すでに人類は支配されている!?物語の幕開けを告げる新ビジュアルも解禁
原作漫画「寄生獣」(講談社刊)は、30以上の国と地域で累計発行部数 2,500万部を突破する日本を代表するベストセラー漫画。人間の脳を乗っ取って肉体を操り、他の人間を捕食することを目的とした謎の寄生生物・ミギーと平凡な高校生・泉新一の奇妙な共存生活、そして“人間”と“パラサイト”による生存争いが描かれ、アニメ「寄生獣 セイの格率」や実写映画化により、世代を超えて多くの読者に愛され続けている。
本作「寄生獣 -ザ・グレイ-」では、人間を宿主にして勢力を拡大しようと目論み、世界を”人知れず”騒がせている謎の寄生生物=パラサイトが韓国に襲来。各地で事件を起こす彼らを阻止するべく立ち上がった特殊部隊「ザ・グレイ」とパラサイトとの衝突が始まるなか、なぜかパラサイトと共生することになった主人公<チョン・スイン>の物語が描かれていく。
公開されたビジュアルは、正体不明の寄生生物が地球に舞い降り、チョン・ソニ演じる主人公スインの肉体に侵入して形を変えている姿が描かれ、不穏で奇妙な共存関係の始まりを告げる。果たしてスインはパラサイトの<ハイジ>とどのように共存していくのか。さらに、「”それ”はあなたの隣にいる」というコピーが、韓国に潜り込んだパラサイトにより、誰が人間で誰がパラサイトなのか分からない状況の中で繰り広げられる物語への期待感を高めている。
韓国ゾンビブームの火付け役となったヒット映画「新感染」シリーズを手掛け、圧倒的な想像力で独自の世界観を作り出すヨン・サンホ監督が、人間に擬態する“寄生生物”を題材に「もし、寄生生物が韓国にも飛来したらどうなるのか」という発想から出発した本作。
作品について「寄生獣」の原作者である岩明均は「何より「新しい物語」という事でワクワクしました。原作者でありながら、驚きや感動を味わう1 人の観客にもなれるので。原作漫画が日本で映像化された時に思った事ですが、私にとって原作漫画は「子ども」、アニメーションと実写映画は「孫」みたいな感覚でした。個人的な手作業により小さな一室で生まれたのが「子ども」、その子どもが世間に出て行って大勢の人々の知恵や経験、技術と出会い生まれたのが「孫」です。今回、韓国でも「孫」が生まれて、とても嬉しい気持ちです。そしてそれが、違う場所を舞台とした「新しいストーリー」という事であるなら、私の想像を大きく超える世界に、これから案内してくれるだろうと思いました。」とコメント。
韓国のジャンルマスターであるヨン・サンホ監督も「漫画とアニメーションを勉強していた頃、漫画の教科書のような存在だった『寄生獣』の世界観を広げ映像化することは、まるで夢見た理想が実現するような作業だった」と言及している。
本作には、ドラマ「青春ウォルダム~運命を乗り越えて~」「あなたの運命を書いています」や映画『ソウルメイト』などで印象に残る演技を見せたチョン・ソニが、パラサイト<ハイジ>と奇妙な共生をすることになる<チョン・スイン>役で出演。また、Netflix シリーズの「D.P. P.-脱走兵追跡官-」、Netflix 映画『キル・ボクスン』などのク・ギョファンが、消えた妹を探すためにパラサイトを追いかける<ソル・ガンウ>として、再び印象的な演技を披露している。また、映画『リミット』や『新 感染半島 ファイナル・ステージ』などのイ・ジョンヒョンが、寄生生物を阻止しようとする特殊部隊「ザ・グレイ」のチーム長として、パラサイト掃討に燃える<チェ・ジュンギョン>を演じている。他にも、Netflix シリーズ「D.P. P.-脱走兵追跡官-」シーズン2 、映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』などで活躍したクォン・ヘヒョがスインを常に守ろうとする警察署の先輩刑事<キム・チョルミン>役、映画『呪呪呪 死者をあやつるもの』『長沙里9.15 』などで印象的な演技を見せたキム・イングォンがチョルミンの後輩であり、パラサイト掃討作戦で一役買おうとする<カン・ウォンソク>役として出演している。
「寄生獣 -ザ・グレイ-」
Netflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」4月5日(金)より独占配信開始
©岩明均/講談社