マシュー・ヴォーン監督に加え、ヘンリー・カヴィルら豪華キャストも集結!
ロンドンの街中レスター・スクエアに出現したワールドプレミア会場は、鮮やかなイエローカーペットとアーガイルチェック柄の大型パネル、そして巨大なバックパックの窓から猫のアルフィーが顔をのぞかせるオブジェがそびえる豪華仕様。気温10度ほどの寒さを吹き飛ばすように、世界中から数多くのメディアと300人以上のファンが詰めかけた。
「キングスマン」「キック・アス」シリーズで日本でも熱狂的支持を集め、多くのファンから新作を待望されているマシュー・ヴォーン監督は「今こそ暗い世の中に一筋の陽の光が射すような、ハッピーな気分になる作品を作る時だと思った。大きなスクリーンで観れば、その世界に没入し、思ってもみなかった世界に行くことができる。そして、他の観客と一緒に体験するべきだ。意外な展開や、歓声が上がり、息をのむような瞬間がたくさんあるよ」と本作に込めた想いと仕上がりへの自信をのぞかせた。
さらに日本の取材陣にむけても「日本は素晴らしい国です!皆さんが想像している以上に、私は日本から多大な影響を受けました。人生で最高の時を過ごし、これまでで一番美味しい食べ物もいただきました。一つお伝えしたいのは『マナーが人間を作る(Manners Maketh Man)』という言葉がありますが、あれほどマナーが素晴らしい国を私は他に思いつかない。これからもそうあり続けて欲しいです。そして『ARGYLLE/アーガイル』をぜひ観に行ってください!」と「キングスマン」の名言にもなぞらえながらファンにメッセ―ジを贈った。
ヴォーン監督のパートナーであり製作総指揮、さらに衣装制作のサポートも行ったクラウディア・ヴォーンは、ヴェルサーチェの最新モデルをアレンジした煌びやかなチェック柄ドレスで登場し、アルフィー役を演じた愛猫チップを連れながら「今晩は初のカーペットなの。以前はすごく愛らしい子だったんだけど、映画スターになってからというもの、激しく駄々をこねるようになってね(笑)」とジョーク交じりに紹介。
さらに巷で噂になっている“テイラー・スウィフトが原作本の著者である”という驚きの説についても「ええ、その噂、知っています。でもそれを知りたければ本作を観ないといけないですよ。(笑)…でも、それは真実ではないのだけれど、数々のヒントが全て繋がるから、彼女がそうかもしれないという話はおもしろいし、ファンの皆さんの素晴らしい分析ね。実はテイラー・スウィフトが同じ種類の猫を飼っていて、娘もテイラーに夢中で『同じ猫を飼っていい?』と言われサプライズでチップをプレゼントしたの」と笑いながらテイラーとの不思議な縁も明かした。
ヴォーン家の愛猫、アルフィー役のチップも登場!
劇中での登場と同じバックパックに可愛らしくおさまっているチップとの再会を、ヘンリー・カヴィルや、アレクサンドル・ヴォーティエのグリーン基調なプランジングネックのドレスをまとったブライス・ダラス・ハワードらキャスト陣も喜び、それぞれが思い思いにチップとの写真を撮影する微笑ましい光景も見られた。
物語の中心となるスパイエージェント、アーガイルを演じたヘンリー・カヴィルは「ここ英国で、映画のプレミア上映が行われる歴史的な場所だから、このレスター・スクエアにいるというのは最高の気分だよ。マシュー・ヴォーンとの仕事は素晴らしいもので、自分が何を望んでいるかわかっている実直な人で、常に限界に挑戦している。それに参加するのは楽しいんだ」と充実した表情でコメント。
本作でも非常にクレイジーな役柄で映画を盛り上げてくれるサミュエル・L・ジャクソンは「物語の先が読めない。予期せぬ展開の連続で、サプライズやスリル満載、和やかな瞬間だってあるかもしれない。素晴らしく作り込まれた、楽しい映画だ。(日本の取材陣に気づき)もし皆さんの中に、脚本を書いている人がいたら、その中に僕を登場させ、日本に行かせて!待ちきれないよ!(笑)」とアピールした。
グラミー賞受賞のUKミュージックのアイコンであり本作でも俳優として抜群の存在感を見せているデュア・リパは深紅のスパンコールが輝くGUCCIの特注ドレスで登場し「素晴らしい気分よ。ここでこうしてこの作品を祝えるのはとてもエキサイティングで嬉しいし、キャスト全員と再会できるのも楽しいわ。こんなに素晴らしいキャスト陣の一員になれるなんて、まさに夢のよう。マシュー・ヴォーンのアイデアは、本当にあらゆる期待を完全に超えてくる。何が起こるかわかっていると思っていたのに、脚本を完全に覆すという感じ。それに彼のアドバイスがとても寛大で、どうすれば自分自身からより良い演技を引き出すことができるのか、いろいろな方法を説明してくれた。大好きな理由のひとつです。」と地元イギリスでの豪華カーペットイベントに万感の様子をみせた。
アーガイルの相棒であり親友ワイアット役を演じたジョン・シナも「日本の皆さん、まずはWWEで長年応援してくれてありがとう。僕が出演する最新作『ARGYLLE/アーガイル』、マシュー・ヴォーン監督の本当に素晴らしい作品なので楽しんでもらえたら嬉しいです。美しさ、躍動感、スペクタクル、アクション、どんでん返しが世界中の観客を魅了するよ」と感謝を口にしながら力を込めた。
『ARGYLLE/アーガイル』
3月1日(金)全国公開
配給:東宝東和
© Universal Pictures