第1作以来、寄生した宿主のDNAに影響を受けるエイリアンには卵から幼虫期のほかにも、様々な種類の成体が描かれてきました。最新作『エイリアン:ロムルス』を見る前にエイリアンの進化の歴史をチェックしておきましょう。(文・米崎明宏/イラスト・うえむらのぶこ/デジタル編集・スクリーン編集部)

『エイリアン』

画像: (左から)チェストバスター、ゼノモーフ、エッグチェンバー、フェイスハガー

(左から)チェストバスター、ゼノモーフ、エッグチェンバー、フェイスハガー

エッグチェンバー

エイリアンの卵。中にはフェイスハガーが潜んでおり、寄生対象となる生き物が近づいてくると上部が開いて飛び出してくる。対象物を察知し自ら這い出してくる場合も。

フェイスハガー

カブトガニのような節足動物系の外見で8本の脚で寄生対象物を掴み、長い尾を首などに巻き付ける。そして宿主の口から寄生管を接触させ胚を注入する。無理にはがそうと切断すると酸性の血液を噴出する。

チェストバスター

フェイスハガーが宿主の体内に注入した胚がそこで成長し、活動可能なまでになると胸部を破って飛び出して俊敏に移動する。基本は蛇のような外見だが宿主のDNAで形状に差異が出てくる。

ゼノモーフ

成長第4形態でこれが基本的なエイリアンの成体。脱皮を繰り返しながら数時間で幼体から身長2メートルの形状に到達。鋭い口が二重構造になっており内部には二番目の顎(金属)が存在する。血液は強度の酸性で、動きは俊敏。感情はなく凶暴。

『エイリアン2』

画像: (左から)クイーン・エイリアン、エイリアン・ウォーリアー

(左から)クイーン・エイリアン、エイリアン・ウォーリアー

エイリアン・ウォーリアー

「1」のゼノモーフの別形態で、体の色が黒めで、ビッグチャップと呼ばれる頭部の半透明のフードがなくなっている。背にはカッターのような突起物が付いている。クイーンを守る役目を負う。

クイーン・エイリアン

身長4.5メートルになる大型エイリアンで、卵を産み、種を増やす女王蜂的な存在。下半身に産卵管と産卵嚢を持つ。頭部もゼノモーフと違う特殊形状で、母性愛が強く卵を守るため攻撃を仕掛けてくることも。

『エイリアン3』

画像: 『エイリアン3』

ドッグ・エイリアン

流刑惑星で登場したエイリアンで宿主が犬だったため(完全版では牛)、四足歩行で俊敏に動き、天井をさかさまに走ったりも。背中の突起物がなく尻尾が槍のような形状。

『エイリアン4』

画像: (左から)アクア・エイリアン、ニューボーン

(左から)アクア・エイリアン、ニューボーン

ニューボーン

通常のゼノモーフとだいぶ違い、5本指、眼球と瞼があり、インナーマウスの代わりに舌がある、乳白色の外皮、尾がないなど人間的な特徴を持つ新種。リプリーから受け継いだDNAにより、母体のクイーンよりもリプリーを母と認識するような行動も見せる。

アクア・エイリアン

他のエイリアンと比べて人間のDNAをより多く含む種の「ニュー・ウォーリアー」だが、水中を泳ぐ能力を見せたことからアクアとも呼ばれる。尻尾を翻し人間よりも速いスピードで泳ぎ、人間にトラップを仕掛ける知性もある。

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