内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が、今月9月14日にクランクインした。本作は企画段階から、海外配給会社の注目を集め、フランス、韓国、香港そして日本の4つの国と地域での共同製作映画となる。

世界が注目する新鋭・内山拓也監督商業長編デビュー作!

画像: (左から)磯村勇斗、福山翔大

(左から)磯村勇斗、福山翔大

『佐々木、イン、マイマイン』(2020 年公開)で、若者から圧倒的な支持を得て、各界の著名人からも大絶賛され、新人賞を総なめした内山拓也監督の商業長編デビュー作となる『若き見知らぬ者たち』が、今月9月14日にクランクインした。

脚本は、監督自ら書き上げたオリジナル作品。本作は企画段階から、海外配給会社の注目を集め、フランス、韓国、香港そして日本の4 つの国と地域での共同製作映画となった。

主演はクリエイターたちからの信頼も厚く、今年も出演映画が既に5 作品公開と話題作の出演が後を絶たない磯村勇斗。父の借金返済そして難病の母の看病。

重くのしかかる家族の問題と自身の人生とのはざまでもがき苦しみながらも、ささやかな幸せを掴もうとする主人公・彩人を演じる。

その弟で同じく亡き父の借金返済を担いながら、父の背中を追って始めた総合格闘技の練習に明け暮れる壮平を演じるのは、若手実力派として注目を集める福山翔大。磯村勇斗と福山翔大とともに、若き才能・内山拓也監督が、世界へと挑む。

STORY

風間彩人は、亡くなった父の借金を返済し、難病を患う母の介護をしながら、昼は工事現場、夜は両親が開いたカラオケバーで働いている。彩人の弟・壮平も同居し、同じく、借金返済と介護を担いながら、父の背を追って始めた総合格闘技の選手として日々練習に明け暮れている。

息の詰まるような生活に蝕まれながらも、彩人は恋人との小さな幸せを掴みたいと考えている。しかし、彩人の親友の結婚を祝う、つつましくも幸せな宴会の夜、彼らのささやかな日常は、思いもよらない暴力によって奪われてしまう――

磯村勇斗コメント

今回はタイトルにもあるように、同世代の若いキャスト・スタッフさん達が多く、みんなで一緒に作品を創り上げていく現場になりそうなので、今から撮影が楽しみです。

既に、内山監督のオリジナルな発想と、仲間を大切にする想いを、撮影前からひしひしと感じています。皆さんのお力をお借りしながら、この作品が最後まで完走できるよう自分自身も向き合い、育んでいきます。

福山翔大コメント

何が何でも、この物語を届けたい。お話をいただいた時に、そう感じました。
本作が描く、突きつけられる死⽣観に何度台本を読んでも、うなだれ、⽴ち上がりたくなりました。
僕が演じる壮平は、総合格闘技の選⼿ということで昨年から約1 年間、様々な⽅のサポートのもとジムに通い、トレーニングしてきました。

⽇々の⾷事が変わり、過ごし⽅が変わり、⽣活そのものが⼀変しました。その全てを懸けられる作品に出逢えた喜びと情熱を胸に、最後まで演じ抜きたいと思っています。

本作の⽣みの親である内⼭拓也監督、兄の彩⼈役を演じられる磯村勇⽃さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフのみなさまと世界に届く熱を⽣み出せればと思います。
宜しくお願いいたします。

内山拓也(原案・脚本・監督) コメント

脚本は、2016 年のPFFで「ヴァニタス」の上映が終わった後に描き始めました。この7 年間は、ころころと変化する天気のように、灼熱の太陽にさらされ、雨は激しく降り注ぎ、時に嵐が巻き起こる、ついていくだけでもやっとな毎日でした。

それでも、どんなに時代が移り変わっても変わることのない核が、この企画にはずっとありました。
本作は、わたし自身と同じような、名もなき戦士の物語です。

わたしたちはずっと、常に若き見知らぬ者たちです。皆さまにお届けできる日を想像しながら、大切に撮影していきます。

『若き見知らぬ者たち』
出演:磯村勇斗、福山翔大
原案・脚本・監督:内山拓也
配給:クロックワークス
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