バンドも家族との時間も、底抜けに優しい人柄も
その生き様こそがロックンロール。
1979年にシングル「ユー・メイ・ドリーム」がヒットし、日本のロックシーンに大きな足跡を残したバンド、シーナ ロケッツ。そのギタリストとして休みなく走り続け、最期までステージに立つことにこだわった鮎川誠の生涯に迫るドキュメンタリー映画が完成した。
揺るぎないロック哲学とロック教養を持った鮎川は最高のロックギタリストであると同時に、妻と3 人の娘たちと過ごす時間を何より大切にする優しい家庭人でもあった。
「生活とロックはイコールという世界に、シーナが引き込んでくれた」と話す鮎川。だが、15年2月14日に妻でバンドのヴォーカルのシーナが死去。
シーナ ロケッツはそこで止まるかとメンバーさえも思ったものだが、鮎川はバンドの動きを止めなかった。
3人になったシーナ ロケッツは以前にも増して精力的にライブ活動を行ない、やがてシーナの意志を引き継いでLUCY MIRROR こと末娘の知慧子がヴォーカルで正式加入すると、さらに活性化。22年に結成45周年を迎え、鮎川はまだまだ走り続けると誰もが思っていたのだが……。
本作は、23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭に於いて上映された『シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢』をもとに、所縁の人物へのインタビューやプライベート映像、貴重な音源などを加え再編集した内容となっている。
さらにナレーションはバンドのファンでもあった俳優の松重豊が務めている。笑顔でロックを続けた日本で最も愛されたロックンロール・ギタリストの素顔と、最後までステージに立ち続けたいという情熱、そして生涯見続けた夢とは――。
この度解禁された場面写真では、愛用のレス・ポール・カスタムギターをライブで掻き鳴らす鮎川の姿や、シーナと共にライブで演奏する様子、シーナの跡を継ぎバンドに加入した娘のLUCY MIRROR と共にライブで演奏する姿など、音楽と共に過ごしてきた鮎川誠の姿が切り取られている。その他、家族の記念写真や、インタビューに答える鮎川の表情なども切り取られている。
『シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~』
8月11日 (金・祝)に福岡先行上映、8月25日(金)より全国公開
出演:鮎川誠 シーナ 鮎川陽子 鮎川純子 LUCY MIRROR 唯子 ナレーション:松重豊
監督・編集:寺井到
配給:KADOKAWA
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