【藤原】衣装協力/ニット ¥4,950、シャツ ¥4,950、パンツ ¥6,600/すべて CASPER JOHN (キャスパージョン) その他、全てスタイリスト私物 【問い合わせ先】 Sian PR (シアン PR) ☎︎03-6662-5525
![画像1: 映画『大きな玉ねぎの下で』藤原大祐×窪塚愛流 インタビュー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2025/01/24/96a0287aa285dc03715282f66e35c00de494ba95_xlarge.jpg)
愛流とは、本当の幼馴染みのような気分で役に臨めました(藤原)
藤原大祐 プロフィール
2003年10月5日生まれ、東京都出身。俳優業のほかにシンガーソングライターとしても活動している。近年の主な出演作に、映画『モエカレはオレンジ色』(22)、ドラマ「リビングの松永さん」(24)、「柚木さんちの四兄弟。」(24)などがある。
──藤原さんと窪塚さんは、1980年代末の平成の高校生を演じるにあたって、何か調べたり、準備したことなどはありますか?
藤原大祐「草野(翔吾)監督から、1980年代の映画を観ておくように言われました。会話のテンポがリズミカルというか、今とは違う雰囲気をつかめるように、参考にしました」
窪塚愛流「若干テンポが速かったりするんですよね。間の取り方もちょっと独特で。昭和の作品や映像を参考としていくつか拝見しました」
藤原「あとは、カラオケでその時代の歌を歌ったりとか」
窪塚「昭和まではいかないけど、その時代に近い歌を歌いました」
──昔のもので好きなものはあったりしますか?
藤原「僕、ラジカセにめっちゃ興味があって。音楽が好きなので、家ではレコードで音楽を聴きます」
窪塚「オシャレだ!」
藤原「ちょっとオシャレなんだ。カセットテープもカッコつけたくてね(笑)」
窪塚「僕たち、放送部員の役だったので、カセットテープを触るシーンが多かったんです」
──そうなんですね。この映画は、ペンフレンドでつながる関係が描かれていますが、それについてはどう思いましたか?
藤原「僕はいつも、たくさん手紙を書くんです。記念事があったら、家族とか友達とか、一緒に働いているチームのメンバーの方にも、手紙を送るのが好きなので。ペンフレンドというものにも親しみを感じます」
窪塚「僕も同じで、家族や友達の誕生日には、物よりも手紙を書いて送ったりします」
![画像2: 映画『大きな玉ねぎの下で』藤原大祐×窪塚愛流 インタビュー](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2025/01/24/06d7e27ab259a489b62bb5cb298b9bb3e8e1a92b_xlarge.jpg)
自由にさせていただいて。もうアドリブの出し合いでした(窪塚)
窪塚愛流 プロフィール
2003年10月3日生まれ、神奈川県出身。2021年から本格的に俳優活動を開始。主な出演作に、映画『麻希のいる世界』(22)、『少女は卒業しない』(23)、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(23)などがある。
──カセットテープや手紙が好きだなんて素敵ですね! 今回演じた役柄は、普段のお二人とはちょっとイメージの違う感じのキャラクターではないかと思うのですが、役作りなど、工夫したことはありますか?
藤原「僕はそこまでの違いは感じなかったけど、愛流は結構役作りしてたよね」
窪塚「うん、そうだね。ヘアスタイルはリーゼント風で、動きも結構オーバー気味というか、大きく体を使って表現する役柄だったんですが、普段の僕は、どちらかと言うとボソボソと話す方なので、探り探り、監督と相談しながら演じました」
藤原「あの時代を生きている人を演じるのは初めてだったので、現場の雰囲気に合わせながら演じましたね。放送室のシーンを撮る時は、監督からカメラアングルの指示はありましたが、割と自分たちに任せてもらえたので、かなり自由に動きました。監督が、それを良かったと言ってくださって、毎回こんな風にやってくださいということになって。すごく励みになって演じることができました」
──アドリブも多かったんですか?
藤原「結構多いです。自分たちで考えたやり取りがかなりあるかな。監督も、僕たちのアドリブを楽しんでくださったので」
窪塚「自由にさせていただいて。もうアドリブの出し合いでした。言葉として発していること以上の情報を、お互いが投げて、受け取って、という瞬間が多かったのが印象的だったし、うれしかったです。大祐とだからこそ、そんな風に演じられたんだと思います」
藤原「愛流とは、本当の幼馴染みのような気分で役に臨めました」
──お二人は相性抜群ですね! 本作は、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされた作品ですが、この楽曲を聴いて、どんな感想を持ったか教えてください。
藤原「台本を読みながら、この曲を聴くと、より作品の解釈が広がって、すごく楽しくなりました」
窪塚「特に、『若すぎるから、遠すぎるから』という歌詞が好きです」
藤原「『つのるほどに悲しくなるのが宿命』というのは、すごく分かります」
※全文はSCREEN2025年3月号に掲載
映画『大きな玉ねぎの下で』
![画像1: 映画『大きな玉ねぎの下で』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2025/01/24/42a20448c7f0d52ed5362da9b0c89d319a915f34_xlarge.jpg)
爆風スランプが1985年にリリースした「大きな玉ねぎの下で」。1989年に「大きな玉ねぎの下で〜はるかなる想い」としてリメイクされたこの曲は、発売当初から瞬く間に話題となり、2000年代に入っても多くのアーティストがカバーし、今もなお歌い継がれている。さらに、2019年には、ボーカルのサンプラザ中野くんが「令和元年Ver.」を発表し再び注目を集めた。そんな名曲が、この冬、大きなスクリーンで動き出す。同じ場所にいるのに会ったことがない二人。丈流と美優は、夜はバー、昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働いている。“夜の人”と“昼の人”を繋ぐのは、連絡用の〈バイトノート〉だけ。最初は業務連絡だけだったが、次第に趣味や悩みも綴るようになった。会ったことがないからこそ、素直になれた。でも実は、二人は顔見知り。しかも、全くそりが合わず関係は最悪。お互いの素性を知らないまま、二人は大きな玉ねぎの下(武道館)で初めて会う約束をするが……。
![画像2: 映画『大きな玉ねぎの下で』](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782943/rc/2025/01/24/b3d99bc7c316218686df93c303d39f323fd1b898_xlarge.jpg)
虎太郎(藤原大祐)
三浦南高校の放送部に所属する高校生。18歳。髪は寝ぐせのまま、野暮ったいメガネの風貌が特徴。親友の大樹の頼みで、ペンフレンドの今日子への手紙を代筆するうちに、彼女に恋してしまう。
大樹(窪塚愛流)
虎太郎の親友。虎太郎と同じく、三浦南高校の放送部に所属する高校生で18歳。立ち上げた前髪で、カッコよくキメている。女の子のペンフレンドと親しくなりたいが、手紙は虎太郎に代筆させる。
映画『大きな玉ねぎの下で』
2025年2月7日(金)公開
日本/2025/1時間55分/配給:東映
監督:草野翔吾 脚本:髙橋泉 原案:中村航
出演:神尾楓珠、桜田ひより、山本美月、中川大輔、伊東蒼、藤原大祐、窪塚愛流、瀧七海、伊藤あさひ、休日課長、和田正人、asmi、飯島直子、西田尚美、原田泰造、江口洋介
©2024映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会