女性監督の先駆者ディアーヌ・キュリス初監督作品『ペパーミントソーダ』が12月13日(金)公開。この度、ディアーヌ・キュリス監督から日本のファンに向けた喜びの声が届いた。
画像: 47年の歳月を経て日本で初公開『ペパーミントソーダ』ディアーヌ・キュリス監督からの喜びの声が到着
画像: ディアーヌ・キュリス監督 ©Rita Scaglia

ディアーヌ・キュリス監督
©Rita Scaglia

『ア・マン・イン・ラブ』('87)『年下のひと』('99)『サガン-悲しみよこんにちは-』('08)などコンスタントに作品を撮り続けているフランス映画界における女性監督の先駆者ディアーヌ・キュリス。彼女が少女時代の体験を基に脚本を書き上げ監督したデビュー作『ペパーミントソーダ』('77)は公開当時フランスでは300万人を動員の大ヒット、ルイ・デリュック賞、全米ナショナル・ボード・オブ・レビューでは外国語映画賞に輝き、ニューヨークタイムズ紙ではフランソワ・トリュフォー監督の『大人は判ってくれない』の少女版と評された。

『ペパーミントソーダ』がフランスで公開されたのは1977年12月14日、映画界は『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』(日本公開は翌78年)が公開され新たなSF映画の登場に沸いていた。そんな時代、日本でも無名のフランス人女性監督のデビュー作が配給される余地はなかったのかもしれない。だが、奇しくも47年後、同じ12月の13日、日本で初公開が決定したという朗報を受け、監督自身からコメントが寄せられた。今月12月3日に76歳になったばかりの監督にとって、自身の少女時代の体験をベースに描いた『ペパーミントソーダ』のほぼ半世紀のちの日本公開は感慨深いもののようだ。

この47年間、ディアーヌ・キュリスはコンスタントに映画を撮り続けている。監督最新作は息子サーシャ・スパーリングが脚本を手がけたファニー・アルダン主演の『Ma mère est folle』(2018)。2023年には夫アレクサンドル・アルカディとともに『Le Petit Blond de la Casbah』のプロデューサーとして名を連ねている(ちなみにアレクサンドルは『ペパーミントソーダ』のプロデューサーでもある)。

ディアーヌ・キュリス監督コメント

『ペパーミントソーダ』がついに日本で公開されると知り、興奮を抑えられません!!
ワクワクしています!
長い年月を経て、私の最初の作品を発見してもらえるのはとても嬉しいです。
観客の皆さまに楽しんでもらえることを心から願っています。
特に日本は大好きなので。日本は私にとって心のよりどころです。
A R I G A T O !

『ペパーミントソーダ』4K修復版
2024年12月13日(金)渋谷 ホワイト シネクイントほか公開
配給:RIPPLE V

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