ジュード・ロウが『パーソナル・ショッパー』『アクトレス 女たちの舞台』のフランス人監督オリヴィエ・アサイヤスが、ロシアのプーチン政権の『灰色の枢機卿』と言われる人物を描く映画『クレムリンの魔術師』The Wizard of the Kremlin で、プーチン大統領を演じる。

 ジュードがインタビューでこの映画について「まだ本格的に取り掛かっていない。今のところ、エベレストを登るような気持ちで、麓で見上げている」と語っている。
 原作は、日本でも翻訳が刊行されているジュリアーノ・ダ・エンボリの2022年刊行の小説『クレムリンの魔術師』。小説は架空の人物であるヴァディム・バラノフを描くが、この人物はロシア大統領府副長官を経て副首相に任命されたウラジスラフ・スルコフがモデルと言われている。小説には各国の政治家たちが実名で登場し、プーチンのプロバガンダ戦略やロシアの国民感情などが描かれる。映画の脚本には原作者が参加する。
 主人公のヴァディム・パラノフ役は『フェイブルマンズ』のポール・ダノ。共演は、ロウが『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』で共演したアリシア・ヴィキャンデル、『アメリカン・フィクション』のジェフリー・ライト、ドラマ『サンドマン』のトム・スターリッジら。製作はゴーモン、キュリオサ・フィルムズ他。

This article is a sponsored article by
''.