愛した⼈の本当の姿を、あなたは知っていますか?
世界には紛争のため故郷を追われた惑星難⺠Xが溢れ、各国がその対処に苦慮していた。いち早く受け⼊れを発表したアメリカに追随するように、⽇本も受け⼊れを決定。⼈間の姿をそっくりコピーして⽇常に紛れ込んだX がどこで暮らしているのか、誰も知らない。
X は誰なのか、彼らの⽬的は何なのか。社会には⾔葉にならない不安や動揺が広がり、誰もが隣にいるかもしれないXを⾒つけ出そうと躍起になっている。そんな中、週刊誌記者の笹憲太郎はX 疑惑のかかった柏⽊良⼦の追跡を始める。
スクープの為に⾃⾝の正体を隠しながら徐々に良⼦へ近づいていく笹。ふたりは少しずつ距離を縮め、やがて笹の中に本当の恋⼼が芽⽣えるが、良⼦がX かもしれないという疑いを拭いきれずにいた。果たして良⼦は本当にXなのか︖良⼦への想いと本⾳を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に⾒つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開
へ・・・︕
良⼦と台湾からの留学⽣・レン(ファン・ペイチャ)はコンビニアルバイトの同僚で、レンは⽇本語を勉強しながらアルバイトを掛け持ちしており、外国⼈というフィルターを無⾃覚的にかけられ、差別や⼼無い⾔葉を投げかけられることもしばしば。
しかし、何事にもフラットな良⼦はレンに対しても同様で、レンにとっては⼼置きなく悩み相談ができる頼もしく、⼼休まる存在だ。
この度解禁された本編映像では、公園でお弁当を⾷べながら良⼦がレンの相談に乗るシーン。⽇本語を勉強中であるレンは、不慣れな⽇本での暮らしや、付き合い始めたばかりの⽇本⼈の恋⼈についての悩みを英語で語り、それに対して良⼦が英語でアドバイスをする。映像の最後には中国語で「祝你好運(グッドラック)︕」と激励のコメントも。
そんな良⼦の優しさに触れたレンが「グッドラックですね」とニッコリ笑顔になるという⼼温まる国際交流のシーンとなっている。
上野の英語のセリフは⾮常に流暢な発⾳で、その会話にはまったく違和感がない。実は本作の撮影に挑むにあたり、およそ10⼈近い英語ネイティブの⼈たちや、英語が得意だというファン・ペイチャにセリフの発⾳・イントネーションをチェックしてもらい、会話に違和感がないかどうか、何度も練習を重ねていた。
⾃分が参加する作品のためには、⾃分ができる限りの努⼒を惜しみなく注ぎ込む上野ならではのエピソードだ。
そして12⽉1⽇(⾦)より公開され、初⽇から早くも鑑賞した⽅からは、「結末を観て、⾊々感想を語り合いたくなるラスト」「観客に“⾃分の中に偏⾒が⽣まれる瞬間を体験させる仕組みがある。
”そこが⾯⽩かった」「上野さんの最後の⼀⾔にびっくりした」などの感想が⾶び交い、「次は良⼦さんの⽬線で観たい」など登場⼈物それぞれの⽬線からもう⼀度観たいと早くもリピートする⽅も続出している。
2⽇には公開記念舞台挨拶も実施し、初⽇に客席で鑑賞した上野は鑑賞中涙がとまらなかったと話し、「映画館に通いつめることになりそうです」と主演作が公開した喜びの想いも語った。
⽇本語ができない外国⼈だからと差別することなく接する良⼦のように、⾒た⽬や⼈種で偏⾒の⽬を持つのではなく、何事も相⼿に寄りそうえる世の中になってほしいというメッセージも込められた本作。ぜひ劇場で楽しんで欲しい。
『隣⼈X -疑惑の彼⼥-』
12⽉1 ⽇(⾦)新宿ピカデリー他 絶賛公開中
出演︓上野樹⾥ 林 遣都
⿈ 姵 嘉 野村周平 川瀬陽太 / 嶋⽥久作 / 原⽇出⼦ バカリズム 酒向 芳
監督・脚本・編集︓熊澤尚⼈
原作︓パリュスあや⼦「隣⼈X」(講談社⽂庫) ⾳楽︓成⽥ 旬
主題歌︓chilldspot「キラーワード」(PONY CANYON / RECA Records)
配給︓ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション︓AMG エンタテインメント 制作協⼒︓アミューズメントメディア総合学院
©2023 映画「隣⼈X 疑惑の彼⼥」製作委員会 ©パリュスあや⼦/講談社