ディズニープラスで配信中の『ワンダフルワールド』の記者会見が2月29日(木)韓国にて行われ、キム・ナムジュ、チャウヌ(ASTRO)、キム・ガンウ、イム・セミの4人の主要キャストと、イ監督が登壇。撮影エピソードや見どころなどが語られた。

本作は、愛する息子を失った女教授と、過去に傷を負った謎の青年の2人が、偶然にも同じような痛みを抱え繰り広げるヒューマン・サスペンスドラマ。
6年ぶりのドラマ復帰となったキム・ナムジュは最愛の息子を亡くしたウン・スヒョンを演じ、チャウヌ(ASTRO)はこれまで出演してきたジャンルや役柄とは一転して憎しみに囚われた孤独な青年クォン・ソンニュルというシリアスな役柄に挑戦。キム・ガンウは、ウン・スヒョンの夫であり元記者・キャスターのカン・スホ役、そしてスヒョンのことを慕うセレクトショップの代表ハン・ユリをイム・セミが演じる。

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ーー役柄のご紹介をお願いします。

キム・ナムジュ「こんにちは、俳優キム・ナムジュです。私は今回この作品でウン・スヒョン役を演じています。心理学科の教授で、有名作家として幸せの絶頂でしたが、息子が無念の死をとげてその犯人を自ら断罪してしまうことで人生が一変してしまう役柄です」

チャウヌ「みなさまこんにちは、クォン・ソンニュルを演じたチャウヌです。ソンニュルは裕福な家庭で育てられ、ある事件をきっかけに険しい道を選ぶことになります。彼にはいろんな謎、ミステリアスなところがあります」

キム・ガンウ「家庭に突然訪れた悲劇、真相に迫っていく元記者・ニュースキャスターの役を演じました」

イム・セミ「私は『ワンダフルワールド』で、スヒョン(演:キム・ナムジュ)の実妹かのように、彼女を心から慕っている存在を演じました。セレクトショップの代表であって、ミステリー事件の中で生きていく人物です」

ーーそれぞれ演じたキャラクターの見どころ、注目ポイントをお願いします。

キム・ガンウ「予告でも叫んでいるシーンが多かったのですが、家族思いで、夫として妻を愛し、父として息子を愛しているそういった姿に注目していただきたいです。また、正義感の強い、家族のために奮闘する姿が見られるのではないかと思います」

チャウヌ「感情に注目してほしいです。彼は痛み・傷を負っている人物なんですが、回を重ねるごとにいろんな秘密がパンドラの箱のように明かされていきます。彼が感じた感情に注目してソンニュルを見守っていただきたいなと思います。そうすることでより作品を楽しんでいただけると思います」

イム・セミ「このドラマはヒューマニティというジャンルに当てはまる作品なんですが、ひとりの人間として見ると前向きで明るくてエネルギッシュという一方で、じっくり彼女の内面を見つめていくと人間はいろんなことを経験しながら生きている、そんな彼女の内面を見てほしいです」

キム・ナムジュ「私が演じたスヒョンは強い母性愛、そしてジェットコースターのような人生を生きる人物です。このドラマは強烈でまた緊張感のあるストーリーそして非常に充実した物語になっていますので、母性愛、傷、癒しという面にご注目ください」

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ーーキム・ナムジュさんはドラマ6年ぶりの復帰となりますが、復帰した感想とこの作品を選んだ理由をお願いします。

キム・ナムジュ「6年ぶりの復帰となりまして、そしてMBCのドラマには13年ぶりに戻ってきました。感想はとても緊張しています。ドラマを撮影する作業・プロセス自体がとても楽しかったです。キャストのみなさん、監督、スタッフのみなさんととてもいい仕事ができたと思っています。この作品を選んだ理由として、演じる役の強い母性愛ということが私を説得しました。無念にも子どもを亡くした母の気持ちを代弁したいという気持ちで選ばせていただきました」

ーーキム・ナムジュさんと共演したご感想をお聞きかせください。チャウヌさんはこれまでとはガラッと違う役柄となりますが、今回の挑戦を負担に思うことはありませんでしたか?

チャウヌ「キム・ナムジュさんとのケミ(相性)はもう100点満点だと思います。台本読みの時は少し冷たいようなクールなイメージがあったのですが、そのあと会食をした際、気さくに接してくださいました。同じように撮影現場では2人のシーンは楽しく撮影させていただきました。僕が悩んでいるところではご意見もいただきました。キム・ナムジュさんとのお仕事は、本当に楽しくて、いいお仕事ができたと思っています。今回の演技に対して、前作も図らずもMBCの『ワンダフルデイズ』に出演させていただいたのですが、立て続けに今作に出演させていただき、そこまで負担に思っていませんでした。台本を読んだ時にソンニュルの持つ傷、痛みを克服していく、その過程をうまく表現していきたいと思いました。タフな生き方を自分で選んだ役なので、役づくりのために体を鍛えたり、整っていないような服装やヘアスタイル、ナチュラルな姿がよりソンニュルに近いと思いました。今までソンニュルがしてきただろうと思われる経験や背景を考えながら、服装も合わせていきました。自然であまり気を遣っていないような役を作ろうとと思いました」

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ーーみなさんのキム・ナムジュさんと共演して印象に残ったエピソードを教えてください。

イム・セミ「キム・ナムジュ先輩と共演できて光栄だなと思いました。最初から最後まで先輩から目を離したくなかったんです。撮影現場でとてもカッコよくて、本気で私と向き合ってくださったんです。先輩としても役としても守ってくださったんです。とても気配りのある方で、演じる集中力がものすごくて今回ご一緒できて光栄でした」

キム・ガンウ「私もある程度年齢がいっているのですが、デビューした時からお茶の間で拝見していた方でもあるので、今回役をいただいて果たして夫婦役が務まるのかなと、プレッシャーがありました。この方にご迷惑をおかけでするのではないかという心配がありました。大先輩ですし。でも最初の撮影日から壁を取っ払ってくださったんですね。"あなたの好きに演ってくださいよ"というシグナルをいただいたような気がして。こう申し上げるとちょっと失礼かもしれませんが、母の胸の中で思いっきり遊べたような気がするんです」

キム・ナムジュ「ありがとうね! 年齢の差があるので私も申し訳なく思ったんです。キム・ガンウさんは後輩ではありますが、心強くて頼りになって、すごく器が大きくて、大人だなと思いました。随分助けられましたね。現場でずっとごめんね、悪いねと私はずっと言ってましたよ」

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チャウヌ「おもしろいエピソードを思い出しました。屋外で撮影をしていると通行人の方もいらっしゃるわけで、ある撮影でキム・ナムジュさんのファンの方がいらっしゃったんです。カメラに映り込むので、ちょっと下がってくださいと案内されていたんですが、キム・ナムジュさんはとてもクールな性格で、"ご覧になるならここで見ていてください"と席を設けてらっしゃったんです。お芝居を観覧しているような感じで。そういった姿が後輩として僕もあのように見てくださる方がいるならば、あのような振る舞いはカッコいいなと思いました」

キム・ナムジュ「私も演じながらその方が視野に入ってきて気にはなりました(笑)。ずっとご覧になっていて。でも撮影に協力してくださる街の方なので、ありがたいなと思いまして、“ご覧になるなら、ここでどうぞ”と言ったのですが、気になって頭が真っ白になりました」

チャウヌ「これはキム・ナムジュさんくらいのベテランの方でないと言えないと思います。すごく賢明だったと思います。おかげさまですごく順調でした。街で撮影するわけで、ご迷惑をおかけするかもしれませんので、先輩がそのように対応してくださって和気あいあいとした雰囲気になりましたね」

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ーー視聴者にメッセージをお願いします。

イム・セミ「ハイライト映像を観ただけでも、私は胸にジーンときながらも、どうしてこんなに美しいんだろうと思ったんです。視聴者の方がどうご覧になるのか気になります。ぜひみなさまと共感したり、心を通わせたり、また心が癒されるそういった作品になったらいいなと思っています」

キム・ガンウ「私が台本を読みながら涙を流したり、ここまで心を動かされたことは初めてのような気がします。台本を読んだ時もそうですが、作品としても仕上がった時にこの感情がみなさまにきちんと伝わるんではないかと思います。乞うご期待を」

チャウヌ「春が近づいてきていますが、春とともにこの『ワンダフルワールド』をぜひご覧いただきたいと思います」

キム・ナムジュ「(2023年の)6月から撮影に入って、8カ月にわたってキャスト、監督またスタッフのみなさんが全身全霊で頑張って作った作品です。みなさまにもぜひ共感していただけると幸いです」

『ワンダフルワールド』

ディズニープラス スターで独占配信中

(全14話/毎週金・土曜日2話ずつ配信)

<ストーリー>
心理学教授で有名作家のウン・スヒョン。完璧な日常を送っていた彼女だが、ある日愛する息子を殺され、人生が一変してしまう。絶望と憎悪に満ちたスヒョンは、法をかいくぐり野放しにされた犯人を自らの手で葬ることに。
生きる意欲を失い、落ち込んでいたスヒョンだが、刑務所で出会った仲間の囚人からの慰めに少しずつ心を開いていく。
出所したスヒョンは、ひょんなことから、同じく心に傷を負った孤独な青年ソンニュルと出会う。
二人はそれぞれの秘密を抱えたまま対峙することになるがー。

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