『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド監督が「デューン 砂の惑星」シリーズのティモシー・シャラメを主演に迎え、若き日のボブ・ディランの姿を描いた『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』が2月28日(金)より公開される。この度、シャラメが来日し、東京・麻布台ヒルズで開催された同作のSPECIAL RED CARPET EVENT in TOKYOに登場。日本のファンたちの前に姿を見せた。(取材・文/SCREEN編集部、撮影/久保田司)

あっという間に時間が過ぎた!ティモシー降臨のレッドカーペット!

画像1: あっという間に時間が過ぎた!ティモシー降臨のレッドカーペット!

先日来日したマンゴールド監督に続き、日本のファンの前に姿を見せたシャラメ。寒空の下、今か今かと待ちわびるファンの前に姿を見せるや、客席からは「ティミーーー!!」という歓声と拍手が飛び交い、会場は熱気に湧いた。

カジュアルな衣装に、目元にはディランを想起させるサングラス(海外でのプレスツアー同様ディランへのリスペクトと思われる)、そして首からは東京で創業されたブランド「A BATHING APE」のBABY MILOのバッグと思わしきものをぶらさげ登場したシャラメは、ファンたちとの写真撮影やサインに快く対応。移動する度に「ティミー!」との呼び声が上がった。

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来日は、2023年11月の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のとき以来、約1年3カ月ぶり2度目。ファンとの交流後、シャラメはステージに登壇すると、「ファンの皆さんと直接お会いできて嬉しいです。前回のプレミアでお会いした方々がもいらっしゃいました。貴重な時間を割いて来てくださって、本当に感謝しています」と日本のファンたちと短いスパンで再会できたことに感謝し喜びを露わにした。

コロナ禍などを挟み、約5年の準備期間があったティモシー。「ボブ・ディランは僕にとっても非常に大きな意味を持つ素晴らしいアーティストです。彼はアメリカの人々だけでなく、アメリカ人でない人にとっても偉大なアーティストですが、5年半にわたるリサーチの中で、日本にも多くのディランファンがいることを知りました。1970年代に彼が日本で行ったコンサートも素晴らしく、実は彼の最高のレコードのいくつかは日本で収録されているんです」と徹底的なリサーチに基づく知識を披露。

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続けて「この映画を観ていただければ、僕がディランの音楽からどれほど大きな影響を受けたかを感じてもらえると思います。これは自信過剰で言っているわけではないんです。僕だけでなく、エドワード(・ノートン)、モニカ(・バルバロ)、エル(・ファニング)など、素晴らしい共演者が"1万時間"を費やして全身全霊で作った作品です。ぜひご覧ください」と日本のファンへメッセ―ジを送った。

今回、イベントステージの檀上には、ボブ・ディランも愛したギブソンのJ-45も登場。「美しいギターですよね」とティモシーも反応した。

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最後に「本当に自分の人生を変えてくれるアーティストを発見しました。それがこの映画を作るときに僕が経験したことです。ボブ・ディランが自分に与えた影響は言葉に尽くせません。エドワードやモニカ、エルもきっと同じような体験をしていると思いますが、この映画自体が、独自のスピリット、あるいは “ビースト”。ひとつの大きなものになっていると思います。時間を取ってでも劇場で観ていただく価値のある作品になったと自負しています。この映画に関わることは自分のミッション(使命)だったようにも感じています。普段からアートは観る方の解釈に任せるべきだと自分は考えています。ご覧になられた方が自分と同じように感じられるかどうかは分かりませんが、観る価値のある作品です。ぜひ劇場でご覧ください」と挨拶。

去り際に「ア・コンプリート・アンノウン、観てね!」と日本語で呼びかけ、イベントは終了した。

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『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
2月28日(金)公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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