人口爆発を起こしたニューヨークを舞台に環境破壊、資源枯渇、食糧難にあえぐ地球を描く1973年製作の映画『ソイレント・グリーン』が、『ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》』として5月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開されることが決定。この度特報と場面写真、メインビジュアルが公開された。

押し寄せる人間をなぎ倒し掬い上げる巨大ショベルカー!

舞台は、爆発的な人口増加により人々には住居もなく、急激な気候変動による環境破壊で熱波にさらされるニューヨーク。食料難は状態化しており超格差社会に生きる人々は、無為に街中をうろつき、ただ週に一度政府から配給される「ソイレント」なる栄養食品を待つばかえりの日々を送っている。そんな中、究極の栄養食を謳う新製品「ソイレント・グリーン」を発表したばかりのソイレント社幹部サイモンソンが何者かに殺害される。殺人課の刑事ソーンが事件の捜査を開始するが・・・・・・。

本作を手がけるのは、『ミクロの決死圏』(1966)、『絞殺魔』(1968)などでも知られるリチャード・フライシャー。SF作家ハリイ・ハリスンが1966年に発表した「人間がいっぱい」を原作に、人類の行く末を描いていく。1973年に製作されている映画であるにも関わらず、人口爆発・異常気象・食糧難・資源枯渇・生態系崩壊・貧困など、21世紀の世界が抱える問題を真っ直ぐに見つめた予言的作品となっている。

今回解禁となった特報では、人口が4000万人にまで達したニューヨークの配給所に詰めかけた群衆が、究極の栄養食であり謎に包まれた合成食品”ソイレント・グリーン”に押し寄せる様子が捉えられている。食糧難や貧困で暴徒と化した人間の前に現れたのは巨大なショベルカー。逃げ場を失った者たちを次々と掬い上げ、後部のタンクに塵芥さながら放り込んでいく。

画像: SGshort ato0517 youtu.be

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メインビジュアルには、50年前に想像した「2022年の地球」を描いた公開当時のイラストが起用されている。

『ソイレント・グリーン 《デジタル・リマスター版》』
5月17日(金)シネマート新宿ほか全国順次ロードショー
キングレコード提供 コピアポア・フィルム配給
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