カバー画像:Photo by Anthony Harvey/Getty Images
Burberry(バーバリー)
憧れのチェック&名品コート
誰もが知っているチェック柄と、ブランドの創始者、トーマス・バーバリーが開発した世界初の通気性と防水性を兼ね備えたギャバジン素材のアウターがレインウェアに革命をもたらした。バーバリーのステンカラーコートやトレンチコートを羽織ることは、今もメンズのステイタスだ。バーバリーチェックのスカーフやミニスカートも永遠のヒット商品。
オードリー・ヘプバーン
『ティファニーで朝食を』でオードリー扮するヒロインの必須アイテムの一つがバーバリーのトレンチコート。お出かけの時は勿論、土砂降りのラストシーンでも。
『ティファニーで朝食を』(1961)
オードリーがニューヨークに住む高級コールガール、とは言えトイレチップで生計を立てているヒロイン、ホリーに扮して躍動しまくる彼女の代表作。黒のドレスはジバンシィ。
Paul Smith(ポール・スミス)
メンズウェアに斬新なアプローチ
クラシックな中にもカラフルなストライプや花柄モチーフをデザインに取り入れたメンズウェアは、英国ブランドの中でも世界中の若者たちの間で高支持率だ。ニューヨークの5番街にいち早く出店して海外ブランドのアメリカ進出を後押し。2000年には故・エリザベス女王からデザイナーとしては史上2人目のナイトの称号を与えられる。
オーランド・ブルーム
2023年のカンヌ国際映画祭にポール・スミス独特の縦に薄いラインがプリントされたブレザーとお揃いのパンツで決めたブルームが登場。ポップなカラーが注目の的に。
サイモン・ペッグ
ベルベットのジャケットは各地のレッドカーペットでトレンドだった。去年『ミッション:インポッシブル/レッドレコニングPART ONE』のレカペにトレンドを意識したペッグが。
Huntsman(ハンツマン)
「キングスマン」に多大な影響
「キングスマン」シリーズのインスピレーションの源になったサヴィル・ロウ11番地にある高級ブティック。監督のマシュー・ヴォーンは18歳の時に母親に連れられて“ハンツマン”でオーダーメイドスーツを作って以来、その高級感をいつか映画で再現してみたいと考えていたとか。顧客リストにはケイリー・グラント、ハンフリー・ボガート、グレゴリー・ペック等の名前があった。
コリン・ファース
店の前で佇むコリン・ファースはグレーのピンストライプ、エレガントなピークドラペルのスーツに、キングスマン必須のレジメンタルタイで。自信と品の良さが滲み出ている。
『キングスマン』(2014)
表向きは高級ブティック、その実態は世界最強のスパイ組織、キングスマンに属する敏腕エージェントが、新米を一人前に育てるために奔走するヒットシリーズの第1作。
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Dunhill(ダンヒル)
130年以上に及ぶ歴史を誇る老舗
1880年に馬具専門製造業卸業として創業。1893年に2代目のアルフレッド・ダンヒルが衣類や小物の製造にも着手。現在は服飾からバッグ、ケース、財布、書類入れと幅広くカバーし、英国ラグジュアリー・ブランドの一翼を担っている。ロンドンのサヴィル・ロウに本店を構え、東京の銀座に旗艦店を構える。サッカー日本代表の公式スーツにも選ばれた。
ジェームズ・マカヴォイ
去年のメットガラにダンヒルのミッドナイトブルーのイブニングジャケットとテーラードパンツ、白いコットンシャツとシルクの水玉のタイで登場したマカヴォイ。
そのメットガラを前にロンドンにあるダンヒルを訪れてスーツの仮縫いを済ませたマカヴォイが手に下げているのは、やはりダンヒルのヴィンテージバッグ。