最新作『瞳をとじて』が2月9日(金)より全国順次公開中のスペインの名匠・ビクトル・エリセ監督より、日本のファンに向けたビデオメッセージが届いた。

ビクトル・エリセから日本のファンだけに向けた貴重なビデオメッセージ

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『瞳をとじて』ビクトル・エリセ監督から日本の映画ファンへコメントメッセージが到着

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監督のデビュー作『ミツバチのささやき』撮影当時5歳で見出され主演に抜擢されたアナ・トレントが50年ぶりに同じく“アナ”の名前を持つ女性を演じることも話題となりファンを再び沸かせている。彼女はかつて失踪した元人気俳優の娘役という重要な役どころを演じる。

彼の作品に影響を受けたと語る日本映画人は多数存在しているが、ビクトル・エリセもまた日本映画に深く影響された人物である。特に溝口健二監督においては、スペイン初の溝口に関する長文論考を執筆・出版するほど。そして2011年には東日本大震災を受け制作されたオムニバス作品『3.11 A SENSE OFHOME FILMS』に参加し1編を担当した。そんな監督がこのたび自撮りによる超貴重なビデオメッセージを日本のために送ってくれたのは、これまでに5度の来日実績があるほどに、エリセと日本が深い関係性を築いているからこそ。

画像: ビクトル・エリセから日本のファンだけに向けた貴重なビデオメッセージ

映像の中でエリセ監督は「日本は、いつも私の作品に最も愛と理解を示してくれる国で、私は心から感謝しています」と日本の観客へ感謝を述べ、続けて「生涯を通して、私は過去の偉大な映画監督たちの教えを追い続けてきました。中でも日本映画の巨匠たちは、常に私の中で重要で不可欠な存在でした。謹んで言えば、私は彼らとおなじものを自分の映画に求めてきたのです」と日本映画界の巨匠監督たちに敬意を示している。映像の冒頭では「おはようございます」、結びには「元気でな!」と粋な日本語も披露し、エリセ監督の、日本の観客への愛と温かな人柄が映像から滲み出ている。

この度のメッセージは本作の日本配給を担当するギャガが、監督とご子息に直接依頼したことで実現。『瞳をとじて』の公開を心待ちにする日本のファンの期待の声やエリセ作品への熱い想いと共に依頼をしたところ、すぐにビクトル・エリセ監督から縦型動画という形で御礼が届いた。配給チームは「招待していた来日は叶いませんでしたが、こんなにも愛のあるビデオメッセージをいただき、思わず涙が出た」と感極まっている。

『瞳をとじて』
2月9日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次公開中
配給:ギャガ

かつての親友は、なぜ姿を消したのか――。
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【STORY】
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