本作公開記念『ロングデイズ・ジャーニーこの夜の涯てへ 3Dバージョン』が三日間限定特別上映
2022年カンヌ国際映画祭短編部門で突如発表されたビー・ガン監督待望の最新作は、彼のポエティカル、かつ寓話的世界観が凝縮された、わずか15分のショートフィルムだった。
黒猫に案山子、ロボット、悪魔といったアレゴリカルエレメンツを登場させ、実存する原風景の中に人工的、未来的なセットを融合させることで、ビー・ガン特有の既視感にも似た映像空間が浮かび上がってくる。
今回、この15分間の短編映画『Bi Gan | A SHORT STORY ビー・ガン ショート・ストーリー』を、ワンコイン(500円)でシアターリリースするという実験的な試みを行うことも、本作の話題の一要素ともなっている。
同時に発表するポスターヴィジュアルは、『戦場のメリークリスマス』『黒衣の刺客』などを手掛けた成瀬慧氏が担当。本編の中で印象的なシーンの一つ、女性が動く列車の前方扉を開け放つシーンが採用され、奇想天外な物語の先にある、不可思議な世界を覗き見ているようなニュアンスが表現されたデザインになっている。
予告編では、帽子にマントを羽織った変わり者の黒猫に導かれて、三人の奇人と出会う過程が詩的な映像で綴られており、より寓話的な世界観を強調した編集になっている。
また本作の公開に合わせて、『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ3Dバージョン』を、旗艦館のヒューマントラストシネマ渋谷において10/27より三日間の期間限定プレミア上映することも決定。さらに大阪・なんばパークスシネマでも11/3から三日間の期間限定公開が追加で決定した。なお初公開時がコロナ禍だった為、3D版の上映は関西初となる。
この再上映に際し、新ビジュアルも発表。赤い渦の中に浮かび上がるヒロイン(タン・ウェイ)の膝の上にはピストルが置かれ、作品のミステリアスで危険な雰囲気を表現したものになっている。デザインはリアリーライクフィルムズのオリジナル。
『Bi Gan | A SHORT STORY ビー・ガン ショート・ストーリー』作品概要
孤独で変わり者の黒猫は、自由になりたい案山子(ルビ=かかし)に尋ねました。
「この世の中で、一番大切なものは?」
答えに困った案山子(ルビ=かかし)は、黒猫に三人の奇人と会うように進言します。
ほろ苦さと引き換えに、希少な飴(ルビ=あめ)を配るロボット。
愛する人を忘れるために、食すると記憶が短くなるという麺を啜る女。
時間を操る魔法を使えるようになりたくて、劇場に棲みついた悪魔。
黒猫と三人の奇人たちが誘う、15分間の奇想天外・寓話的映像体験の旅へ。
2022年度カンヌ国際映画祭短編部門オフィシャルコンペティション 2022年度サンダンスフィルムフェスティバル正式上映 2022年度サン・セバスチャン国際映画祭正式上映 ニューヨークフィルムフェスティバル2022正式上映 イメージフォーラムフェスティバル2022正式上映 Short Shorts Film Festival & ASIA 2023正式上映
10.27(fri) ワンコイン(500円)ロードショー!
ヒューマントラストシネマ渋谷
11.3 (fri)から1週間限定公開 大阪・なんばパークスシネマ
ビー・ガン / ショートストーリー公開記念 「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ3D版」特別上映決定!
10.27(金)〜29(日)3日間限定 ヒューマントラストシネマ渋谷
11.3 (fri)〜5(日)3日館限定公開 大阪・なんばパークスシネマ
ビー・ガン 監督・脚本・製作 タン・ジョウ チェン・ヨンゾン チェン・グーファ
撮影: リー・ジアネン 美術: ドウ・ルシィ 音響: リ・ダンフェン 衣装: リ・ファ 編集: イ・シャン 音楽: ウァン・ウェン 日本版宣伝デザイン 成瀬慧 (restafilms)
[原題 破碎太阳之心 | 2022年度中国・フランス合作映画 | 中国語 | 上映時間15分 | アスペクト比4:3| サウンド 5.1ch
配給 :リアリーライクフィルムズ
© Dangmai Films / ReallyLikeFilms