二度目のすれ違いと新たな出会いの訪れを捉えた本編映像!
本作は、ソウルで初めて恋に落ちた幼なじみのふたりが、24年後の36歳、NYで再会する7日間を描くラブストーリー。物語のキーワードは「運命」の意味で使う韓国の言葉“縁―イニョン―”。見知らぬ人とすれ違った時、袖が偶然触れるのは、前世―PASTで何かの 縁 があったから。久しぶりに顔を合わせたふたりは、NYの街を歩きながらこれまでの互いの人生について語り合い、過去自分たちが「選ばなかった道」に想いを馳せる。「もしもあの時、あなたとの未来を選んでいたら 」。この再会の結末に、幾千にも重なった切ない涙が溢れだす――。
メガホンを取ったのは、本作で鮮烈な長編映画監督デビューを飾ったセリーヌ・ソン。監督自身が12歳の時、家族と共にソウルからトロントへ移住し、その後ニューヨークに移った体験を元に執筆したオリジナル脚本は、デビュー作ながら既に各国の映画賞で246ノミネート88受賞(3/19時点)。さらに第96回アカデミー賞では、 作品賞&脚本賞W ノミネートされるなど名だたる映画祭で話題を呼んだ。
この度公開されたのは、そんな本作のワンシーン。韓国語で「運命」を意味する言葉“縁―イニョン―”について、主人公のノラが将来の夫となるアーサーに語りかける。ノラがアーサーに出会った頃と同じ時期、お互い恋心を抱いていたヘソンもまた、夕食で訪れたお店で隣に居合わせた女性と出会うのだった。
12歳でお互い初めて恋をしたノラとヘソン。24歳になりNYとソウルに暮らしながらオンラインで再会し会話が弾むも、それぞれが思い描くキャリアと会いたい恋心との葛藤が生じていた。そんな時、ノラは将来の夫・アーサーと初めて会った夜に言う。「見知らぬもの同士が道ですれ違い 袖が偶然軽く触れたら、それは2人の間にはきっと前世で何かがあったから――」それを聞いたアーサーは「信じてるの?」と優しく問いかける。時同じくして、ヘソンも飲食店で偶然隣に居合わせた女性と恋に落ちる。それは、ノラとヘソンの二度目の別れを意味する瞬間でもあった。
日本にも「袖振り合うも他生の縁」という言葉があるように、人と人との縁というのは、我々日本人にとっては身近なものだ。しかし、本編で夫のアーサーが新鮮なリアクションをするように、西洋の人にとっては馴染みのない考え方のようだ。
セリーヌ・ソン監督はこれに対し「日本や韓国の皆さんは、東洋の哲学として「イニョン」の概念を理解し、恋愛を縁として考えたり話したりすることが多いですが、アメリカやヨーロッパではそうした言葉は存在しないんです。ただ言葉がないだけで、説明をすれば皆さん感覚として理解してくれる。こうした東洋の概念を、もともとの言葉を使って物語に組み込んだことで西洋の観客に共有できたことをとても嬉しく、意義のあることだと感じています」と語っている。
さらにノラは「まして結婚するふたりは8000回もの前世 (PAST LIVES)を重ねて結ばれている」と続ける。その後夫となるアーサーはもちろん、初恋から24年の時を経て再会を果たすためNYを訪ねてくるヘソンもまた、ノラにとっては幾重もの“縁―イニョン―”で結ばれているに違いない。
本作は、その“縁―イニョン―”によって誰が誰と別れて結ばれるかといった点に主軸を置いた従来のラブストーリーとは一線を画す。「“縁―イニョン―”はロマンチックな概念ですが、結局のところ、人と人との関係や親密さを表すものです」とソン監督は語る。今の人生(現世)、あるいはその前の人生(前世)、そしてこれからの人生(来世)において、自分の人生に関わってくる人々に感謝し、つながっているという感覚を持つことなのだと。
auスマートパスプレミアム会員(有料)なら映画『パスト ライブス/再会』がいつでも大人1,100円で鑑賞できる!
【対象劇場】全国のTOHOシネマズ、ユナイテッド・シネマ/シネプレックス、コロナワールド
【料金】一般2,000円⇒1,100円、高校生以下900円
【利用可能人数】1クーポンにつき2名様分まで割引
詳しくは→http://kddi-l.jp/fBe
『パスト ライブス/再会』
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中
提供:ハピネットファントム・スタジオ、KDDI
配給:ハピネットファントム・スタジオ
Copyright 2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved