『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前田弘二と脚本・高田亮が贈る〈おかしな二人の物語〉第二弾『こいびとのみつけかた』が、10 月27 日(金)より、新宿シネマカリテほか全国公開となる。それに合わせ、名脚本家・高田亮のおすすめ代表作3選をご紹介!

高田亮の脚本作品からおすすめ3作品!

話題作やヒット作の裏側には、意外な共通点がある。脚本家の高田亮は、2014 年に公開した『そこのみにて光輝く』を筆頭に、あらゆるジャンルの映画を横断しながら、ヒット作を生み出し続けている。

主な代表作には、劇場映画デビュー作となった吉高由里子主演の『婚前特急』や、佐藤泰志の小説を映画化した『オーバー・フェンス』、成田凌と清原果耶のダブル主演『まともじゃないのは君も一緒』、阿部サダヲ主演で大ヒットした『死刑にいたる病』などがある。

シリアスなサスペンスから、ラブコメディに至るまで幅広いジャンルで執筆を続け、映画ファンからは絶大な信頼を得ている名脚本家だ。そこで今回は“脚本”に注目し、高田亮の脚本作品からおすすめ3 作品をご紹介いたします。映画を選ぶ際には脚本にも注目してみてはいかがでしょうか?

『こいびとのみつけかた』 10月27日(金) 公開

画像: 『こいびとのみつけかた』 10月27日(金) 公開

コンビニで働く女の人・園子(芋生悠)に片想いをしている植木屋でトワ(倉悠貴)は、毎日植木屋で働きながら、彼女がどんな人か想像している。なんとか話したいと思った彼がついに思いついたのは、木の葉をコンビニの前から自分がいる場所まで並べて、彼女を誘うことだった。

二人は言葉を交わすようになり、周囲にはよく理解できない会話で仲を深めていくのだが、園子にはトワにうまく言い出せないことがあり…。脚本を担当した高田亮は本作へ「逃げたって追いかけたっていい。

叶わない夢を見て、できるわけがないと言われても気にしない。人間はもっと面白くなれるはず。世
の中はもっと楽しい場所のはず。そんなことを考えながら、この脚本を書きました。こんな脚本は二
度と書けないと思います」とコメントを寄せている。

『そこのみにて光輝く』 2014年公開

仕事を辞めブラブラと過ごしていた佐藤達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いものの人懐こい
青年、拓児(菅田将暉)と出会う。拓児の住むバラックに案内されると、そこには寝たきりの父、そ
の世話に追われる母、水商売で一家を支える姉の千夏(池脇千鶴)が暮らしていた。

世間からさげすまれたその場所で、ひとり光輝く千夏に達夫は次第に惹かれていく。やがてお互いに思い合うようになったある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知り…。今の日本を予期したような作品群を遺し、自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の唯一の長編小説を、呉美保監督メガホンで映画
化。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』 2021年公開

1995 年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろ
いもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999 年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった
――。

志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020 年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46 歳のボクは、いく
つかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……。

作家の燃え殻が2016年に発表したデビュー小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」を、主人公・森山未來、ヒロイン・伊藤沙莉にて映画化。

『こいびとのみつけかた』
10月27日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開
監督:前田弘二
出演:倉悠貴、芋生悠、成田凌、宇野祥平、川瀬陽太、奥野瑛太、高田里穂、松井愛莉
企画・製作・配給:ジョーカーフィルムズ
©JOKER FILMS INC.

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