SCREEN年間ベスト作品部門で1位に!
『BTTF』は、1986年の正月映画の目玉として85年の年末に公開され、86年の年間興行収入で1位を獲得した。作品自体の面白さはもちろん、85年の正月映画『グレムリン』(84)をはじめ、『ファンダンゴ』『ヤング・シャーロック ピラミッドの謎』『グーニーズ』そして『BTTF』と公開作が続いたスピルバーグ主催のアンブリン・エンターテインメント製作映画への信頼感も大きかった。タイムマシーンとなるデロリアンが人気を呼び、街にはマーティのファッションをまねた若者があふれた。音楽面では、主題歌「パワー・オブ・ラブ」(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)が全米1位を獲得。劇中でマイケルが弾き語りを披露したチャック・ベリーの「ジョニー・ビー・グッド」もリバイバルヒットした。当時の人気テレビ番組「オレたちひょうきん族」でパロディドラマが作られたことも人気の証し。「SCREEN年間ベスト10」でも作品部門で1位に輝いた。

SCREENでの初紹介記事。当時はまだ「バック・ザ・フューチャー」という表記。『グーニーズ』とともにスピルバーグ・ムービーとして紹介。(写真はSCREEN 1985年9月号)

公開後にも、作品の魅力解説や劇中の大きなみどころ“タイムパラドックス”を解剖する記事も掲載。(SCREEN 1986年2月号)
マイケル&リーキャスト人気も大爆発
マイケル・J・フォックスは、85年の映画の公開に先立って来日し、当時テレビ放送中だった「ファミリータイズ」との相乗効果もあって大人気を博した。『BTTF』の主題歌「パワー・オブ・ラブ」は後にマイケルが出演した日本のCM(ホンダ・インテグラ)でもバックに流れ、「カッコインテグラ」「調子インテグラ」などとマイケルが日本語で語る台詞は流行語にもなった。「SCREEN年間ベスト10」の男優部門では、85年の2位を皮切りに、86年6位、87年3位、88年4位と続き、『〜PART2』公開の89年と『〜PART3』公開の90年では1位に輝いている。マイケルと同い年でマーティの母親の若き日を演じたリー・トンプソンは、日本では「SCREEN」をはじめ、数多くの雑誌の表紙を飾り、宝石店のテレビコマーシャルにも出演するなど、一時期アイドル並の人気を博した。「SCREEN年間ベスト10」の女優部門では、85年の10位から、86年の2位を最高位として、90年までランクインしている。
2年連続で公開された『PART2』『PART3』。公開時にはSCREENの特集号も発売されました。
マイケルの最初のインタビューは日本公開前の1985年9月。『BTTF』公開後は巻頭カラーグラビアに1年以上連続で登場する人気ぶり!(写真はSCREEN 1985年12月号)
『BTTF』の翌年に日本公開された『ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀』など他作品出演も相まり、リー・トンプソンも大人気!(写真はSCREEN 1986年10月号)
(文・田中雄二/デジタル編集・スクリーン編集部)




