東京・池袋 新文芸坐にて開催中の「祝!誕生70年・主演50周年 ジャッキー・チェン メモリアル映画祭」。映画上映後にはゲストを招いて、日替わりでトークイベントも行われている。2日目となる10月27日には、『ヤング・マスター』上映後にイラストレーター兼造形作家/映画ポスターデザイナーの太田宏明氏が登壇。MCの櫻井佑樹氏(和太鼓奏者/「ラジonジャッキー」パーソナリティー)、映画祭アンバサダーのジャッキーちゃん(ジャッキー・チェン啓蒙ものまね芸人)と30分にわたり、当時を振り返りながら楽しいトークを繰り広げた。

この日上映された『ヤングマスター 師弟出馬』をはじめ、『Mr.Boo!』シリーズや『金田一耕助の冒険』『キャノンボール』など数々の大ヒット作の、映画ポスターのイラストレーターとして活動してきた太田宏明氏。
ジャッキー・チェンがゴールデン・ハーベスト社に移籍して初の監督・主演作品となる『ヤングマスター』(81年)を数十年ぶりに鑑賞しての感想は、「映画としてよく出来ているなと。ツッコミどころはいっぱいあるんですけど(笑)、カンフー映画として、アクションも含めて全てなかなかいい出来。本当の意味での娯楽に徹してますよね」と感想を語った。
その『ヤングマスター』の映画ポスターについては、実は「誇大広告」だと証言。
「(ポスターの中に)映画の中に出てこなかったイメージが1つあるんです。(ヌンチャクを持った人物を指して)“これは誰だ?”と(笑)。ただ、このヌンチャクを持っている人物がいなければ、ものすごく間の抜けた構図になるんです。だから、別の写真か何かから選んで描いたんだろうと思います。もしかしたら、ジャッキー・チェンの別の映画からかもしれませんね」

画像1: 「ジャッキー・チェン メモリアル映画祭」にイラストレーター兼造形作家の太田宏明氏が登壇

また、『ヤングマスター』の映画ポスターでは、うれしい出来事もあったそうだ。
「テレビのニュースか何かで、ジャッキー、チェンの香港のスタジオだと思うんですけど、壁面に彼が出演した映画のポスターがずらっと掛けてあるのを観たんです。香港のオリジナルポスターが。その中に1点だけ、私のこの『ヤングマスター』のポスターが飾ってあったんです。それはうれしかったですね」

画像2: 「ジャッキー・チェン メモリアル映画祭」にイラストレーター兼造形作家の太田宏明氏が登壇

「祝!誕生70年・主演50周年 ジャッキー・チェン メモリアル映画祭」は10月30日まで開催。28日は『スパルタンX』上映後に謝花義哲氏(歌手・音楽家・作曲家)、29日は『ファースト・ミッション』上映後に筒井修氏(フリーマン・オフィス代表/映画宣伝プロデューサー)、30日は『プロジェクトA2 史上最大の標的』上映後に増田真一郎氏(マンハッタンピープル宣伝プロデューサー/『ライド・オン』『プロジェクトV』『ザ・フォーリナー 復讐者』担当)が登壇予定。

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