『アバター』『ターミネーター』シリーズのジェームズ・キャメロンが、原爆を広島と長崎で体験した被爆者、故・山口彊氏の体験を描くルポルタージュ2作、2010年刊行の『広島からの最後の列車』Last Train From Hiroshimaと、その続編で2025年8月刊行予定の『広島のゴースト』Ghost Of Hiroshima の映画化権を取得し、自ら監督を務める。
この2作の著者チャールズ・ペレグリーノは、キャメロンが『タイタニック』『アバター』に科学者アドバイザーとして参加しており、日本でも翻訳が刊行されている著作『タイタニック 百年目の真実』の著者でもある。
キャメロンは、被爆者の山口氏が亡くなる数日前に病院で対面しており、その際に彼の個人的な物語のバトンを渡されたので、この映画は自分が監督しなくてはならないと語っている。
キャメロン製作・監督の『アバター』シリーズは現在、第3作『アバター:炎と灰』Avater : Fire and Ash が進行中でシリーズ第5作までタイトルが発表されているが、かつてキャメロンは、このシリーズのすべての映画を自分で監督することはないと語っており、シリーズの途中のどこかで、こちらの映画に着手すると見られている。