられがちだけど、直筆の文字で読むメッセージのドキドキ感は格別です!”

画像1: 『交換ウソ日記』曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

米田晴人(曽田陵介)

学校イチのモテ男子・瀬戸山の親友で、明るくハッピーなムードメーカー。瀬戸山の恋を全力でサポートする、めちゃいい奴。しかし、その一生懸命な行動が、誤解を生んでしまう。

板垣瑞生プロフィール

画像: hair&make・奥山信次(b.sun)/styling・石橋修一/衣装協力・ジャケット¥77,000 シャツ¥30,800、パンツ¥31,900(以上全てANARCHIST TAILOR/HanxSTORE 03-6677-7741) シューズ¥74,800(KIDS LOVE GAITE/FAITH 03-6304-2937) その他スタイリスト私物

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2000年10月25日生まれ。東京出身。2014年『闇金ウシジマくんPart2』で映画デビューを果たし、翌年の『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』では第25回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。『初恋ロスタイム』(2019年)で映画初主演を果たした後も多くの映画に出演。

ドラマも、NHK朝ドラ「エール」(2020年)、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(2021年)、「SUPER RICH」(2021年)など多数に出演している演技派若手俳優。

“ウソがきっかけでも「愛している」という気持ちが真実なら、恋愛を始める一つの選択肢になると思います。多くの方たちに観て頂いて、素敵な恋愛をして欲しいと思います!”

画像2: 『交換ウソ日記』曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

矢野大翔(板垣瑞生)

希美の放送部の先輩で、元カレ。音楽や映画などに広い知識のあるサブスク系男子。いまでも別れた希美を気にかけ、静かに見守っていたが、卒業を間近に控えて放送部を去る前に、想いを固める。

曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

画像1: 曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

──女子に大人気の青春小説の映画化『交換ウソ日記』に参加された感想は?

曽田:高橋文哉さんが演じる“学校イチのモテ男子”瀬戸山の親友・米田役でしたが、なにしろ25歳なのに高校生の制服を着させていただけるのが嬉しくて、着こなしには気を使いました。

曽田:米田はテンションの高いキャラなので、赤とか黄色の蛍光色のパーカーを重ね着して、明るくハッピーな雰囲気に。だけどチンピラにならないように気をつけて。まぁ、スクリーンで見たら、意外と可愛く着こなしているので、いいかなぁと(照れ笑い)。

板垣:僕が演じた矢野は、桜田ひよりさんが演じた希美と同じ放送部に所属する先輩で、元カレでもあるという設定。こういう物語で“先輩”という立ち位置は初めてだったので、おもしろいなと思いました。

板垣:そこでちょっと大人っぽい先輩感を出すには「カーディガンがいいかな?」と提案したら、スタッフの方たちも「いい!」と言ってくださって。白いカーディガンを着ることになりました。

──役柄のどこを意識して演じましたか?

曽田:米田は瀬戸山の恋愛を応援するんですが、それによって自分が好意を抱いている同級生の優子に誤解されてしまう。そういう意味で、応援している時のめちゃ高いテンションと自分の恋心のシリアスさと、バランスを取って演じるようにしました。米田って、本当にいい奴ですよ。だから、「こいつが僕の友達だったら、いいな」と思う男子をイメージしてキャラを作った感じです。

板垣:矢野は、知識も豊富なサブスク系男子だと思って。髪型も最初は前髪を上げるスタイルの予定でしたが、少しウェイビーにしてふんわりした、どこかオタクの雰囲気も漂うスタイルに変えました。

板垣:青春ラブストーリーでは登場人物がみんなキラキラしていて、現実感が薄れてしまいがちですよね。そういう意味では、現実をちゃんと見ている矢野のリアルな存在感が物語の要になるようにと意識してキラキラ感も抑えました。時々キラキラ光線も出してはいましたけど(笑)。

曽田:えっ、どこ? キラキラしてた?(笑)

板垣:してたよ!

曽田:ひたすら真面目な男子だったような?

板垣:愚直にね(笑)

──お二人は以前からのお知り合いですか?

板垣:プライベートで偶然にお会いしたことがあって。今回の初共演を、すごく楽しみにしていたのですが……。

曽田:最初の現場で「お久しぶり〜」って言おうかなと思ったら、いなかった(笑)

板垣:同じシーンが少なくて。でも最初から気が合う雰囲気なんですよ。今日も久しぶりにお会いした感じがしない。

曽田:そうだよねぇ(笑)

画像2: 曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

──印象に残っている撮影エピソードは?

曽田:瀬戸山や希美や、みんなで行った遊園地のシーンですかね。僕、ジェットコースターがすごく苦手なんですけど、最初の台本ではジェットコースター大好きの設定だったんです。でも、ずっと「乗りたくない、乗りたくない」って言っていたら、台本を「苦手設定」に変えてくださって。大感謝です。

板垣:エピソードと言うか、個人的に密かに楽しかったのは、球技大会が行われた体育館のシーン。マイクとコントロールパネルが置かれたテーブルって放送部員しか座れない、いわば特別な場所。そこで矢野は希美にある想いを伝えるのですが……。

板垣:まず放送部員って、みんなが聴きやすいように声のトーンを一定にするよう心がけているものなんです。放送の音量も一定にして。僕、役作りのために生配信の動画を見て研究しましたから、そのへんは正確です。

板垣:でもあのシーンでは放送部員であることを忘れて感情を爆発させたいというか。矢野の「言いたい」という熱い想いがこもっているシーンなので、音量を大きくするためにコントロールパネルのツマミをいじりつつ、意思表示をしていたんですよ。みんなが気づくかわからないけど(笑)

曽田:傍で見ていて、何やっているのかな? とは思ったけれど、そういう意味だったんだ! 細かいところまで気配りしていて、すごい!

板垣:僕も小学校の頃に放送部員だったけどマイクの前で喋る機会がなかったから。今回、役を通してマイクに向かってきちんと話せて、夢が叶ったような気分。懐かしかったです。

曽田:じつは、小学校の頃にクラスのみんなとノートを回す感じで交換日記をしていたことがある。だから「次の算数の時間に、どんな返事が来るのかな?」みたいなドキドキ感を体験していて、今回の“交換日記”がすごく懐かしかった。

曽田:そういう意味でも、この『交換ウソ日記』は若い人だけでなく、いろんな世代の方にも楽しんでもらえると思うんだ。手紙とか交換日記とか、手書きの文字でのコミュニケーションが忘れられがちだけど、直筆の文字で読むメッセージのドキドキ感は、格別です!

板垣:タイトル通り、ウソの交換日記から恋愛がスタートする物語。とはいえ、ウソがきっかけでも心の中にある「愛している」という気持ちが真実だったら、ウソも恋愛を始める一つの選択肢になると思います。

板垣:だから、付き合う前にウソをついてしまって、いまさら本当のことを言い出せないカップルや、恋愛をしたいけど方法とか選択肢がわからない人など、多くの方たちに観ていただいて、素敵な恋愛をして欲しいと思います!

曽田:う〜ん、かっこいい!

画像3: 曽田陵介×板垣瑞生インタビュー

──ヘヴィロックなど、サントラにも注目ですが。好きな音楽は?

板垣:フランク・シナトラからボサノバ、日本のヒップホップも海外のヒップポップも。なんでも聴いています。この映画で使われる楽曲も物語にリンクしていて、好きです。

曽田:あまり聴かないですね…。たまに聴くとしたらGReeeeNさんとかback numberさんとか。イヤフォンしているけど、じつは無音とかが、多いです。音楽より映像かな。

──好きな映画やドラマ、これから演じたい役やジャンルは?

板垣:SFとかファンタジーが大好きで「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」シリーズ。「ハリー・ポッター」シリーズもとても好きです。友だちと「スター・ウォーズ」ごっこをするくらい好きです。『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)みたいなSFバトル作品に出演したいですね。

曽田:僕も、映画は好き。『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)など、好きな作品は何回でも見ます。演じてみたいのは、こんな顔していますが(ニヤリ)、じつはハードな刑事役。小栗旬さんが主演されたドラマ「東京DOGS」みたいな。カッコよくてスタイリッシュな刑事、やりたいです。

曽田:それにNetflixドラマ「ヴィンチェンツォ」のマフィアの弁護士カサノ役とかか。マフィア役とか、ダークヒーローにすごく憧れています。

板垣:あ、それもいい! 僕も刑事役とかダークな役をやってみたい。刑事コンビのバディ・ムービーとか、違う組織でバチバチやっているバチバチが同じ刑務所に入ってしまい、結局、絆を深めるとか。

曽田:うん。どれもいね。そういう作品で、瑞生くんと、いつか共演できたら嬉しいな。

板垣:そうそう、早めに実現したい。よろしくお願いします!!

『交換ウソ日記』2023年7月7日(金)公開

画像: 『交換ウソ日記』2023年7月7日(金)公開

希美は、空気を読みすぎてしまう不器用な高校2年生。ある日、移動教室で座った机の中に、「好きだ!」と書かれた手紙を見つけてびっくり。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。戸惑いつつも返事を瀬戸山の靴箱に入れ、その後に交換日記を開始するが。なんと、そのラブレターは希美の親友・江里乃に宛てたものだった……。

シリーズ累計60万部を突破した櫻いいよによる人気小説の映画化。監督は、今作が初の映画監督となる竹村謙太郎。これまでドラマ「アンナチュラル」(2018年)や「インビジブル」などで多彩な演出に定評があるだけに“ウソから始まる本当の恋の物語”をときに切なくときにスリリング描いて、キュンキュンさせてくれる。

キャスト陣には、瀬戸山役の高橋文哉や希美を演じる桜田ひよりをはじめ、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生など今をときめく若手ネクストブレイクが勢ぞろいしている。

『交換ウソ日記』
2023年7月7日(金)公開
日本/2023/1時間50分/配給:松竹
監督:竹村謙太郎
出演:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ/板垣瑞生

© 2023「交換ウソ日記」製作委員会

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