『ジョーカー』(2019)の続編にして完結編となる『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』通称「ジョーカー2」が、10月11日(金)公開される。本作はシリーズ初の日本語吹替版劇場上映を行い、ジョーカー役(ホアキン・フェニックス)に平田広明、リー役(レディー・ガガ)に村中 知が決定。併せて、ジョーカーを取り巻く重要キャラクターの吹替キャスト陣、暗闇に浮かび上がるジョーカーとリーを映し出したキャラクターポスターも解禁された。

ジョーカーになった男のその後

『ジョーカー』は世界66か国で初登場No.1、日本での観客動員4週連続No.1、世界興行収入1,500億円(10億ドル)を超える空前の大ヒットを遂げ、2019年公開当時、R指定映画史上歴代最高記録(※Box Office Mojo調べ)を樹立した。

コメディアンを夢見る、孤独だが純粋で心優しい男。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがく彼が、理不尽だらけの世の中で、悪のカリスマ《ジョーカー》へと変貌を遂げるまでが『ジョーカー』で描かれた。

前作の2年後が舞台となる「ジョーカー2」で、社会への反逆者・民衆の代弁者として祭り上げられたジョーカーの暴走がさらに加速。ジョーカーはレディー・ガガ演じるリーと呼ばれる謎の女と出会い、ジョーカーの狂気がリー、そして群衆へと拡散。その笑いはもう、誰にも止められない。

画像: ジョーカーになった男のその後

ジョーカー役に平田広明、リー役に村中 知

本作の主人公ジョーカー(演:ホアキン・フェニックス)の吹替を務めるのは、アニメ「ONE PIECE」のサンジ役や「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウ役などで知られる声優の平田広明。前作のブルーレイ&DVDに収録された日本語吹替版からの続投となる。

平田は「ずいぶん前に風の噂で続編があるらしいと聞きました。ただ『歌ってるシーンが矢鱈と多い』とも聞き、ならば吹き替え版は作らないのでは、と勝手に思い込み、寂しいやら少しホッとするやら、しておりました。そんな訳で正式にお話を頂いた時は、盛大にビビり散らかしました」と本作の日本語吹替版の上映とジョーカー役での続投が決まったときを振り返る。そして、「前作同様、ホアキン氏に寄り添うことだけを考えて収録に臨みました。ただ、今作はアーサーの闇をより深く感じましたので、演じながら自分のメンタルを持ってと本作への想いを明かした。

レディー・ガガ演じる謎の女性・リー(演:レディー・ガガ)の吹替を務めるのは、『オーシャンズ8』のナインボール役やアニメ「ワールドトリガー」の空閑遊真役、アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」の立神あおい/キュアジェラート役など幅広い役柄で知られる村中知。

村中は自身が声を担当するリーについて、「なんとなく周囲に溶け込むことはできても、違和感を覚えながら生きてきた女性だなと。傍からみるととんでもないこともするんですけど、手段が変わっているだけで辻褄は合っているんです。なんなら合理的。繊細さと大胆さを併せ持つ、アンバランスな興味深いキャラクターでした」と語り、「ご視聴前に“フォリ・ア・ドゥ”の意味を調べて、どんな物語になるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。今作のみでも楽しめるとは思いますが、前作をご視聴いただいてからだと更に良いかと。妄想と現実の狭間でお待ちしています!」と本作の公開を楽しみに待つ観客へ熱いメッセージを送った。

物語の脇を固める声優もジョーカーの新たなショーを担うに相応しい豪華面々が勢ぞろい。ジョーカーが収監されているアーカム州立病院の看守ジャッキー(演:ブレンダン・グリーソン)役を務めるのは、「ハリー・ポッター」シリーズのハグリッド役で知られる斎藤志郎。ジョーカーの弁護士メリーアン(演:キャスリン・キーナー)役には、ミシェル・ヨーをはじめ、ケイト・ブランシェット(映画『オーシャンズ8』のルー役)など実力派俳優の吹替を多数務める塩田朋子が決定。ジョーカーを追い詰める裁判長役を、数多くの映画やドラマなどで活躍する実力派俳優の角野卓造が務める。

さらに、裁判を直前に控えたジョーカーに独占取材を行うインタビュアーのパディ役に「エクスペンダブルズ」シリーズのトール・ロード役で知られる木下浩之、アーカムの囚人でジョーカーに憧れているリッキー役に「文豪ストレイドッグス」中島敦などを演じる上村祐翔、アーカムの若い囚人役にアニメ「怪獣8号」日比野カフカ/怪獣8号を演じる福西勝也、精神科医のルー博士役に前田一世が決定。

また、前作でアーサーが心惹かれていた元隣人のシングルマザー・ソフィー役(演:ザジー・ビーツ)には種市桃子、元同僚のゲイリー役(演:リー・ギル)に越後屋コースケ、民生委員のケーン役に伊沢磨紀の続投が決定。

コメント全文

ジョーカー役平田広明

前作『ジョーカー』について

事前に作品名も何も知らされず、『劇場版の吹き替え』とだけ言われて手ぶらでオーディションに行ったのが、まるで昨日の事の様です。そこで作品名と役名を知り、合格の連絡を頂いて上映中の映画館に急行。非常に衝撃的で、ホアキン氏の魂の演技に引き込まれたのを覚えています。と同時に湧き上がった感情が『誰がやるんだ、この吹き替え!』でした。

本作のオファーを受けて

ずいぶん前に風の噂で続編があるらしいと聞きました。ただ『歌ってるシーンが矢鱈と多い』とも聞き、ならば吹き替え版は作らないのでは、と勝手に思い込み、寂しいやら少しホッとするやら、しておりました。そんな訳で正式にお話を頂いた時は、盛大にビビり散らかしました。

ジョーカーを演じるにあたって

前作同様、(ジョーカー役の)ホアキン氏に寄りそう事だけを考え、収録に臨みました。ただ、今作はアーサーの闇をより深く感じましたので、演じながら自分のメンタルを持って行かれないよう注意しなくてはという、これまでに経験の無い思いをしたのが自分でもビックリです。

楽しみにしている観客に向けてのコメント

ご存じの通り前作は超絶ヒットしましたが、吹き替え上映が無かったのが残念です。今回、大きなスクリーンでホアキン氏や尊敬する声優陣と共演できることを心より嬉しく思っています。ファンの皆様にも字幕版同様、吹き替え版でもお楽しみ頂けると幸いです。平田の音痴を心配なさっている方に予めお伝えしておきます。安心してください、僕歌ってませんよ♪

リー役 村中知

前作『ジョーカー』について

ジョーカーがいかにして生まれたのか、何が生み出してしまったのか。今までのジョーカーとは違った視点で描かれていて、彼を理解せざるを得なかったです。

身近な孤独感、堕ちていく悲哀と恐怖。強制的に自分と社会に目を向けさせられました。アーサーだけでなく周りの人間含め、一言では表せない人間の不可解さを感じられる点が好きです。

本作のオファーを受けて

ありがたく思う一方で、一体どんな役柄でどんな物語なのか、応えられるようにしておかなければと色々思案しました。力んではいけない作品だと感じていたので、全身脱力しながらも緊張している奇妙な状態で過ごしました。

謎の女リーを演じるにあたって

なんとなく周囲に溶け込むことはできても、違和感を覚えながら生きてきた女性だなと思いました。傍からみるととんでもないこともするんですけど、手段が変わっているだけで辻褄は合っているんです。なんなら合理的。繊細さと大胆さを併せ持つ、アンバランスな興味深いキャラクターでした。

楽しみにしている観客に向けてのコメント

ご視聴前に「フォリ・ア・ドゥ」の意味を調べて、どんな物語になるのか想像してみるのも楽しいかもしれません。今作のみでも楽しめるとは思いますが、前作をご視聴いただいてからだと更に良いかと。妄想と現実の狭間でお待ちしています!

<ストーリー>
理不尽な世の中の代弁者として時代の寵児となったジョーカー。彼の前に突然現れた謎の女リーとともに、狂乱が世界へ伝播していく。孤独で心優しかった男の暴走の行方とは? 誰もが一夜にして祭り上げられるこの世界――彼は悪のカリスマなのか、ただの人間なのか。ジョーカーは一体誰なのか? 衝撃のラストに備えよ。

『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
10月11日(金)全国劇場公開 
監督:トッド・フィリップス  
出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツ 
配給: ワーナー・ブラザース映画 
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