『パルプ・フィクション』のクエンティン・タランティーノが、監督10作目にして、引退作品と謳っていた作品を中止にすることにしたようだ。
米バラエティなどが報じたところによれば、タランティーノは監督引退作として企画進行していた『The Movie Critic』をこれ以上製作作業を続けない模様。今年の初期から撮影に入る予定だったが、タランティーノが脚本を書きなおすため延期になっていた。出演者もポール・ウォルター・ハウザーなど次々決定しており、ブラッド・ピットの出演も取り沙汰されていたが、本作からはすべて手を引くことに決めたようだ。代わりの作品案、誰かがこの製作を引き継ぐのか、などの情報はまだ提示されていない。
タランティーノはこれ以前にも『ヘイトフル・エイト』を一時監督しないという姿勢を見せたこともあり、この時は復帰したが、今回はどうなるか。『スタートレック』の新作の脚本を書き、監督するという噂も一時あったが、これも否定している。続報を待ちたい。