マーベル・コミックでスパイダーマン最大の宿敵となるダークヒーロー“ヴェノム”を主人公とした実写映画「ヴェノム」シリーズの第3弾にして最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が間もなく公開を迎える。今回は今作より登場する2人のキーマンにフォーカス。演じたキャストのキャリア、そして証言と共に紹介していこう。

エディとヴェノム・最強最高のバディを取り巻く、2人のキーマン。一人目は、常々より宇宙人との関連が噂されるアメリカ・ネバダ州の軍の施設“エリア51”の地下施設では、ストリックランド将軍(キウェテル・イジョフォー)。そしてもう一人はストリックランドが率いる軍隊が捕獲した地球外生命体シンビオートの調査を行う研究者のひとりテディ・ペイン博士(ジュノー・テンプル)だ。彼らは“ある理由”によりエディとヴェノムを本施設に連行すべく、必死の追跡を繰り広げることとなる。

シンビオートを追うストリックランド将軍を演じたのはキウェテル・イジョフォー

ストリックランド将軍演じるのはキウェテル・イジョフォー。俳優業をスタート後、スティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』(97)への出演で高い評価を獲得し、その後も『ラブ・アクチュアリー』(03)、『キンキーブーツ』(05)などヒット作に立て続けに出演。アカデミー賞®作品賞を受賞した『それでも夜は明ける』(13)のソロモン役では、アカデミー賞®及びゴールデン・グローブ賞の主演男優賞にノミネートされた。さらには英国アカデミー賞(BAFTA)で最優秀男優賞を受賞した。その後も『オデッセイ』(15)、『ドクター・ストレンジ』(16) 、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(22)などハリウッド大作への出演が続いている。

画像: (左から)テディ・ペイン博士(ジュノー・テンプル)、ストリックランド将軍(キウェテル・イジョフォー)

(左から)テディ・ペイン博士(ジュノー・テンプル)、ストリックランド将軍(キウェテル・イジョフォー)

自身が演じたキャラクターについてイジョフォーは「彼はとても厳格で、きちんとしていて、規則に忠実。道を踏み外すような考えや、リスクを冒すようなことは決してしません。彼を通じて、軍で行われている裏工作や誤魔化しが理解できるようになるんです」と極秘施設の軍事部門を運営する彼の真っ直ぐな人物像を回顧する。そんなストリックランドはシンビオートを捕まえるという自身のミッションにおいて、より理想主義的なテディ・ペイン博士を含む施設の科学部門と対立することになる。

トラウマを抱えるペイン博士役はジュノー・テンプル

一方、テディ・ペイン博士を演じたジュノー・テンプルは『ビギナーズ』(86)などで知られる映画監督のジュリアン・テンプルを父にもつこともあり、幼いころから女優になる意志を固めキャリアをスタートさせると、サスペンスドラマ『あるスキャンダルの覚え書き』(06)でケイト・ブランシェット演じる新人教師・シーバの娘役を好演。本作への出演をきっかけにブレイクを果たし、『つぐない』(07)、『ブーリン家の姉妹』(08)、『ミスター・ノーバディ』(09)などに出演。

画像: トラウマを抱えるペイン博士役はジュノー・テンプル

その後も精力的に俳優活動を続け、『マレフィセント』(14)、『マレフィセント2』(19)ではオーロラ姫を守る3人の妖精の1人シスルウッド役を演じた。近年では「ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男」(22)、エミー賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチ」(20-23)など高い評価を得ているドラマでも印象的な演技を見せている。

ペイン博士についてテンプルは「私の演じるキャラクターは過去のトラウマを抱えています」と説明。続けて「彼女には来世や地球外生命体に強く惹かれていた双子の兄がいました。彼を失った瞬間、彼女は残りの人生をかけて答えを求めることを誓い、極秘施設で働くことになるのです」と確固たる使命をもって現在の活動をしていることをあらわにする。

ストリックランド将軍とペイン博士は対立している!?

同じ施設で<シンビオートの捕獲と調査>という共通の目的をもって行動している彼らだが、任務を遂行するための考えの違いから対立をしているようで、イジョフォーは「彼女(ペイン博士)が放任主義であることに居心地の悪さを感じています。彼女と他の科学者たちは彼には理解できない感情的なレベルで物事を進め、彼はすべてが効率的に行われることを望んでいます。彼は、この施設が正しく運営されるために必要だと考えている敬意を、誰もが払ってくれるよう望んでいるのです」と語る。

また、ストリックランドがペインよりも権力を持っていることについてテンプルは「彼には文字通り彼女の仕事や研究所のすべてを破壊し、そこで働く全員を沈黙させる能力があります。そしてそれは彼女が仕事をする上で常に直面している脅威なのです」と一筋縄ではいかなそうな施設内の内部事情を説明する。

劇中の2人の動向も気になるところだが、果たして彼らがどのようにエディとヴェノムに関わってくるのか、ぜひ劇場でお確かめいただきたい。

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』
10月25日(金)26日(土)27日(日)
Filmed for IMAX®、Dolby Cinema®にて先行上映(字幕版)
11月1日(金)全国公開
Filmed for IMAX®/Dolby Cinema®/Dolby Atmos®/ScreenX with Dolby Atmos®(全て字幕版のみ)
2D/MX4D®/4DX/ULTRA 4DX/ScreenX(字幕版/日本語吹替版)

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