甘々なオーナーシェフ×恋愛初心者のBL小説家の疑似恋愛から始まるヒーリング・ラブロマンス
―「VIP Only」に出演されることになった経緯と出演を決めた理由を教えてください。
ホアン・チョンバン
古勁(グー・ジン)はとても挑戦しがいのある役でした。年齢、性格、行動どれも自分とは大きく違っていましたから。役の準備のためにボイストレーニングや料理の練習などの準備をし、多くの時間をかけて30代から40代の年齢層を観察しました。この準備の時間はとても楽しかったです!僕にとってチャレンジングだったからこそ、この役を演じられて光栄でした。
チェン・シュエンユー
最初に人物設定を見た時、自分と劉歴(リウ・リー)はかなり似ていると思いました。次にシナリオの概要を見て、青い鳥と幸福を追い求めるという視点に魅力を感じ、劉歴の役作りに努力しました。
―演じるにあたり、演出家や制作スタッフから何かアドバイスはありましたか?
ホアン・チョンバン 古勁の見た目です!角刈りにひげというのは今まで考えたこともありませんでした。でもこの設定だったからこそ、古勁の役に入り込めたのだと思います。
チェン・シュエンユー 最初に、メインの演出チームと劉歴のかわいさについて考えました。僕は生活の中で男性のかわいさについてあまり注目したり考えたりしたことがなく、かわいさというのは一種の言動だととらえていました。でもチームと討論して、劉歴のかわいさというのは一種の状態であると分かりました。
―演じるうえで意識されたことや、工夫されたことがあれば教えてください。
ホアン・チョンバン 撮影前に監督、プロデューサー、脚本家の方々と討論した時に、明確な方向性を示してもらいました。特に声や表情の訓練、包丁の使い方や目の表現などについてです。
チェン・シュエンユー シナリオの中の劉歴は、外部の人間にはあまり心を開かないキャラクターだと感じたので、情緒的な場面では意固地さと感情のバランスを取る必要がありました。多くの場合、劉歴はつらいことがあっても泣きわめくのではなく、じっとこらえて眼差しと僅かな表情で訴えるんです。この点は演じる時に気をつけました。
―ご自身と演じられた役柄、似ているところ・似ていないところを教えてください。
ホアン・チョンバン ほとんど僕と真逆の性格ですね。古勁は広告会社で多くの世情を見てきて、恋愛の面でもとても自信を持っています。こういった部分も僕とは違います。
チェン・シュエンユー 似ているところはたくさんあります。動物と話ができるとか、温厚で自分にあまり自信がないとか。似ていないところはちょっと変わっていて、例えばトマトなど、劉歴が好きな食べ物が苦手なんです。性格について言えば、劉歴は内向的でおとなしい白ウサギですが、僕は割と外交的な野ウサギです。
―古勁にとって劉歴はどんな存在だと思いますか?
ホアン・チョンバン 劉歴は僕の子どもの頃と似ています。無邪気で活発で、人生への情熱に満ちている。この世の中の何物にも傷つけさせたくない、守ってあげたいという気分になります。
―劉歴にとって古勁はどんな存在だと思いますか?
チェン・シュエンユー 古勁の出現は劉歴の心に1つの明かりを灯し、これが劉歴が自信をつけ、愛し愛されるためのエネルギーとなりました。またこの温かさが後に勇気となり、古勁の心の奥底の不安と逃避を照らしました。
―古勁と劉歴の撮影シーンが一番多かったかと思いますが、演じるうえで心がけたことやお互いに対して気を使った部分はどのようなところでしょうか?
ホアン・チョンバン 一番気をつけたのは声と、古勁の冷静沈着さです。撮影の過程はとても順調で、とても和やかなスタッフと環境に恵まれました!
チェン・シュエンユー 僕は撮影現場では明るい雰囲気の担当だったので、チョンバンが古勁の重いシーンを撮影する時には、なるべく彼が十分に考えることのできる空間を作りました。別の所へ行って、彼の邪魔をしないようにしたんです。
―古勁と劉歴の撮影で起こったハプニングや印象に残っている撮影裏話があれば教えてください。
ホアン・チョンバン 感情が高ぶったシーンからラブシーンに続く時に、最初に号泣してしまったことで僕は鼻水が流れてきたんです。でもシュエンユーはその後のラブシーンを実にプロらしく演じきり、撮り終えました。本当に恥ずかしかったですが、印象に残るシーンですね!
チェン・シュエンユー 撮影の際には外の音が聞こえないようしっかり戸や窓を閉めていたのですが、チョンバンはアレルギー持ちでもあるので、ラブシーン撮影の時間が長くなってくるとしょっちゅう彼の鼻水を味わうことになりました。でも僕は全然嫌ではなくて、鼻水を流している彼もとてもかわいいと思いました。クレヨンしんちゃんのボーちゃんみたいで、ハハハ(笑)。
―ホアン・チョンバンさんから見たチェン・シュエンユーさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?
ホアン・チョンバン シュエンユーはプロフェッショナルです。よく演技について一緒に討論し、僕もリラックスして演じることができました。
―チェン・シュエンユーさんから見たホアン・チョンバンさんはどんな魅力を持った俳優だと思いますか?
チェン・シュエンユー 僕に大きな安心感を与えてくれる人です。時にはとても濃密なラブシーンを演じる必要があったのですが、彼が僕の意見に耳を傾けて理解してくれたので、とても安心して自分らしくいられました。
―古勁と劉歴の2人のシーンで一番思い出深いシーンは何ですか?理由も合わせて教えてください。
ホアン・チョンバン 重複してしまいますが、ラブシーンの前が号泣するシーンで、涙と鼻水まみれになってしまい、続くキスシーンでシュエンユーはかなり僕の鼻水を味わうことになりました…。申し訳なくて忘れがたいシーンです。
チェン・シュエンユー 僕は本当に水族館のシーンが大好きなんです。撮影の日は劉歴と一緒に誕生日を過ごせましたしね。しかもあんなにきれいな水族館を貸し切りにして。今でもドラマの場面写真や自分で撮った写真を見ると幸せな気分になります。
―「VIP Only」には、キュンとするシーンがたくさんありますが、ご自身が思うNo.1胸キュンシーンを教えてください。
ホアン・チョンバン 「VIP Only」には味わい深いシーンがたくさんあると思います。たとえば僕たちのラブシーンひとつとっても単なるラブシーンではなく、その前段階で経験した苦しみ、内面のもつれや引きずった過去などがあってその場面に至っています。失ってまた取り戻すことにより更に大切さが増すのです。
チェン・シュエンユー 歯磨きをするシーンですね。撮影の時は、せりふ以外にも全ての動作、たとえばキスなども、僕とチョンバンは役になりきって自然に演じられたんです。日常のシーンだからこそ、心から愛し合っていることが感じられました。一緒にあの回を見た時には、チョンバンと2人で笑ってしまいました。
―「VIP Only」をこれからご覧になられる日本の視聴者に向けてお二人だからこそ知っている“ここに注目しておくともう一歩楽しめる”というポイントを教えてください。
ホアン・チョンバン どの話も面白いですよ!ごはんを食べてから、あるいは食べながら見ることをお勧めします。でないと見終わるとおなかがすいちゃいますからね。ハハハ。
チェン・シュエンユー これは公にされてないんですが、劉歴の家と古勁の家に飾ってある写真をよく見ると、どれも同じかっこいいカメラマンの作だと分かりますよ…まぁそのカメラマンは僕なんですが、ハハハ(笑)。
―最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
ホアン・チョンバン 皆さんにお会いできてうれしいです。VBLシリーズが皆さんにすてきな体験をもたらしますように。
チェン・シュエンユー 日本のファンの皆さん、「VIP Only」を応援していただきありがとうございます。オフラインイベントでお会いできたり、オンラインでメッセージを頂いたり、海を越えてお手紙を頂いたり、本当に感動、感謝しています!「VIP Only」が多くの勇気とエネルギーを皆さんにお届けできますように。今後も多くの作品を通して日本の皆さんにお会いしたいと思っていますし、きっとそうできると信じています。愛してます!
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