先週末に劇場公開された⽇本でも話題騒然︕「今とても意義のある作品」「今上映されるに相応しい映画」「メディアのあり⽅を考えさせられる」と「今、世界が直⾯している課題をそのまま凝縮」された本作を推す声も多く、本作の特異性に注⽬が集まっている。

ショーン・ペンが明かす、映画『セプテンバー5』の制作秘話

ジョン・マガロ、ピーター・サースガード、レオニー・ベネシュ、ベン・チャップリンといった実⼒派キャストが集結し、ショーン・ペンがプ ロデューサーを務めた映画『セプテンバー5』。

本作は、1972年のミュンヘンオリンピックで発⽣したパレスチナ武装組織「⿊い九⽉」に襲撃されたイスラエル選⼿団11⼈が犠牲になったテロ事件を題材に、ABCテレビのオリンピック中継クルーの視点から描いた衝撃の社会派映画。緻密な脚本と重厚な映像で圧倒的な緊迫感を描き出し、本年のアカデミー賞・脚本賞にノミネートされている。膨⼤な情報が⾶び交う中で⽣きる現代の私たちが「何を信じ、どう選択していくべきか」、メディアや情報に対する向き合い⽅を深く問いかける。

ショーン・ペンが絶賛する監督ティム・フェールバウムの脚本と映像世界

画像: (C) 2024 Eric Charbonneau

(C) 2024 Eric Charbonneau

1972年、当時12歳だったショーン・ペンは、⾃らを「オリンピック狂だった」と語るほど、夢中になってオリンピックを観戦していた。「家族とテレビの前に集まり、この事件を⾒守ったのを今でも覚えています。何が起こったのかを⽬の当たりにしました。当時は、メディアの報道に関する問題と結びつけて考えることはできなかったと思います。でも本作の脚本を読んだときに、すべてが繋がり、納得できました。そして、このテーマは当時だけでなく、むしろ現代においてますます重要性を増していて、今のメディアのあり⽅をも鋭く反映してい るとも感じました」と振り返る。

また、脚本も⼿がけたティム・フェールバウム監督について、「脚本は、あの時の緊張感や悲しみを鮮明に蘇らせただけでなく、まるで⾃分がその場にいるかのような感覚を与えてくれました。フェールバウム監督は緊張感を構築しながら場⾯を巧みに整理する視点を持ち、観客を引き込む演出に⻑けています。監督の明晰な視点は、映画を通じて⾃⾝の考えを語るストーリー テラーとして優れています」と絶対の信頼を寄せる。

さらに、⾃⾝の⻑年にわたる俳優経験から、キャストの魅⼒についても語る。「共演者たちと演じていると、まるで“電流”が⾛るような瞬間があります。それぞれの俳優が重要な役割を果たしながら、互いに共鳴し合うのです。そのエネルギーが、俳優たち、監督、撮影監督との間で⽣まれる瞬間は、本当に貴重で、まさに“⻩⾦のような瞬間”です。本作の俳優陣は素晴らしく、彼らと共に作品を創り上げることができたことにとても興奮しました」

『セプテンバー5』の製作において、ショーン・ペンの存在が決定的な役割を果たしたことは間違いない。本作の撮影監督マルクス・フェーデラーと、ショーン・ペンの製作パートナーの⼀⼈であるジョン・ヴィルダームートが、ドウェイン・ジョンソン主演映画『レッド・ノーティス』の撮影現場で『セプテンバー5』について話したことがきっかけとなり、ショーン・ペンの製作会社「Projected Picture Works」が『セプテンバー5』の映画化に向けて協⼒することを決めた。ショーン・ペンが「脚本を読んですぐにやると決めた」と絶賛し、脚本の質の⾼さを確信したからだ。Projected Picture Works が参加した瞬間から、アメリカでの『セプテンバー5』の道が急に開かれた。「ショーン・ペン製作」と記されたメールを送るだけで、扉が次々に開かれる。脚本はすぐに読まれるようになり、反応も早かった。このことが最終的に、素晴らしいキャストやスタッフを集める ことに繋がった。

そして、本作が持つ本質的なテーマについて、「この映画には、⼈間の恐怖と美しさ、その両⽅が映し出されています。スポーツの卓越性、献⾝、⼈⽣の⼤半をその道に捧げる⼈々の姿、そしてジャーナリズムに⾝を捧げる者たちの葛藤。この映画は“物語の⼀部”に過ぎませんが、それが極めて重要な⼀部であり、私たちみんながさらなる真実を探求するきっかけになれ ばと願っています」と熱く語った。

フェールバウム監督もまた、キャスト・スタッフ全員が最初から最後まで⼀体となって本作を創り上げたことを強調する。「この映画が特別なのは、クリエイティブなプロデューサー陣の卓越したチームワークにあります。私たちは常に対話を重ね、物語を最も効果的に伝える⽅法を追求し続けました」

ショーン・ペンをはじめとするプロデューサー陣の熱意と結束が、映画『セプテンバー5』を唯⼀無⼆の作品へと昇華させた。

『セプテンバー5』
⼤ヒット上映中︕

画像: ショーン・ペンが映画『セプテンバー5』への熱い想いを語る!「本作を通じて、さらなる真実を探し続けてほしい」

配給︓東和ピクチャーズ
©2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

<STORY>
1972年9⽉5⽇ミュンヘンオリンピックでの、パレスチナ武装組織「⿊い九⽉」による、イスラエル選⼿団の⼈質事件。事件発⽣から終結まで、その緊迫に溢れた⼀部始終は、当時技術⾰新がめざましい衛星中継を経て全世界に⽣中継された。
しかし、全世界が固唾を飲んでテレビにくぎ付けとなったその歴史的な⽣中継を担ったのは、なんとニュース番組とは無縁のスポーツ番組の放送クルーたちだった。

出演︓ジョン・マガロ、ピーター・サースガード、レオニー・ベネシュ、ほか

監督・脚本︓ティム・フェールバウム

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