人気刑事バディアクション「あぶない刑事」8年ぶりの最新作となる『帰ってきた あぶない刑事』が本日5月24日(金)より公開。同作の初日舞台あいさつが東京・丸の内TOEIで開催され、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督が登壇した。

汗ばむ暑さにもかかわらず劇場外にも多くのファンが詰めかける中、舞台挨拶は最新作が上映終了したばかりの興奮冷めやらぬスクリーン内で開催された。

まずは、長谷部香苗(山路瞳役)、ベンガル(田中文男役)、浅野温子(真山薫役)、仲村トオル(町田透役)、土屋太鳳(永峰彩夏役)、原監督が登壇。イッキに場内のテンションが高まる中、なんと舘ひろし(鷹山敏樹役)と柴田恭兵(大下勇次役)が客席後方より登場し、観客は驚きの声を上げながら拍手喝采で二人を迎えた。

ファンと交流しながらステージ上に上がった舘と柴田。挨拶では、舘が「新しい『あぶない刑事』ができたと自負しております。楽しかったですか?」と問いかければ、観客は割れんばかりの拍手で応答し、柴田が「楽しかったですか?面白かったですか?カッコ良かったですか?」と投げかければ、そのたびに歓声が。舘と柴田も初日に集まるほどの熱心なファンたちに作品を楽しんでもらえたことに喜びを見せた。

画像: 舘ひろし

舘ひろし

画像: 柴田恭兵

柴田恭兵

画像: 浅野温子

浅野温子

画像: 仲村トオル

仲村トオル

また、ファンたちの反応を見ていた浅野は「これからもまた何度も観返したり、お友達を連れてきてくれると嬉しいです」と作品のさらなる広がりに期待を見せる。一方、仲村は「鷹山先輩と大下先輩の最終決戦に銃器を届け続けて38年、横浜港署三代目捜査課長の町田透役の仲村トオルです」と劇中イメージのままの挨拶をし、会場を沸かせた。

画像: 土屋太鳳

土屋太鳳

本作でシリーズに初参加した土屋は「もし願いが叶うとしたら、私はもう1回『あぶ刑事』の世界に入りたいです」と愛される「あぶ刑事」シリーズに参加できたことへの喜びを明かし、「一人でも多くの若い俳優の皆さんに『あぶ刑事』の現場を体験してほしいなと思います」と素晴らしい現場だったことを明かす。

画像: ベンガル

ベンガル

画像: 長谷部香苗

長谷部香苗

画像: 原廣利監督

原廣利監督

ベンガルは「こうやって並んでいると同級会みたいな感じで嬉しいです。もし次があったら養老院の話とかね、そういうのがあったら嬉しいです」とジョークを挟みながらもお馴染みのメンバーとの再会に嬉しさを見せ、長谷部は「土屋太鳳さんという素敵な女優さんが参加してくださり、原廣利監督のもと、新しい『あぶ刑事』に参加させていただきました」と新しいメンバーと作品を作れた喜びを語った。そしてその原監督は「熱量のあるお客さんと初日を迎えることができて本当に幸せです」と熱心な「あぶ刑事」ファンへ作品を届けられたことへ安堵の気持ちを見せた。

8年ぶりの新作となった本作。トークセッションではMCから初日を迎えた感想を聞かれた舘、柴田、浅野、仲村。

舘は「こんなに大勢のお客さんに来ていただいて本当にうれしく思っています」と感慨深く語り、柴田はそれを聞く観客たちの表情を見て「皆さんが今も舘さんの顔をうっとり、うっとりしながら見ているのを見て、良かったなとしみじみ思っております」とコメント。浅野は劇場外にも多くのファンが集まるなど熱狂的な盛り上がっていることについて「ただただ圧倒されて今日が来ました。本当にありがとうございます」とファンたちの力強さを語った。仲村は38年前に始まった作品が再び映画となり大勢の観客が集まっていることに感動を見せ、「ネットに記事をこんな書いてくださった方もいますが、本当に奇跡のような作品だなと思います」と語った。

また、4人と同じく前作に続き8年ぶり「あぶ刑事」に帰ってきたベンガルは、撮影時は舘とのシーンしかなかったため「今日はとても嬉しいんです」と仲間達との再会を喜んだ。長谷部は衣装合わせで一番緊張したと語りつつ、新旧スタッフと顔合わせした際に「絶対面白いものがまたできるっていう風に確信しました」と回顧。

ここでMCが浅野と仲村へベンガルと長谷部との共演について尋ねるも、ベンガルが自分が聞かれたと思い「さっきも同じようなことを聞かれたような…」と答え会場は大爆笑。仲村がすかさず「浅野さんと僕に聞いてるんですよ!」とツッコミ、舘が「すいません、ボケが入ってるもんで」、柴田が「ちなみに僕と同い年です」と続き、チームの仲良しぶりがファンたちの目の前で炸裂した。

そんな現場へ、タカとユージの娘かもしれない彩夏役で新たに参加した土屋。舘と柴田に感じた父親っぽい一面を問われると、「本当にダンディー鷹山さん、セクシー大下さんという感じで、素晴らしかったという気持ちと・・・なんて言うんですかね、小さい頃女の子ってお父さんのこと大好きで結婚したいと言うじゃないですか。で、途中であれ、違うなって思う。そうなる前の大好きな頃のお父さんへの憧れがある気持ちでした」とコメント。喜んでいいのかどうかわからないコメントに場内からは笑いが起き、土屋も「素晴らしいエピソードはパンフレットに載せさせていただいたので、そちらで書いております」とうまくパンフレットへの販促につなげた。

土屋は二人には愛情をたっぷり注がれたそうで、撮影終わりにはご飯に誘ってもらうこともあったという。「いただいた役はいろんな役をやりなさい」とアドバイスを受けた翌日に舘からは「仕事を選べ」と言われどっちだろうと思いながらも楽しく過ごしたと現場での思い出を語った。

母校での試写会でティーチインも行った原監督。寄せられた感想について尋ねられると「今日も朝イチから観ていただいた方の感想をSNSで見させてもらいましたが、今までの『あぶ刑事』と同じでアクションがすごいとか、皆さんのやりとりが面白いとかっていうコメントがすごい寄せられていて本当に安心しました」と胸の内を明かし、MCから改めて観客へ「楽しんでもらえましたよね?」と尋ね、再び観客からは拍手が巻き起こった。

今回、本作で多数のプロモーション活動を行い、たくさんの時間をタカとユージとして過ごした舘と柴田。そのことに対して柴田は「もう夫婦でしたね。時々僕が妻で、時々舘さんが妻で。100時間以上ずっと一緒にいました」と語り、舘は「(メディアからなどの)同じような質問に答えるっていうのは、気持ちをフレッシュにして答えなきゃいけないんですが、恭サマといると割とそれが平気だったような気がします」と劇中同様のバディ感があったことを語った。

そんな二人の姿を見ていたという浅野と仲村。MCからそのことについて聞かれるも浅野はベンガルに答えさせようとし、その姿に舘からは「聞いてないんだから。笑ってごまかすな」と思わずツッコミが入る一幕も。浅野は「本当昔より我慢するようになったと思いました。前はすぐ飽きちゃって二人でなんか勝手なことしてたんですけど、今回は真面目にやってるなと思いました」と長年二人を見てきたからこその考察が。仲村は「3年前ぐらい前から、僕は舘ひろしさんと柴田恭兵さんの愛の結晶だ、と言うようになったんですけど、もしかしたら年の離れた弟か妹が近々現れるんじゃないか?って気がするくらいの感じでした」と二人の仲良しぶりを語った。

また、プロモーション関連では、完成披露のレッドカーペットで浅野が舘にお姫様だっこされたことも大きな話題を呼んだ。当時に関して浅野は「当時の心境に関して浅野は「舘さん、お願いだから今だけは腰をギックリさせないでと心から思っていました」と心配していたことを語り、一方舘は足を痛がり裸足で歩き出した浅野が心配になり思わず抱っこしたものの「辛かったです」とコメントし会場からは笑いが起こった。

昭和、平成、令和をまたぐ「あぶない刑事」。ファンはもちろん初めて観る観客にも楽しめる映画のポイントを聞かれた柴田は「今日観ていただいてあっという間だったと思うんですけど、この映画は2回目は鷹山目線で。3回目はユージ目線。4回目はトオルくん目線で、5回目はあっちゃん、次はベンガルさん・・・とそれぞれの目線で観ていただいて、締めは近藤課長目線観ていただけると良く分かります。それでも分からない方は彩夏目線で観ていただくと、この映画がどんなに楽しくて素敵な映画なのか分かっていただけると思います」と、目線を変えて観る楽しさを語った。舘も同じ質問も問われるも「なんですかね。ないかも。フフッ(笑)。でも今回は今までと違って監督もお若いですし、スタッフも若いですから、今までと違った『あぶない刑事』を楽しんでいただけると思っております」と新たな「あぶ刑事」へ自信を見せた。

また「あぶ刑事」という作品になぞらえて「唯一無二のバディ」を聞かれたレギュラー陣。

舘は「みなさん知らないと思うもん(笑)。いますよ。本当に高校くらいからずっと一緒にいる親友が一人。でも一般の人ですから(笑)」と困りながらも回答。一方柴田は「妻です」と即答し、場内からは歓声と拍手が。浅野も「私も一般の人です(笑)」と語り、仲村は高校だったらあの人、役者だったらあの人、家族や愛車など「唯一無二というか、唯一が何人もいます」と答えると、浅野からは「それって唯一無二なの?」と浅野からツッコまれ、舘も「そうだよな。唯一だよな。おかしいよ、トオルそれ。唯一だぞ?」と重ねるも、仲村は「そうやって後先考えないコメントが3つ並んだ後にいつも4番目に答える僕の気持ちもわかってくださいよ。散らかっている物を拾い集めてどう再利用しか考えているんですよ、ずっと」と後輩の苦悩を語り会場には笑いが起こった。

フォトセッションを経て、キャスト陣と監督は観客たちに手を振りながら降壇。すると舘と柴田が再び壇上にサプライズで再登場。

画像: 『帰ってきた あぶない刑事』初日舞台挨拶レポート

舘は「本当に今日はありがとうございました。映画っていつも心配で、初日にこんなに大勢の方がいらっしゃって心から感謝しています。」と改めてファンへ感謝の気持ちを語り、柴田は「先日横浜でパレードをしました。その時に『おかえりなさい。おかえりなさい。帰ってきてくれてありがとう。ありがとう。』と。泣きそうになりました。お礼を言うのは僕たちの方です。皆さんがずっと応援してくれて、お陰で僕たちは帰ってくることができました。本当に感謝しています。始まってから40年近く、本当に応援してくれてありがとうございました」と語り、「舘さん」とつぶやくと、舘が「僕らこの二人が会えたのは奇跡だと思います。ありがとう」と舘と柴田がハグをし、場内は大きな歓声と拍手に包まれ、二人は「ありがとう」と観客席に告げ、イベントは終了した。

『帰ってきた あぶない刑事』
5月24日(金)全国公開
監督:原廣利
脚本:大川俊道、岡芳郎
製作プロダクション:セントラル・アーツ
配給:東映
<キャスト>
舘ひろし 浅野温子 仲村トオル 柴田恭兵
土屋太鳳
西野七瀬 早乙女太一 深水元基
ベンガル 長谷部香苗 鈴木康介 小越勇輝 / 杉本哲太
岸谷五朗 / 吉瀬美智子

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