【特別映像】ディズニー史上最恐のヴィランとは!?マグニフィコ王の魅力
原案/脚本/製作総指揮のジェニファー・リーは、♪「無礼者たちへ」を聞いた時の思いを「”ナルシシスト”と遊ぶ感じね」と楽しそうに振り返り、シンガーソングライターのジュリア・マイケルズも「そういう人とデートした経験を生かせたから、曲作りが楽しかった」と、実在しそうなマグニフィコ王の魅力を語る。
さらに、マグニフィコ王役のクリス・パインの声を聞いた製作のフアン・パブロ・レイジェスは「”マグニフィコ王の声だ”と本気で思った。国民に愛される王だという説得力のある声だ」と語り、だんだんと本性を現しつつも、大人気キャラクターとなったマグニフィコ王の魅力について、それぞれの想いをコメントしている。
【未公開シーン】バレンティノがスター?
マグニフィコ王がスターの姿を知らない設定で、アーシャが子ヤギのバレンティノを“スター”だと偽り王の気を逸らす。その間に城の天文台にいるアーシャの友人たちがスターと協力し人々の願いを開放しようと企む。
マグニフィコ王は、国民の前でスターを差し出せと迫り、巨大な力を手に入れようと迫るが、アーシャが差し出したのは、なんと相棒の子ヤギのバレンティノ。バレンティノは何とかスターを演じようと必死に自分に言い聞かせる。クライマックス直前で、アーシャと仲間たち、そしてスターが力を合わせて王に立ち向かうシーンが描かれている。
■チャーミングさと究極的に複雑な悪役の両方を緻密に表現したマグニフィコ王のキャラクター性
マグニフィコ王の魔法には2つの形態がある。プロダクション・デザイナーのリサ・キーンは言う。「出だしでは、マグニフィコ王の魔法は温和で明るく、かなり美しく見えます。しかし、彼が求めていたある特別な本を開くとき、彼はダークな魔法に身を捧げます。そのときから私たちはあの美的なグリーンをとても荒々しい色調に変化させています。よくよく振り返ってみると、ディズニーのヴィランたちには頻繁にグリーンが使われていることに気づきますよ・・・マレフィセントも、『白雪姫』の女王も、アースラもそうです。あれは真実を隠すもののシンボル、欺瞞の色なのです」。
キャラクター&テクニカル・アニメーションのヘッド、アヴニート・カウルは次のように言う。「マグニフィコ王の感情は4段階に変化します。まずは王者らしく沈着で上品で適切な彼です。第2の段階は「無礼者たちへ」を歌うときの彼。衣装全体がとても優雅に身体の動きに反応します・・・そのマントはとても重く、まるで重力の法則すら無視しているようです。第3の段階は冷静さを失って怒りや興奮が出はじめる段階です。身体の中にある興奮を衣服や髪を通しても見ることができます。そして第4段階では完全に正気を失っています・・・そのときの衣服はカオスですが、これは彼の心的状況を反映したものなのです」。
『ウィッシュ』
デジタル配信中(購入)/4月24日(水)MovieNEX発売
© 2024 Disney
発売/ウォルト・ディズニー・ジャパン