このたび2025年6月よりKADOKAWAの配給で『若尾文子映画祭 Side.A & Side.B』の開催が決定した。今回は初の試みとして〈Side. A〉〈Side. B〉と2つに分けて実施される。

清濁併せ持つ対極の魅力…太陽のような輝きとブラックホールのような沼にハマる

昭和を代表する映画女優・若尾文子――増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎…昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきた。
このたび5年ぶり3度目となる「若尾文子映画祭」の開催が決定、ひとりの女優が出演した作品の映画祭を、しかも3度にわたり全国上映されるのは日本中で若尾文子ただひとり、唯一無二の存在だと言っても過言ではない。

今回は初の試みとして〈Side. A〉〈Side. B〉と2つに分けて実施。〈Side. A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本を上映。
〈Side. B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本上映。

人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンで堪能できる絶好の機会となる。

画像1: 清濁併せ持つ対極の魅力…太陽のような輝きとブラックホールのような沼にハマる

このたび公開情報と共に解禁されたのは、2種類の対極なデザインのポスター。
〈Side. A〉は逆境に負けない少女役を演じた『青空娘』(監督:増村保造)のヒロイン・夕子。青空に向かって明るく健気に逞しく、幸せな未来を見据えるビジュアル。
対して〈Side. B〉は夫殺しの殺人容疑者となり法廷に立つ妻役を演じた『妻は告白する』(監督:増村保造)のヒロイン・彩子。未亡人となった彼女が決して表には出すことのない複雑な感情を抑える様子をとらえた写真をビジュアルに落とし込んだもの。

画像2: 清濁併せ持つ対極の魅力…太陽のような輝きとブラックホールのような沼にハマる

【若尾文子/プロフィール】
1933年(昭和 8年)11月 8日東京都生まれ。1952年5月公開の『死の街を脱れて』で本格スクリーンデビュー。
溝口健二、小津安二郎、市川崑、川島雄三、吉村公三郎、そして後の名コンビとなる増村保造など、巨匠・名匠の名作に次々と起用され、本格女優としてのキャリアを積み、1961年『女は二度生まれる』『妻は告白する』、1965年には『清作の妻』などで数々の女優賞を受賞する昭和を代表する映画女優。映画総出演数は約160本。現在も国内外で出演作品が定期的に上映されておりファン層が拡大、今もなお幅広い世代の人々を魅了し続けている。

©️KADOKAWA

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