2024年に創立30周年を迎えるサーチライト・ピクチャーズが、長編デビュー作『37セカンズ』でベルリン国際映画祭ほか世界中の映画祭で喝采を浴びた、日本人監督HIKARIが監督を務める長編映画『Rental Family(原題)』の全世界配給権を獲得し、オスカー俳優ブレンダン・フレイザーを主演に迎え、来春より日本で撮影を開始することが決定した。

他人の人生の中で演じることを通して、思いがけず自分自身を発見していく姿を描くドラマ

『Rental Family(原題)』(配給/ウォルト・ディズニー・ジャパン)は東京で暮らす落ちぶれた俳優が、形ばかりのアメリカ人男性として日本のレンタル・ファミリー会社に雇われ、他人の人生の中で演じることを通して、思いがけず自分自身を発見していく姿を描くドラマ。主演を務めるフレイザーは1968年アメリカインディアナ州出身の54歳。昨年、ダーレン・アロノフスキー監督の『ザ・ホエール』で演じた、疎遠だった娘への無償の愛を紡ぐ、チャーリー役での演技が世界中の賞賛を浴び、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞。いまキャリアの頂点に立ったブレイザーが、次回作として選び、主演を約束したのが本作だ。

HIKARIと、パートナーである撮影監督スティーヴン・ブレイハットが脚本を手がけた、日本語作品のデビュー作『37セカンズ』は、2019年ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞・国際アートシアター連盟賞を受賞。2人は今作でもタッグを組んで脚本を担当。製作会社Sight Unseen Productions(『A Thousand and One』、『バッド・エデュケーション』でサンダンス映画祭審査員大賞を受賞)のエディ・ヴェイスマンとジュリア・レベデフ、HIKARI、山口晋(『37セカンズ』)が製作を担当。ブレイハットと小泉朋が製作総指揮を務める。
「HIKARIは鋭いビジョンを持った監督で、彼女が持つ独創性を長年賞賛し続けてきました。彼女や日本のチームとともに、来年、新たな冒険を始められることをとても楽しみにしています」とサーチライト・ピクチャーズ共同社長のマシュー・グリーンフィールドとデヴィッド・グリーンバームは語る。

先に公開された最新出演作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』も話題のフレイザー。日本で撮影されるオスカー後初の本格的主演作に早くも注目が集まる。なお、日本人出演者を含むキャスティングは現在進行中。

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