コミックではスパイダーマンを救う重要キャラがミステリー・サスペンスとして映画化!
「スパイダーマン」シリーズ、『ヴェノム』(2018)、『モービウス』(2022)のソニー・ピクチャーズが贈るマーベル初の本格ミステリー・サスペンス、それが『マダム・ウェブ』だ。未来を透視する力を得たキャシーは謎の怪人に襲われた3人の少女を救う。しかしそれは新たな試練の始まりだった……。
1980年の初登場以来、スパイダーマンを助ける重要キャラとして描かれてきたマダム・ウェブを大胆なアレンジで映画化した本作。主人公キャシー役は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)のダコタ・ジョンソンが務める。
3人の少女たちに「ユーフォリア/EUPHORIA」のシドニー・スウィーニー、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017)のイザベラ・メルセド、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(2024)のセレステ・オコナー。謎の男エゼキエルを『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021)のタハール・ラヒムが演じる。
監督はマーベル・シネマティック・ユニバースの女性ヒーロー・ドラマ「Marvel ジェシカ・ジョーンズ」のS・J・クラークソン。
【あらすじ】見えてしまった最悪の未来── キャシーは少女たちを救えるか?
2003年、ニューヨーク。救急救命士のキャシーことカサンドラ・ウェブは、事故がきっかけで少し先の未来が見えるようになってしまう。ある日、列車に乗っていたキャシーは不気味な黒マスクの男が現れ同じ車両にいる3人の女性を次々に殺すビジョンを見る。
キャシーはすぐさま行動を起こし3人を救う。しかしキャシーはまだ知らなかった。この黒マスクの男と自分の間に因果関係があることを、そしてこの3人の少女たちを待つ驚愕の未来を……。
【注目ポイント】パズルのように全てがつながる!
キャシー、エゼキエル、そして3人の少女たち。それまで全く接点がなかった5人の運命が実は全てつながっていたという先の読めないストーリーが展開。そして「スパイダーマン」神話につながる要素もちりばめられている。
【登場人物】
キャシー/カサンドラ・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)
(画像中央)
NYの救命士だったがある事故を機に突然未来を透視する能力が覚醒。
ジュリア・コーンウォール(シドニー・スウィーニー)
(画像左から2番目)
キャシーが救命した女性の義理の娘。家族との折り合いが悪く孤独。
アーニャ・コラソン(イザベラ・メルセド)
(画像右から2番目)
キャシーと同じアパートに住む。不法移民の子で強制送還を恐れている。
マティ・フランクリン(セレステ・オコナー)
(画像右端)
キャシーの運転する救急車とぶつかりそうになった、素行の悪いスケボー少女。
エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム)
(画像左端)
3人の少女を狙う蜘蛛の力を持った怪人。実はキャシーの母と因縁が。
コミックと映画の違いとは? マダム・ウェブとは何者?
コミックのマダム・ウェブは老婦人。初代マダム・ウェブことカサンドラは1980年のスパイダーマンのコミックでデビューした。透視・予知能力を持つミュータントの老女だが、盲目で重症筋無力症を患っている。そして蜘蛛の巣に似た生命時装置につながれているという設定だ。
一方、映画のマダム・ウェブは30代女性。本作ではコミックの設定をいくつ借りながら30代の女性として描いている。さらにコミックの彼女は動けない身体だが、本作ではアクティブに躍動。エゼキエルに自ら戦いを挑む。
「スパイダーマン」伝説とのリンクも注目。この映画に登場する3人の少女たちはコミックにおいてそれぞれスパイダーウーマン、スパイダーガールと女性スパイダーマンとして活躍している。いずれ彼女たちがヒーローとして活躍する映画が作られるか?
また、この映画に登場するキャシーの同僚の名前に注目。名を“ベン”と言い、もうすぐ甥っ子が生まれるという設定。スパイダーマン好きなら、この名前でピンと来るはず。
『マダム・ウェブ』
2024年2月23日(金・祝)公開
2024/アメリカ/1時間56分/配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:S・J・クラークソン
出演:ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド、タハール・ラヒム、エマ・ロバーツ、アダム・スコット
Sponsored