“原点”がついに、HD リマスター版で配信開始!
スターチャンネルは、「機動戦士ガンダム」 や「装甲騎兵ボトムズ」を生んだクリエイターたちが’70 年代初頭に創造していた本格SF アニメの金字塔「ゼロテスター」 を10月2日(月)よりAmazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX 」にて配信開始します。昭和TV アニメである本作、見放題サービスでの配信は今回が作品史上初となる。
「ゼロテスター」は、大ヒットした英国製特撮人形劇『サンダーバード』 (日本での初放送は1966 年)の日本語吹替版制作で大成功をおさめた東北新社が、和製『 サンダーバード』 を目指し企画されたという背景を持つ。
本作の主人公はヒーローでもロボットでもなく、当時は〝 第三のSF アニメ〟 として登場。そのSF 及びビジュアル面を創造したのが、当時新進気鋭のSF 作家・高千穂遙率いるクリスタルアートスタジオぬえだった。つまり後の「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」に繋がる、70 年代から80 年代のSF アニメの〝 架け橋〟 こそが「ゼロテスター」なのである。
作り手の豪華さはクリスタルアートスタジオ スタジオぬえだけにとどまらない。監督は「装甲騎兵ボトム」(83 年)などで高い評価を得た高橋良輔。各話絵コンテ及び演出には「機動戦士ガンダム」(79 年)などの富野由悠季(当時は富野喜幸)、「宇宙戦艦ヤマト2」(78 年)の棚橋一徳らが担当。
各話作画監督には「マジンガーZ」(72 年)の中村一夫、「機動戦士ガンダム」の安彦良和(絵コンテや演出も兼任)らがあたり、原作を「勇者ライディーン」(75 年)の鈴木良武(五武冬史名義で脚本も執筆)が担当。
また、各話脚本を「戦闘メカ ザブングル」の吉川惣司、「サイボーグ009」(79 年)の山崎晴哉、「機動戦士ガンダム」の山本優、「機動戦士ガンダム」や「超時空要塞マクロス」等を執筆する、当時クリスタルアートスタジオ(別名:ジョン・デドワ)所属の新人だった松崎健一らが手がけた。今これだけの顔ぶれを一作品に揃えるのはほぼ不可能ともいえる超豪華なスタッフ陣が集結している。
本作の3 人の主人公の一人・吹雪シン役の声は「シティーハンター」(87 年)の主人公・冴羽獠役の神谷明。神谷は翌74年4月スタートの元祖合体ロボットアニメ「ゲッターロボ」の主人公・流竜馬(リョウ)役と並行して本作に出演。もう一人の主人公・荒石ゴー役の竹尾智晴(現在は中尾隆聖)は「ドラゴンボールZ」(89年)のフリーザの声で広く知られる。
女性主人公・リサ役の声を務めるのは『 宇宙戦艦ヤマト』 (74年)の森雪役でも知られる現在は声優のほか人気講談師・一龍斎春水として活躍中の麻上洋子(一龍斎は「シティーハンター」で野上冴子の声優も務めており、大ヒット中の最新作『 劇場版シティーハンター 天使の涙 エンジェルダスト 』 でも神谷と共演)。対する敵・アーマノイドは当時のベテラン声優陣が担当している。
初代司令官のメビウスの声を「ONE PIECE」(同年)のネフェルタリ・コブラ役を演じた家弓家正、二代目司令官のバルギス役を「バビル2世」(’73年)のヨミ役などで有名な大塚周夫が務める。そしてアーマノイド・ボスを「天才バカボン」(1971年)のバカボンパパ役等で有名な雨森雅司が演じている。
さらに、広川太一郎や川久保潔、八代駿らすでに鬼籍に入った方々も含め、“レジェンド声優”が綺羅星のごとく大集結している。世界を魅了する日本のTV アニメを形作ってきたキャスト・制作陣。そんな彼、彼女らの偉大なる〝原点〟 こそが本作なのだ。
「ゼロテスターHD リマスター版」
10 月2 日(月)よりAmazon Prime Video チャンネル「スターチャンネルEX 」にて配信開始
© J.D& 東北新社