原作は韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』は上田慎一郎監督が「カメラを止めるな!」公開前から動いていた渾身のプロジェクト。ソ・イングク、 スヨン、 マ・ドンソクの豪華共演で日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師~38師機動隊~」を原作に上田監督が存分にオリジナリティを加え、監督のもと豪華キャストと精鋭スタッフが集結し、スケール感もビッグに実現した待望企画である。
主演は、「きのう何食べた?」シリーズや公開の控える映画『八犬伝』で葛飾北斎を演じるなど、話題作への出演が続く内野聖陽。税務署に務めるマジメで気弱な中間管理職の公務員でありながら詐欺師と組んで、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円を徴収することになった男・熊沢二郎を演じる。
そんな公務員、熊沢と異色のタッグを組む天才詐欺師役には、今年公開の映画『ゴールド・ボーイ』の怪演も話題となり、『ラストマイル』などの公開も控える岡田将生。頭脳明晰で素早い判断力に大胆な話術と行動力を持ち合わせる天才詐欺師で、熊沢とともに壮大な詐欺を企てる男・氷室マコトを演じる。
マジメな公務員×天才詐欺師の異色のタッグが、クセ者ぞろいの詐欺師集団《アングリースクワッド》を結成して挑む、壮大な税金徴収ミッションとは、果たして――⁉ 税金問題に対する国民感情(アングリー)を発散させる痛快クライム・エンターテイメントである。
異色のタッグを組む二人のキャラクターの対比
この度、公開決定情報に加え、内野聖陽と岡田将生が演じる真面目な公務員と天才詐欺師の場面写真が解禁。異色のタッグを組む二人のキャラクターの対比がうかがえる。さらに、内野聖陽、岡田将生、上田慎一郎監督からのコメントも到着。
内野聖陽(熊沢二郎役)
上田慎一郎さんから一緒に映画を造りたいと言われて、どれ程の時間をかけてここまで来たか。
韓国ドラマを下敷きに自分の作家性を詰め込んだ映画を撮りたいんだという情熱がすごかった。
「『ここまで大きな商業映画』は初めてです!」という言葉がかなり印象に残っています。
ショーギョーとかゲージツとかそんな区分けはどーでもいいからおもろい映画を作ろうということで走り出しました。
台本打ち合わせをやるたびにシナリオの精度を上げてくる気迫に感心したのを覚えています。
撮影は8月のうだるような暑さの中で始まりました。途中監督がコロナに罹患し、事務所からリモート演出というのも新鮮でした。
スタッフプロデューサー陣も初めてのことだらけで、現場の混乱も少なからずありましたが、
元気な娯楽映画が出来上がったのではないかと思っております。お客様の皆さんが、どう見てくださるのかとても楽しみです!
<プロフィール>
1968年9月16日生まれ、神奈川県出身。1996年にNHK連続テレビ小説「ふたりっ子」に出演。同年『(ハル)』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。03年にドラマ「蝉しぐれ」で初主演を務める。舞台にも積極的に出演し、人気と実力を兼ね備えた演技派俳優として幅広く活躍する。近年の主な出演作に、ドラマ「とんび」(13/TBS)、「真田丸」(16/NHK)、「きのう何食べた?」(19/TX)、映画『家路』(14)、『罪の余白』(15)、『海難1890』(15)、『初恋』(19)、『ホムンクルス』(21)、『劇場版 きのう何食べた?』(21)、『鋼の錬金術師』シリーズ(22) などがあるほか、7月より放送予定の日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」(TBS)、10月には『八犬伝』の公開が控える。
岡田将生(氷室マコト役)コメント
公務員と詐欺師の組み合わせにまずはびっくりしたのを覚えています。
面白い組み合わせだなと。内野さんとのお芝居をとても楽しみにしていたので
間近で役を構築していく様はとても勉強になりました。
そして、お互いの利益の為に手を組みながらも徐々に距離が縮まっていく関係性に僕は惹かれたんだと思います。
掴みどころがなく、ふわふわと舞いながらも一点を見つめているこの役は面白かったです。
監督、キャスト、スタッフの皆さんと意見を出し合い作った作品です。是非観ていただけたら嬉しいです。
<プロフィール>
1989 年 8 月 15 日生まれ、東京都出身。2006 年デビュー。07 年『アヒルと鴨のコインロッカー』でスクリーンデビュー。09年『ホノカアボーイ』で<第 33 回日本アカデミー賞>新人俳優賞を受賞。近年の主な出演作に、ドラマ「なつぞら」(19/NHK)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21/KTV)、「ザ・トラベルナース」(22/EX)、映画『ドライブ・マイ・カー』(21)、『1 秒先の彼』(23)、『ゆとりですがなにか インターナショナル』(23)、『ゴールド・ボーイ』(24)などがあるほか、6月14にはprime videoにてドラマ「1122いいふうふ」、8 月23日には『ラストマイル』の公開が控える。
監督:上田慎一郎コメント
2018年、まだ「カメラを止めるな!」の公開前でした。試写でカメ止めを観てくださった伊藤主税プロデューサーから「一緒に映画を創りませんか?」と声をかけて頂いたのが始まりです。それから6年。映画が完成するまで、本当に色んなことがありました。
度重なる脚本直しを経た頃にやってきたコロナ。世界の空気は一変し、脚本も大幅な修正を迫られました。主演の内野さんとは撮影前から何度も脚本打ちを重ねました。毎回、内野さんは付箋のぎっしり貼られた脚本を抱えてきました。
コロナ再拡大による1年の撮影延期を経て、迎えた2023年夏、ついにクランクイン。撮影は、内野さん、岡田さんを始め、映画界の猛者たちと共に本音で意見をぶつけあわせる日々でした。とてもハードで、そして、とても幸せな時間でした。
ついに皆さまにお届けできる日が近づいてきました。ドキドキしています。でもそれ以上にワクワクしています。胸を張ってお届けできる最高のエンターテイメント映画に仕上がったと思っています。今年11月の公開を楽しみにお待ちください!
<プロフィール>
1984年、4月7日生まれ、滋賀県出身。09年に映画製作団体を結成。『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』など10本以上を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得。18年に初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ上映拡大する異例の大ヒットを記録。19年に『イソップの思うツボ』(共同監督作)と『スペシャルアクターズ』が公開。20年5月にコロナ禍を受け、監督・スタッフ・キャストが対面せず“完全リモート”で制作された作品『カメラを止めるな!リモート大作戦!』をYouTubeにて無料公開。その後、『100日間生きたワニ』(21)、『DIVOC-12』(21)、『ポプラン』(22)が公開。23年「#TikTokShortFilm コンペティション」にて、短編『レンタル部下』がグランプリを受賞した。
【STORY】
税務署に務めるマジメな公務員・熊沢二郎(内野聖陽)。ある日、熊沢は天才詐欺師・氷室マコト(岡田将生)が企てた巧妙な詐欺に引っかかり、大金をだまし取られてしまう。親友の刑事の助けで氷室を突きとめた熊沢だったが、観念した氷室から「おじさんが追ってる権力者を詐欺にかけ、脱税した10億円を徴収してあげる。だから見逃して」と持ちかけられる。犯罪の片棒は担げないと葛藤する熊沢だったが、自らが抱える”ある復讐”のためにも氷室と手を組むことを決意。タッグを組んだ2人はクセ者ぞろいのアウトロー達を集め、詐欺師集団《アングリースクワッド》を結成。壮大な税金徴収ミッションに挑む―。
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』
11月、新宿ピカデリーほか全国公開
監督:上田慎一郎
出演:内野聖陽 岡田将生
配給:NAKACHIKA PICTURES JR西日本コミュニケーションズ
©2024アングリースクワッド製作委員会