『キャロル』のトッド・ヘインズが監督を務め、ナタリー・ポートマン、ジュリアン・ムーアが共演した『MAY DECEMBER(原題)』が、現地時間1月23日(火)に第96回アカデミー賞で脚本賞にノミネートされたことが発表された。日本では2024年公開予定。

各映画賞でも話題に!13歳と36歳のスキャンダルを基にしたラブサスペンス

本作は、13歳の少年と36歳の女性の実在のスキャンダルをベースに描かれたラブサスペンス。米「IndieWire」「NY Times」「The Hollywood Reporter」、英「The Guardian」などが2023年ベスト映画として選出している。

脚本家はサミー・バーチ。本作で一躍脚光を浴び、助演男優のチャールズ・メルトンと共に数々の映画賞を獲得している。ニューヨーク映画批評家協会賞で助演男優賞・脚本賞、シカゴ映画批評家協会賞で助演男優賞・脚本賞・有望俳優賞、ワシントンDC映画批評家協会賞で助演男優賞、ゴッサム賞で助演男優賞、フィラデルフィア映画批評家協会賞でブレイクスルー俳優賞を受賞。また、先日のゴールデングローブ賞でも作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞にノミネートされている。

<STORY>

かつて全米を賑わせた、13歳・夫と36歳・妻の衝撃の≪年の差スキャンダル≫。20年の時を経て、つまびらかになる男と女の深い沼。実在の夫婦にインスパイアされたラブサスペンス。

20年前、36歳のグレイシー(ジュリアン・ムーア)は、23歳年下で13歳のジョー(チャールズ・メルトン)と運命的な恋に落ちる。ふたりの仲が公になると、アメリカ中が注目する大スキャンダルとなり、タブロイド紙を連日賑わせた。グレイシーは服役する事となり、獄中でジョーとの間にできた長女を出産。出所後2人は結婚し、さらに双子の兄妹を授かった。

それから20年以上の月日が流れ、未だに嫌がらせを受けることがあっても、何事も無かったかのように幸せに暮らすグレイシーとジョー。長女は大学生になり、双子も高校卒業を数日後に控えている。そんな中、このふたりのスキャンダルを題材にした映画が製作されることに。グレイシー役を演じるハリウッド女優のエリザベス(ナタリー・ポートマン)が役作りのリサーチのために、しばらく街に滞在する。エリザベスの執拗な観察と質問により、つまびらかになる夫婦の心の移ろい。エリザベスも役になりきろうとするあまり、夫婦の深い沼にハマってゆく――。

『MAY DECEMBER(原題)』
2024年全国公開
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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