「孤狼の血」などで有名な柚月裕子の小説「朽ちないサクラ」が映画化され、6月21日(金)より公開される。このたび杉咲花、萩原利久ら主要キャストの場面写真が一挙初解禁された。

異色の警察小説の映画化

本作は柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作。主人公の森口泉は県警の広報職員で、本来は捜査する立場にないが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく。発行部数は続編の「月下のサクラ」と合わせて累計40万部を刊行する人気シリーズである。

捜査権がない中、森口泉はストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死にどう立ち向かっていくのか…。そして、事件を追う内に、自分自身が信じる正義と対峙し葛藤を繰り返し、強く成長を遂げる泉の姿が描かれる。

主人公の森口泉を演じるのは杉咲花。『市子』『52ヘルツのクジラたち』『片思い世界』と映画での主演が続く実力派俳優である。「目が強い」というプロデューサーの言葉をきっかけにキャスティングが決定した。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現し、観客の目を釘付けにする。

メガホンをとるのは原廣利。『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)の監督に抜擢された注目株である。「ウツボラ」(23年/WOWOW)や撮影監督も務めた「日本ボロ宿紀行」(19年/テレビ東京)など多くのドラマ作品を演出し、長編映画は本作が第2作。警察×サスペンス×ミステリーという王道のエンタテインメントに洗練されたノワールの味付けを施し、主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として見事に仕立てている。また、本作で音楽を担当したのは、放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で音楽を担当する森優太。原廣利監督の映像と森優太の音楽が全編にわたり見事に重なり合う。

物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁

この度、7点の場面写真が初解禁された。美しく咲き誇る満開の桜を背に強くまっ直ぐに前を見つめる、森口泉(杉咲花)の姿が印象的なカットだけでなく、泉とバディになり、一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開された。これは神社で衝撃的な真相を知ってしまう、物語の鍵となるシーンとなっている。他にも、県警捜査⼀課を指揮する梶山(豊原功補)や泉の上司で元公安の富樫(安田顕)がそれぞれの立場から真相を追い求めて動き出す姿をとらえたものも。信じるべき“正義”とは?!そして、警察内部に隠された巨大な闇の正体とは――。

画像1: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像2: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像3: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像4: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像5: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像6: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁
画像7: 物語の鍵となるシーンも含め、7点の場面写真が初解禁

<Story>
「疑いは絶対に晴らすから」 
そう言って立ち去った親友は、一週間後に変死体で発見された―― 愛知県平井市在住の女子大生が、度重なるストーカー被害の末に、神社の長男に殺害された。地元新聞の独占スクープ記事により、警察が女子大生からの被害届の受理を先延ばしにし、その間に慰安旅行に行っていたことが明らかになる。県警広報広聴課の森口泉は、親友の新聞記者・津村千佳が約束を破って記事にしたと疑い、身の潔白を証明しようとした千佳は、1週間後に変死体で発見される。自分が疑わなければ、千佳は殺されずに済んだのに…。自責と後悔の念に突き動かされた泉は、自らの手で千佳を殺した犯人を捕まえることを誓う。

『朽ちないサクラ』 
出演:杉咲花、萩原利久、森田想、坂東巳之助、駿河太郎、遠藤雄弥、和田聰宏、藤田朋子、豊原功補、安田顕 
原作:柚月裕子「朽ちないサクラ」(徳間文庫) 
監督:原廣利 
脚本:我人祥太 山田能龍 
音楽:森優太 
配給:カルチュア・パブリッシャーズ 
©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
6月21日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開!

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