ヴィム・ヴェンダース監督が手掛けるアートドキュメンタリー『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』が6月21日(金)に公開される。このたび、役所広司のコメントが到着。併せて新場面写真7点が解禁された。

「人間が忘れてはならない記憶を掘り起こす」

本作は、戦後ドイツを代表する芸術家であり、ドイツの暗黒の歴史を主題とした作品群で知られるアンゼルム・キーファーの生涯と、その現在を追ったドキュメンタリー。『PERFECT DAYS』が出品された第76回カンヌ国際映画祭で、ヴィム・ヴェンダース監督作品として2作同時にプレミア上映された。

この度、ヴィム・ヴェンダース監督が手掛ける『PERFECT DAYS』(23)で主演を務めた役所広司(俳優)からコメントが到着。「かつて映画監督を夢見た画家、アンゼルム・キーファーの強烈な作品の世界を、かつて画家を夢見た映画監督ヴィム・ヴェンダースが映画で表現する。二人の芸術家によって、人間が忘れてはならない記憶を掘り起こす」と寄せている。

併せて解禁となった新たな場面写真は、アンゼルム・キーファーのさまざまな作品を収めたもの。焼け焦げたひまわりの下で寝そべる自身を描いた絵画、白いドレスを着た顔のない女性像の立体作品、アンゼルムの背丈をはるかに超え、画面には収まり切れないほどの大きな絵画作品、戦闘機や潜水艦を髣髴とさせる大きなインスタレーションなど、多岐にわたる表現方法で作品を生み出している。

『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』 
6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開 
配給:アンプラグド 
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