クリストファー・ノーラン監督や豪華キャストたちが続々登場する特別映像
本作は、第二次世界大戦下に世界の運命を握った天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描くクリストファー・ノーラン監督最新作。
ノーラン監督は脚本も手掛け、主演のキリアン・マーフィーほかエミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニーJr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーらが出演。
ノーランは、IMAX®65ミリと65ミリ・ラージフォーマット・フィルムカメラとを組み合わせた、最高解像度の撮影を実践。また、本作のためだけに開発された65ミリカメラ用モノクロフィルムを用い、史上初となるIMAX®モノクロ・アナログ撮影を実現した。
第96回アカデミー賞®では作品賞・監督賞のほか、キリアン・マーフィーが主演男優賞、ロバート・ダウニーJr.が助演男優賞に輝くなど最多7部門で受賞を果たしている。
この度解禁された映像は、ロスアラモスの砂漠で実験に挑むオッペンハイマーが、「我々は未来を想像し、その未来に恐怖を覚える」と世界を変える可能性に言及する場面から始まる。アカデミー賞®《主演男優賞》に輝いたキリアン・マーフィーが演じるJ・ロバート・オッペンハイマーはアメリカの国家プロジェクト「マンハッタン計画」を率いた。彼の頭脳と心に観客を導くために、監督・脚本・製作のクリストファー・ノーランは「初めて一人称で脚本を書いた。オッペンハイマーの視点で読み進めてほしくてね」と語ります。脚本を読んだマーフィーは「珍しい形式だから一瞬 戸惑ったけど、意味が分かった時 責任重大だと感じたよ」と語る。
主演にマーフィーが決定すると、監督は「脇を固める名優も必要だ」と、ロスアラモス研究所に集う科学者、軍人、家族らのキャスティングを進めた。エミリー・ブラントは「クリス(クリストファー)に呼ばれたらどんな作品でも出る」とロバートの妻キティ・オッペンハイマー役を快諾。ロバートの恋人ジーン・タトロック役のフローレンス・ピューも「断るなんてイカれてる。おそらくみんなそう言うはずよ」と語っている。
戦後、オッペンハイマーと対立することになるアメリカ原子力委員会の委員長で米海軍少将の難役ルイス・ストローズを演じて、初のアカデミー賞®《助演男優賞》を受賞したロバート・ダウニーJr.は、「台本を読んだ瞬間、非常に鋭いビジョンがあると感じた。それを再現できたら名作になるだろう」とコメント。ここでの「ビジョン」とは、オッペンハイマーの主観をカラーで描き、戦後に出会った後、やがてオッペンハイマーと対立していくストローズのパートをモノクロで撮影したノーラン監督の映像表現への挑戦を指している。
続いて、マンハッタン計画の最高責任者レズリー・グローヴス役のマット・デイモンが登場、米陸軍の将校である「グローヴスを知るため彼の経歴を調べ、クリスに人物像を確認した。軍人のグローヴスはいわば科学者たちの子守役だ」、研究に没頭し予測不能な科学者たちを見守る存在だったと役について語る。ロバート・ダウニーJr.は、「ストローズという人物を中立的な視点で理解した。有能で正義感の強い役人だが常に画策している。裏で糸を引いているんだ」と、自身の役について分析。
エミリー・ブラントは「女性らしさを求める風潮に、キティ・オッペンハイマーは逆らった。彼女の反骨精神にすごく心を引かれた」とし、フローレンス・ピューは「ジーン・タトロックは利己的だけど、オッペンハイマーをはじめ誰も彼女をとがめない」と、先見的なふたりのキャラクターについて語っている。
キリアン・マーフィーは、「オッペンハイマーの視点は特異だ。物理学者としての行動や責任にすごく興味があった」と語り、マーフィーとロバート・ダウニーJr.をアカデミー賞®ダブル受賞に導き、自身も初となる監督賞に輝いたクリストファー・ノーラン監督は「主要キャストの演技力に加えて、全体としての調和も重視している。それを肌で感じているのは役者自身だ。監督として彼らの視点を持つために毎日 現場に足を運んだ」と結んでいる。
『オッペンハイマー』
3月29日(金)全国ロードショー
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
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