世界三大スターが共演した娯楽超大作が新春復活!
初代「007」シリーズ テレンス・ヤングが監督
映画創成期以来、脈々と続いてきた長い西部劇の歴史の中で、いきなり大型ハリケーン級の爆風を巻き起こしたのが『レッド・サン』だ。主演は『七人の侍』(54)はじめ日本映画界のレジェンド、三船敏郎。『狼よさらば』(74)などアメリカン・アクションの第一人者、チャールズ・ブロンソン。そして今年逝去したフランス一の名優、『太陽がいっぱい』(60)のアラン・ドロン。日米欧を代表する男の中の男、史上最強の3大スターが荒野を舞台にまさかの大集合。「007」シリーズの名匠テレンス・ヤング監督がメガホンをとり完成したこの驚愕作が、4Kデジタルリマスター版の鮮明な映像で2025年新春、スクリーンに復活する。
当時50歳の三船が演じるのは武士道精神を体現する侍、黒田重兵衛。英語と日本語を使い分け、西部劇に初めて登場する侍役を圧巻の存在感で演じる。ブロンソン演じるのは黒田と奇妙な友情を育む強盗団のリーダーで、豪快で快活な男リンク。そしてリンクの相棒であり、彼を裏切る本作の悪党、ゴーシュを悪魔的なまでにクールに、美しく演じるドロン。彼は三船自身からの依頼で特別に出演を決めたという。共演は「007」シリーズの初代ボンドガールのウルスラ・アンドレス。
また、ロケ地であるスペインの広大な景色、スター3人のアクションをダイナミックにとらえるのは『美女と野獣』(46)、『ローマの休日』(53)、『ベルリン・天使の詩』(87)などで知られる名キャメラマン、アンリ・アルカン。『アラビアのロレンス』(62)、『ドクトル・ジバゴ』(65)をはじめ、数々の映画音楽を手がけたモーリス・ジャールの美しい旋律が男たちの物語を彩る。
こうして世界中の多彩な才能が集結し、一般的な西部劇、侍映画では絶対に起こりえない魅力的な化学反応が生じる映画となった。交錯する異文化、男たちの闘いと友情、侍とカウボーイが並んで荒野を駆けまわる勇姿、何よりも三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロンという時代を築いたスター3人が一堂に会することの奇跡のような映像。まさにお正月にぴったりの『レッド・サン 4Kデジタルリマスター版』史上最高の男たちによる最高の娯楽大作が新春、日本を照射する!
STORY
時は1870年、アメリカ西部。日米修好の任務を帯びた日本の大使と一行を乗せた特別列車がアメリカ西部の大平原を横切っていた。一方、同じ列車には金貨が積み込まれており、強盗団のリンクと相棒のゴーシュは隙をついて強奪。以前からボスの地位を狙っていたゴーシュはリンクを裏切り、日本の大使一行の宝刀を盗んだあげく列車もろとも爆破を計った。武士の黒田重兵衛は宝刀の奪還まで7日間の猶予を与えられ、かろうじて助かったリンクを案内役にゴーシュを追跡するのだが…。
『レッド・サン』 SOLEIL ROUGE/RED SUN
1971年 / フランス ・ イタリア ・ スペイン / 116分
監督:テレンス・ヤング 脚本:レアード・コーニッグ、ローレンス・ロマン 撮影:アンリ・アルカン 音楽:モーリス・ジャール
出演:三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、ウルスラ・アンドレス
提供:マーメイドフィルム 配給:コピアポア・フィルム