リチャード・リンクレイター監督作『ヒットマン』が9月13日(金)に公開される。普段は地元のコミュニティカレッジで心理学などを教えつつ、潜入捜査官として70件以上を逮捕に導いたゲイリー・ジョンソンの実話にインスパイアされた作品である。本作の公開を記念して、実話を元にした映画5作品を紹介する。

『ヒットマン』

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本作は1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力し、70人以上を逮捕に導いたと言うゲイリー・ジョンソンの実話にインスパイアされたクライム・コメディ。グレン・パウエルがこの実話を知り、『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』でも手を組んだリチャード・リンクレイター監督へ電話をかけたことから企画はスタート。リンクレイターとグレンの共同脚本開発が始まった。

これまでコメディ、恋愛、青春ドラマなどさまざまなジャンルの作品を撮り続けてきたリチャード・リンクレイターの集大成ともいうべき魅力がふんだんに詰まった本作は、2023年ヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映をはじめ、サンダンス映画祭、トロント国際映画祭など数々の映画祭で上映され、米大手口コミサイトの「Rotten Tomatoes」でも、批評家のスコアが98%(5/28時点)と好評を博した。

普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し、殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていくゲイリーをグレン・パウエルが演じた。グレンは、リンクレイターとの共著の脚本で早くも来年のオスカー候補と目されている他、7月3日に発表された第7回アストラ・ミッドシーズン映画賞において、4部門でノミネート、グレンが見事主演男優賞を受賞した。そして『モービウス』でヒロイン役を演じ、人気急上昇中の次世代のミューズとも言われているアドリア・アルホナが、夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソンを演じる。

『ヒットマン』 
9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー  
監督:リチャード・リンクレイター  
脚本:リチャード・リンクレイター&グレン・パウエル  
出演:グレン・パウエル 、アドリア・アルホナ 、オースティン・アメリオ 、レタ 、サンジャイ・ラオ  
配給:KADOKAWA 
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『LION /ライオン〜25年目のただいま〜』

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オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は停車中の長距離列車で眠りこけてしまい、自宅から数千マイル離れた場所で迷子になってしまったのだ。以来、家族と生き別れたまま、オーストラリアへ養子に出された。成人し、自分が幸せな生活を送れば送るほどインドの家族への想いが募る。人生を取り戻し、未来への一歩を踏み出すため、そして母と兄にあの日言えなかった〝ただいま″を伝えるため、彼は遂に決意する。「家を探し出す―」と。

大人になった主人公のサルー・ブライアリーを『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル。サルーの恋人ルーシー役にルーニー・マーラ、養母スーをニコール・キッドマンら。本作のモデルとなったブライアリー氏は、完成した映画を見て「当時の自分になってしまった。29年前に自分の身に起こったことが目の前で再現されるのを見て、最初の5分間は椅子にかじりついたようになって涙がどんどん出て止められなかった」と言う。

約1,200万ドルと言う予算で製作されたが、全世界で1億ドルを超える興行収入を記録。第89回アカデミー賞では、作品賞、助演男優賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞の6部門にノミネートされた。

『LION /ライオン〜25年目のただいま〜』
監督:ガース・デイヴィス 
出演:デヴ・パテル、ニコール・キッドマン、ルーニー・マーラ
2016年製作/119分/G/オーストラリア 
配給:ギャガ 
©2016 Long Way Home Holdings
Pty Ltd and Screen Australia

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』

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イギリス人のダニー・ウォレスが自身の経験を元にした「Yes Man」と言う本に基づいている。プライベートでも仕事でもいつでも「No」しか言わず、友人との飲み会や、ライブさまざまな勧誘・個人融資の審査などありとあらゆることを断って、いつも家でテレビばかり見ていた銀行員のカール。ある日友人から「もっとYESと言え!」と言われ、「NO」と言う癖がつきすぎて、人生を謳歌していない自分に気づいたダニーは全ての物事に対して「YES」と答えることを決意する。その瞬間、人生が大きく変化する。

コメディ王ジム・キャリーが持ち味を存分に発揮した痛快コメディ。カールがYESと言い始めたことにより出会う女性アリソンを、『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネル。全てに「YES」と答えるハメになった主人公が次々と訪れる難題の数々を乗り越えて人生を好転させていく様が痛快な一作。

『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
監督:ペイトン・リード
原作:ダニー・ウォレス 
出演:ジム・キャリー、ゾーイ・デシャネル、ブラッドリー・クーパー 、ジョン・マイケル・ヒギンス、テレンス・スタンプ、 リス・ダービー 、ダニー・マスターソン 
2008年 アメリカ 
配給:ワーナー・ブラザース映画 
(C) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『運び屋』

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原案は「ニューヨーク・タイムズ」のサム・ドルニックの記事を元にしており、80歳代でシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となり、13億円相当のドラッグを運んだという第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープの実話に基づいている。クリント・イーストウッドが、監督・プロデュース・主演を果たしており、2012年の『人生の特等席』以来となる映画出演で、自身の監督作品としては2008年の『グラン・トリノ』以来ということも話題となった。

共演には、イーストウッド演じる“伝説の運び屋”アール・ストーンを追う敏腕捜査官コリン・ベイツ役にブラッドリー・クーパー。アールの娘役に、イーストウッドの実の娘アリソン・イーストウッドが扮している。本作でイーストウッド監督史上6本目となる全米興行収入1億ドルを突破した。

『運び屋』
監督:クリント・イーストウッド 
脚本: ニック・シェンク 
出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィ―スト、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ 
2018年 アメリカ 
配給:ワーナー・ブラザース映画 
© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Bron Creative, and Imperative Entertainment, LLC. All rights reserved.

『死霊館』

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『悪魔の棲む家』で有名なアミティヴィル事件など多くの超常現象を調査・解明してきた、超常現象研究家のウォーレン夫妻が、これまでに調査したものの中で「最も邪悪で恐ろしい事例」としてこれまで封印してきた、1971年に体験した衝撃の事件を基に描く。

『ソウ』シリーズを始め数々のホラー映画を手がけてきたジェームズ・ワンが監督をし、パトリック・ウィルソンとヴェラ・ファーミガが超常現象研究家、心霊現象作家のウォーレン夫妻を演じる。R指定作品にも関わらず全世界で3億1,900万ドル以上の興行収入を記録し、「死霊館ユニバース」として大ヒットシリーズとなった。

『死霊館』
監督:ジェームズ・ワン
脚本:ケイリー・W・ヘイズ、チャド・ヘイズ  
出演:ヴェラ・ファーミガ 、パトリック・ウィルソン、ロン・リビングストン、リリ・テイラー 2013年 アメリカ 
配給:ワーナー・ブラザース映画 
(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

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