『サイドウェイ』で見事なコンビを見せたアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティが再びタッグを組んだ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』が6月21日(金)に公開される。このたび日本版予告編が解禁となった。

ポール・ジアマッティがゴールデングローブ賞主演男優賞受賞

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』は『サイドウェイ』と『ファミリー・ツリー』で二度のアカデミー賞®脚色賞に輝くアレクサンダー・ペイン監督最新作。

主演のポール・ジアマッティはゴールデングローブ賞で主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)受賞。ダヴァイン・ジョイ・ランドルフは言葉ではなく、表情や仕草で大切なひとり息子を失った孤独を体現し、本年度のアカデミー賞®助演女優賞受賞をはじめ、ゴールデンクローブ賞ほか全58賞(3月5日時点)と全米の映画賞を総なめにした。新人のドミニク・セッサは家族との複雑な関係を繊細に演じて強い印象を残している。脚本は4月14日(現地時間)に発表された第76回全米脚本家組合(WGA)賞において、オリジナル脚本賞を受賞した。

孤独な魂が寄り添い合う様子を捉えた日本版予告編が解禁

1970年冬、ボストン近郊にある全寮制のバートン校。生徒と教師の大半がクリスマス休暇を家族と過ごすなか、勉強はできるが反抗的なアンガス(ドミニク・セッサ)をはじめ4名の生徒が学校に居残ることになり、アンガスの明らかにふてくされた様子を映し出す。

生徒たちの“子守役”に任命された古代史の教師ハナム(ポール・ジアマッティ)は、生真面目すぎる言動ゆえ同僚や生徒からも嫌われている。

料理長のメアリー・ラム(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)はひとり息子をベトナム戦争で失ったばかりで、息子と最後に過ごしたこの場所で年を越そうとしていた。

アンガス以外の生徒はバカンスに出ることになり、たった3人でのホリディが始まった。ハナムはアンガスに「君の面倒を見るなんてごめんだ」と冷たく告げるが、メアリーは「帰る場所のない子にあんなことを言うなんて」などとたしなめる。アンガスが人一倍繊細さを持ち合わせていることを感じ取っていたのだ。

映像はそれぞれに孤独を抱える3人が美しい雪景色の中で反発し合いながらもお互いを知り、少しずつ心を通わせていく様子を描きつつ、ハナムには何か人に言えずにいた“過去”があることがうかがえる。

画像: 映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』90秒予告 www.youtube.com

映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』90秒予告

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合わせて、日本版ビジュアルも解禁。ハナムが手に入れてきたまったく飾りもなく、斜めになったクリスマスツリーを背景に、学校の食堂で食卓を囲む3人の姿を温かな色彩で描き出し、<この日々を、きっと忘れない>という3人それぞれの想いを代弁するようなキャッチコピーが添えられた。

原題でもある「HOLDOVERS」とは「残留した者」の意味。バカンスや家族のもとに戻った人々を尻目に、まるで「置いてけぼり」になったように、学校に取り残された彼ら。3人の間で育まれていく絆の行方が気になるビジュアルとなっている。

画像: 孤独な魂が寄り添い合う様子を捉えた日本版予告編が解禁

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
6月21日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!
配給:ビターズ・エンド 
Seacia Pavao / © 2024 FOCUS FEATURES LLC.

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