豪華キャスト一挙勢揃い!
累計発行部数670万部を突破するヤンキー漫画「OUT」(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)が待望の実写映画化! 監督・脚本は『ドロップ』で大ヒットを打ち出した品川ヒロシ。原作は、品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。 狛江の狂犬 と恐れられた伝説の超不良・井口達也が、少年院から出所した。
地元から遠く離れた叔父叔母の元、焼肉店・三塁で働きながらの生活を始めるが、保護観察中の達也は、次喧嘩をすれば一発アウトだ。そんな彼の前に現れたのは、暴走族「斬人(キリヒト)」副総長の安倍 要。この出会いが達也の壮絶な更生生活の始まりだった。暴走族の抗争、新しい仲間・家族との出会い、守るべきものができた達也の進む道は── 。
主人公・井口達也役の倉悠貴、暴走族「斬人」のメンバー、総長・丹沢敦司役の醍醐虎汰朗、副総長・安倍要役の⽔上恒司、特攻隊長・長嶋圭吾役の與那城奨(JO1) 、親衛隊長・目黒修也役の大平祥生(JO1) 、期待のルーキー・沢村良役の金城碧海(JO1) 、ヒロイン・皆川千紘役の与田祐希(乃木坂46) 、達也を預かる焼肉店・三塁を営むおばちゃん、おじちゃん役の渡辺満里奈、杉本哲太、焼肉店を訪れる客を演じる庄司智春 品川庄司 、そして、熱き青春物語のメガホンをとった品川ヒロシ監督という総勢11 名が登壇した舞台挨拶。
総勢11 名のキャスト・監督らが登場すると場内からは大きな歓声が。主人公・井口達也役の倉悠貴は、「無事に公開を迎えられて嬉しいです」と初日を迎えた心境を素直に明かすと、映画鑑賞直後の熱気漂う場内に向かって「いかがでしたかー?」と問いかける。その言葉に、観客からは大きな拍手が届き、主演の倉は満面の笑顔に。
監督・脚本を務めた品川もその喜びもひとしおのようで「この1 、2 ヶ月とにかく長かったですね。早く封切りにならないかと毎日思っていたんです。たくさんある映画の中でこの作品を選んでくれてありがとうございます」と初日に駆けつけた来場者へ感謝の言葉を伝えていた。
撮影当時の大変だった思い出を聞かれた登壇者らは、それぞれ誰から答えるか様子を伺う状況に。そこに、司会から挙手制で!と珍しい形の流れが提案されると、品川監督は思わず「あんまり舞台挨拶で挙手制ってないけどね(笑)」とするどくツッコミ。
場内にも笑いが起きるなか、「庄司は絶対にトップバッターじゃないし、ラストでもない」とフリのようなコメントが品川監督から飛び出し、全員の視線が庄司に集中!
自身でも「絶対僕じゃないでしょ!」とうろたえながらも「劇中で(醍醐くん演じる丹沢に)顔を踏まれるシーンがあるんですけど、監督が現場で急にスニーカーに血糊を塗りはじめて…それを僕の顔にニヤニヤしながらつけるんです。本当に(人の顔を)踏んだことないとその発想はないでしょ!」と、相方でもある監督に全力抗議!
それに対し監督は「人の顔踏んだことなんてないよ!」と釈明しながら「実際に劇中でも跡がついていると思うので、ぜひもう一回見てみてください(笑)」と楽しそうに撮影を振り返っていた。
倉はというと「思い出に残っていることと言うと、1、2月に撮影してたので凄く寒くて…筋トレしてるシーンで、凄い湯気が出てたと思うんでから、あれはCGで足したのではなく現場の近くに簡易サウナを設置して、そこで10分~15分くらいみんなで入ってからダッシュで現場に向かって撮影したんです」と驚きの撮影エピソードを披露。
安倍要役に挑んだ⽔上も「サウナの中で僕がつけていたネックレスがキンキンに熱くなってしまって」と明かし、司会が「それは水上さんがうっかりしてしまったんですね」と聞くと「はい、僕のせいです、僕が悪いです」と答え、お茶目な一面をのぞかせていた。
男性陣が過酷な撮影に挑む様子を目の当たりにしていた千紘役の与田は「目を背けたくなるくらいリアルに怖かったです」と激しいアクションシーンの裏側を見て肌で感じた心境を明かしながらも「大変そうだなーと思いながら縛られてました(笑)」と、最大の敵として達也たちの前に立ちはだかる爆羅漢との抗争シーンに巻き込まれていくハードな撮影秘話を茶目っ気たっぷりに明かし、肝の座りっぷりを披露。
また、それに対し水上が「最近はそういう殴り合いの喧嘩はしたことあるんですか?」と聞くと「プライデートでですか?最近はないです」と回答すると、水上は「そうだね。福岡は治安悪いからね」(与田と水上は同郷:福岡)と笑いを誘っていた。
さらに、本作には特攻隊長・長嶋圭吾役の與那城奨、親衛隊長・目黒修也役の大平祥生、期待のルーキー・沢村良役の金城碧海ら、JO1のメンバーが3人揃って出演しており、現場では彼らにとっても初めての経験が多かったとか。與那城はアクションを演じる中でNG出さずに、1発でキメなきゃならないハードがシーンが多かったそう。
「ガラスとか壁を殴るシーンは“1発で決めてほしい”と監督から何度か言われていて…」と現場での本音を思わずポロリ。それに対し品川監督は「いや、1回失敗しちゃうとセットを戻すのに時間かかっちゃうから…」と弁明しており、そんな二人の姿に登壇者や場内から笑いが。
與那城も笑顔をみせながら「プレッシャーがすごくて…でもいい経験ができました」と充実した撮影時間を過ごせたことを明かしていた。
達也を預かる焼肉店・三塁を営むおばちゃん、おじちゃん役の渡辺満里奈、杉本哲太の二人は、撮影時、彼らのアクションを見ることが叶わなかったと言い、渡辺は「私たちは焼肉屋のあたたかい場所でぬくぬくしていて…こんなことやってたのってびっくりしちゃいました」と体を張ったアクションを披露した若手俳優らを称賛。
杉本は特に倉と多くの撮影シーンを共にしており、「会うたびにいい顔にね、ヤンキーの顔になっていっていましたよ」とその繊細な演技にも賛辞を贈っていた。
さらに杉本も渡辺同様に、「裏ではみんな優しくて礼儀正しい、いい子たちだったから…痛そうなこんなすごいアクションをやってたなんて…!?」と驚いたそう。
杉本からのこの言葉に金城は、「めちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。」とお礼の言葉を返していたが、あまりの声の小ささに⽔上から「声ちっさ!」と突っ込まれ、監督からも「普段そんなんじゃないでしょ!」とイジられる自体に。
終始笑いが絶えず、舞台挨拶も盛り上がりをみせる中
映画のタイトルにちなんでそれぞれが「OUT」なエピソードを披露する企画も実施!
大平はフリップに「それ◯◯やないかい!」というツッコミの言葉が書かれており、そのエピソードについて、斬人の副総長・安倍要の腹心・武藤将吾役を演じた久遠親(ちかし)との撮影秘話を披露。
「(斬人のたまり場の)ボーリング場で、お見舞い行ってきたんだーっていう話を聞いていて。お見舞い??と思ってよくよく聞いてみたら親が“大吉”だった!みたいなこと言ってて…それお参りやないかい!っていうことがあったんです(笑)」と明かし、場内からも笑いが。
現場の和気あいあいとした雰囲気が伝わる和やかなトークが繰り広げられた一方で、丹沢役を演じた醍醐は「朝一のカルビ」と回答。「焼き肉を食べるシーンがあったんですけど…朝一からカルビを食べなきゃいけなくて…」と過酷なアクションとは一味違った意外な苦労話しを明かしていた。
まだまだトークに花を咲かせる登壇者らだったが、最後に品川監督からの挨拶が。「ヤンキー映画だと、荒くれ者が暴れているだけのイメージを持たれるかもしれないけど、その中には、ちゃんと愛と葛藤も描かれていて、若い人たちの感情とリンクする部分もあると思います」と作品をアピール。
真面目に舞台挨拶が終了すると誰もが思っていたが、「庄司も老体にムチ打って、初日に映画を観てくれているんで…でも庄司だけだと弱いのでミキティーと観てください」とまさかのオーダーが入り、場内は大爆笑!
庄司は 「監督、それアウトですよー!」 とタイトルにかけて突っ込むも、 「それ別にうまくないから」 と品川監督にぴしゃりと締められ、品川監督作品らしい爆笑の中で、盛り上がりをみせた舞台挨拶は幕を閉じた。
『OUT』絶賛公開中
配給:KADOKAWA
Ⓒ2023 『OUT 』製作委員会