アカデミー賞の前哨戦といわれる「第81回ゴールデングローブ賞授賞式」が2024年1月7日(現地時間)ロサンゼルスで開催され、原子力爆弾の発明家を描く『オッペンハイマー』がドラマ部門作品賞など5部門受賞で最多受賞となった。

コメディ/ミュージカル映画部門は『哀れなるものたち』が作品賞

『オッペンハイマー』は作品賞の他、クリストファー・ノーランが監督賞、キリアン・マーフィが主演男優賞、ロバート・ダウニーJrが助演男優賞、ルドウィグ・ゴランソンが作曲賞を受賞。ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』はコメディ/ミュージカル部門で作品賞とエマ・ストーンの主演女優賞を受賞。また昨年のナンバーワンヒット作『バービー』は新設の興行成績賞と主題歌賞を受賞。またアレクサンダー・ペイン監督の『The Holdovers』がコメディ/ミュージカル部門の主演男優賞(ポール・ジアマッティ)、助演女優賞(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)を受賞。フランス映画『落下の解剖学』が非英語映画賞と脚本賞を受賞した。
また日本の宮崎駿監督の新作『君たちはどう生きるか』がアニメーション作品賞を受賞。日本映画がこの部門で受賞するのは史上初の快挙。

画像: 『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

受賞一覧は以下の通り

【映画部門】
ドラマ部門 作品賞
『オッペンハイマー』
コメディー/ミュージカル部門 作品賞
『哀れなるものたち』
監督賞
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
ドラマ部門 女優賞
リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ドラマ部門 男優賞
キリアン・マーフィ『オッペンハイマー』
コメディー/ミュージカル部門 女優賞
エマ・ストーン『哀れなるものたち』
コメディー/ミュージカル部門 男優賞
ポール・ジアマッティ『The Holdovers(原題)』
助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『The Holdovers(原題)』
助演男優賞 
ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』
脚本賞
『落下の解剖学』
作曲賞
『オッペンハイマー』(ルドウィグ・ゴランソン)
主題歌賞
What was I Made for?『バービー』
非英語映画賞
『落下の解剖学』(フランス)
アニメーション映画賞
『君たちはどう生きるか』(宮﨑駿監督)
興行成績(シネマティック・ボックスオフィス・アチーブメント)賞
『バービー』
【テレビ部門】
ドラマ部門 作品賞
「メディア王 〜華麗なる一族〜」
コメディー/ミュージカル部門 作品賞
「一流シェフのファミリーレストラン」
ドラマ部門 女優賞
サラ・スヌーク「メディア王 ~華麗なる一族~」
ドラマ部門 男優賞
キアラン・カルキン「メディア王 ~華麗なる一族~」
コメディー/ミュージカルシリーズ部門 女優賞
アヨ・エデビリ「一流シェフのファミリーレストラン」
コメディー/ミュージカルシリーズ部門 男優賞
ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」
助演女優賞
エリザベス・デビッキ「ザ・クラウン」
助演男優賞
マシュー・マクファディン「メディア王 ~華麗なる一族~」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 作品賞
「BEEF/ビーフ ~逆上~」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 女優賞
アリ・ウォン「BEEF/ビーフ ~逆上~」
リミテッドシリーズ・アンソロジーシリーズ・テレビ映画 男優賞
スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ ~逆上~」
スタンダップ・コメディまたはテレビ作品演技賞
リッキー・ジャーヴィス 「リッキー・ジャーヴィス:アルマゲドン」

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