韓国で約1,200万人を動員し、7週連続で第1位を記録した2024年No.1大ヒット作『破墓/パミョ』が10月10日(木)に新宿ピカデリーにてジャパンプレミアイベントを実施。チェ・ミンシク、キム・ゴウン、チャン・ジェヒョン監督が登壇した。
約18年ぶりに来日したチェ・ミンシク、初来日のキム・ゴウン
<『破墓/パミョ』ジャパンプレミアイベント>
日時:10月10日(木)14:40~15:15
会場:新宿ピカデリー(新宿区新宿3-15-15)
ゲスト:チェ・ミンシク(62)、キム・ゴウン(33)、チャン・ジェヒョン監督(43)
墓地を見る風水師サンドクを演じたミンシクにとって約18年ぶりの来日。満席の会場に向けて「ミナサンコンニチワ!久しぶりに皆さんの前で『破墓/パミョ』を引っ提げてご挨拶出来ることにエキサイトしております。俳優としてこのような瞬間はとても幸せな時間です」と日本語を交えてニッコリと挨拶した。
風水師サンドクを演じるにあたりミンシクは「子供のころから風水は見慣れない分野ではなく、いつも生活の中に風水は自然と溶け込んでいました。サンドクは一生をかけて自然と人間の調和について考えてきた人物だと思うので、山や川や見る時は平凡な人よりも視線が深いはず。深みを持ってそれを見つめて真実を持って心で感じることを意識して演じました」と述べた。
一方、お祓いを行なう巫堂(ムーダン)・ファリム役のゴウンは初来日で「日本で本作をご紹介できるチャンスに恵まれて光栄に思っています」と初々しい笑顔を弾けさせた。
巫堂ファリムを演じるにあたりゴウンは「歳は若いけれどプロフェッションな巫堂の姿を見せたかったので、大きなお祓いの儀式はもちろん大切ですが、所作やディテールから出るオーラにも気を配りました」と回想。
ちなみにジェヒョン監督曰く、ゴウンのとあるシーンの撮影時にはスタッフが何人か体調を崩し、本物の巫堂がお祓いをしたという。これに司会から「本当に霊を降臨させたのですか?」と聞かれたゴウンは「…はい!」と日本語で可愛らしく認めていた。
一方、ジェヒョン監督は魅力的なキャスティングについて「風水師などはプロフェッショナルな職業ですから、演じてもらうには韓国を代表する世代の俳優にお願いしたかった。そんな私の祈りが通じました!」とベストキャスティングだと胸を張っていた。
ミンシクは初来日時を回想して「私の初来日は『シュリ』のPRのためでした。その時の感動は今も忘れません。映画館で涙を流している人、鑑賞後に感想を聞かせてくれた人もいて、私たちが意図したものを感じてくれたと…。皆さんが言葉にしてくださったその瞬間は嬉しいもので、言葉では言い表せない喜びがありました。あの時に感じた感動を『破墓/パミョ』でもう一度共有出来たら嬉しいです」と呼び掛けていた。
ゴウンは初来日に触れて「私は韓国の観客の前だけで挨拶をしてきましたが、この映画を日本の皆さんに紹介できるのは私の人生にとっても大きな経験で光栄です。皆さんがどんな風に見ていただけるのか、感想が気になってワクワクしています」と声を弾ませて、日本で楽しみにしていることは「いい反応と温かい応援。そして興行的な成功です!」とユーモアまじりに大ヒットを祈願した。
最後に主演のミンシクは「この映画のみならず、韓国映画、日本映画を通して皆さんと様々なものを共有し、これからも意味のある時間を持ち続けたいです」としみじみ。ゴウンも「これからも沢山の作品を通して皆さんにご挨拶をしたいです」と飛躍を誓った。
ジェヒョン監督は「映画学校に通っている時代、私は日本映画を師匠と見立てて勉強していました。今回の映画を作るときもそうで、日本の漫画も私の血肉になっています。そんな日本に自分の監督作を持って来日してご挨拶が出来るとは…。感慨無量です。これからも応援してください」と喜びを爆発させていた。
<STORY>
巫堂ファリム(キム・ゴウン)と弟子ボンギル(イ・ドヒョン)は、跡継ぎが代々謎の病気にかかるという奇妙な家族から、桁違いの報酬で依頼を受ける。すぐに、先祖の墓が原因だと気づき、お金の臭いを嗅ぎつけた風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)も合流する。やがて、4人はお祓いと改葬を同時に行なうが、掘り返した墓には恐ろしい秘密が隠されていた・・・。
『破墓/パミョ』
10月18日(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー!
監督・脚本:チャン・ジェヒョン
出演:チェ・ミンシク、キム・ゴウン、ユ・ヘジン、イ・ドヒョン
2024 年/韓国/134分/ビスタサイズ/5.1ch/英題:EXHUMA/字幕翻訳:根本理恵
配給:KADOKAWA、KADOKAWA Kプラス
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