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ポール・キング
ティモシーは歌やダンスを難なくこなすトップクラスの俳優
ティモシーが初めてミュージカル映画に挑戦した『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(2023)でメガホンを取ったポール・キングは、彼をこう評した。
「高いスキルが求められる歌やダンスを難なくこなし、さらにウォンカのキャラクターを丁寧に作り上げてくれました。コミカルなシーンをお茶目に演じながらも、ウォンカがどんな人生を送ってきて、どういう心根を持っているのかを想像し、丁寧に汲み取って演じていたのが印象的でしたね。
ティモシーは、若い世代で活躍している人の中でもトップクラスの俳優なんじゃないかなと思います」。
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ドゥニ・ヴィルヌーヴ
彼は10年に一度の才能の持ち主。
貴族的な美貌に加え、ロックスターのようなカリスマ性も持ち合わせている
『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)でタッグを組んだヴィルヌーヴ監督のインタビュー。主人公・ポールのキャスティングにおいて、ティモシーが唯一の選択肢だったと言い切り、「役にふさわしい完璧な人だった」と称賛。
続編『デューン 砂の惑星PART2』制作にあたっても、彼の力が何よりも必要だったと話すヴィルヌーヴ監督。注目が集まる続編の日本公開は、2024年3月15日予定。
ルカ・グァダニーノ
知的で熱狂的で作品に対しては献身的。
私に言わせれば、彼はちょっとした天才
ティモシーを一躍スターダムに押し上げた『君の名前で僕を呼んで』(2017)。グァダニーノ監督は、出会った当時のティモシーを「隠しきれない決意と野心。それでいて、若い男性特有の独創的なナイーブさを持っていた」と振り返る。
再タッグとなった『ボーンズ アンド オール』(2022)ではプロデューサーにも名を連ねているティモシー。今では「最高の友人」なんだとか。
クリストファー・ノーラン
彼が若いころ一緒に仕事をしたよ。
彼が両親のもとを離れて自分の道を歩み始めた最初の映画で。
当時から彼は光ってたね。今もそうだけど!
2021年10月にロサンゼルス・DGAシアターで行われた、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督との映画『DUNE/デューン 砂の惑星』についての対談にて。『デューン~』でのティモシーを「作品のなかでも特別な存在。ティムなしでは考えられないと思った」とも語っていたノーラン監督。
『インターステラー』(2014)の公開から約10年。キャリアを積んだティモシーとの再タッグにも期待したい。
グレタ・ガーウィグ
当時はこんなことになるとは思っていなかったけど
彼が心ときめく人になるだろうと分かっていた
ティモシーのブレイク前に撮影された『レディ・バード』(2017)のほか、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)にも出演。「会ってすぐにこの子、すごい!と思った」というガーウィグ監督にとって、ティモシーは大のお気に入り。
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昨年大きな話題となった『バービー』(2023)では、ティモシーのカメオ出演も計画していたそう。実現しなかったのが残念!
ウェス・アンダーソン
彼は最年少にも関わらず、初めて参加するとは思えないほど、
すでに家族の一員であるかのようにチームに溶け込んでいた
ジェフリー・ライトを始めとするベテラン俳優たちともすぐに馴染んでいたと、ティモシーのコミュニケーション能力を評価するのは、ウェス・アンダーソン監督。
『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(2021)へのキャスティングは「フランス映画の巨匠、エリック・ロメールの映画から抜け出してきたかのような風貌。この役をティミー以外の誰かになんて考えもしなかった」とのこと。
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アダム・マッケイ
自分が演じる役の髪型、ルック、雰囲気に具体的なアイデアを持っていた。
彼が作ったキャラクターが大好きになったよ
「シャラメとはずっと一緒に仕事がしたいと思っていた」というマッケイ監督が手がけたNetflix『ドント・ルック・アップ』(2021)でティモシーが演じたのは、福音派のスケートパンク・ユール。
「最終的には、ユールが住んでいる設定のイリノイ州南部のスケートキッズにしか見えなかったし、彼の宗教的背景も組み込まれたキャラになった」と、ティモシーの役作りを絶賛!