『シェイプ・オブ・ウォーター』のオスカー監督ギレルモ・デル・トロが、9月7日、開催中のトロント国際映画祭にサプライズで登場して来場者を沸かせた。

彼がやってきた理由は宮崎駿監督の新作アニメ『君たちはどう生きるか』を見るため。この日は同作のワールドプレミアで、日本以外で同作を最初に見られるのがこの映画祭だった。映画祭のCEOキャメロン・ベイリーが会場でデル・トロ監督を『宮崎監督のもっとも熱狂的なファンです』と紹介すると、デル・トロも『彼は、どうやったら、私が重い尻を動かすかを知っている!』と返答。さらに宮崎監督の作品についても熱弁。『宮崎監督は、私の意見では、アニメーション史上最も偉大な監督であり、彼の映画は、対話と問いかけに満ちている。彼の映画はわかりやすくはないが、彼自身をも率直に描いていて、映画を見ていると彼と会話をしているような気分になる』と語った。
デル・トロ監督は立体アニメ『ギレルモ・デル・トロのピノッピオ』を監督し、アニメ映画『カンフー・パンダ3』の製作総指揮を務めるなど、アニメ作品にも積極的に関わっている。

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