自身2回目となるアカデミー賞主演男優賞ノミネート作をひっさげ来日決定!
本作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』で描かれるのは、60年代初頭、後世に大きな影響を与えたニューヨークの音楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出身の一人の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく姿。日本に先駆け昨年12月に全米公開を迎えると、音楽ファン、映画ファンだけではなく多くの観客から熱狂的な支持を得て、全米最大の映画レビューサイト「ロッテントマト」では Audience Score で96%freshと高評価を得ており、1月26日(日)現在、興行収入6290万ドルを突破し、そして1月17日(金)公開のイギリスでもNo.1大ヒットを記録している。(※Box Office mojo調べ)
本年度の賞レース戦線を賑わし続けており、第97回アカデミー賞においても、作品賞をはじめ、監督賞(ジェームズ・マンゴールド)、主演男優賞(ティモシー・シャラメ)、助演男優賞(エドワード・ノートン)、助演女優賞(モニカ・バルバロ)、脚色賞(ジェームズ・マンゴールド、ジェイ・コックス)、音響賞、衣裳デザイン賞の8部門にノミネートされている。
自身にとって2回目(『君の名前で僕を呼んで』以来)となるアカデミー賞主演男優賞ノミネートの報を受け、ティモシーは「この栄誉を大変光栄に思います。そして何よりも、この作品がこのように認められたことに心から喜んでいます!最も重要なのは、私たちの作品を熟練の手で導いてくれた偉大なジェームズ・マンゴールド監督に感謝することです。そしてもちろん、これが実現できたのは、偉大なアーティストであり詩人、思想家、そして「未知の存在」であるボブ・ディランのおかげです」と喜びのコメントを発表している。
パフォーマンスの舞台裏と、本人のコメントを収録した特別映像も解禁
本作のティモシーの歌唱シーンはすべて本人が現場で実際に歌い、楽器を演奏しているが、ティモシーが「魂を伝えるために実演こそ重要だった。枠にはめられないことに最も感銘を受けた」と力強く語っているように、そこに誰よりもこだわったのがティモシー自身。製作期間中に意図せずコロナ禍が訪れたことで、実に5年にも及ぶ時間をディランに没入するための準備期間にあてられたティモシーは、ボイスコーチと共にディランのパフォーマンスを研究し続けるだけでなく、ギターとハーモニカまで自身でマスター。
現場では、あらかじめ録音された音源を流しながら演技を撮影していく準備も取られていたが、ティモシーが自身での実演と生歌唱を譲らずにやり遂げた。ボイスコーチのエリック・ヴェトロは「ティモシーは本当に耳がいい。彼は本当に素早く感覚をつかむことができ、俳優としてそれを実行する方法を知っているんだ」、音楽プロデューサーのニック・バクスターは「作曲するシーン、初めて誰かに曲を見せるシーン、演奏するシーンなど、ティモシーが様々な状況下で演奏できるという事実は信じられないよ。彼は何にも縛られない。立ち止まったり、マイクから離れたり、歌詞をめちゃくちゃにしたり、ハーモニカのソロを加えたり、テンポを上げたり下げたり、曲のペースを変えたりできるんだ」と非凡な才能と表現力にこれ以上ない賛辞を送っている。
『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
2月28日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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