『RRR』でのサポートへの感謝と、引き続きの応援を呼び掛けたNTR Jr.
本作は、巨大鮫すら乗りこなす海の勇者デーヴァラの伝説を描くノンストップ・マサラ・エンタテインメント。全世界興行収入は90億円に達し、NTR Jr.史上2番目となる大ヒットを記録している。
ファンたちの歓声と拍手に迎えられ登場したタラクことNTR Jr.とコラターラ・シヴァ監督。今回『RRR』以来、約2年半ぶりの来日となったNTR Jr.は「みなさんこんにちは。久しぶりですね。日本の皆さんの応援に感謝してます。『デーヴァラ』は魂のこもった特別な作品です。是非楽しんでください。ありがとうございます!」とオール日本語で日本のファンたちへの感謝を交えて挨拶。

NTR Jr.
続けて英語に切り替えて、「『RRR』でたくさんの愛をいただいて、それが僕のみならずテルグ映画界の自信につながりました。さらにたくさんの素晴らしいインドの作品で皆さんを楽しませていきたいという風に思っています。今回は長らくの親友でもあるシヴァ監督とともに、自信を持った状態で『デーヴァラ』という作品を持ってきました。アクションが凄いんですが、皆さんの好きなダンスもいっぱいあります。海洋アクションが本当にすごいので、是非楽しんでください」とコメント。
そして、「本当に『RRR』は日本から世界的な現象が始まったと思っています。それが欧米に広がり、アカデミー賞で受賞するに至りました。当初は全く知らない地だった日本が、今では自分のホーム(=ふるさと)だと感じているんです。そのように感じさせていただいて本当に嬉しく思いますし、これからも熱いハートで、優しい気持ちを変らずに持ち続けていただいて、インドから来る作品をたくさん観てください。そして僕のこともたくさんサポートしてくださいね」と今後の応援も呼びかけた。

コラターラ・シヴァ監督
初来日となったシヴァ監督は「お越しいただいてありがとうございます。私は初来日ですが、皆さんの底知れぬ愛を目撃しました。本作も同じように深い愛で応援して見守ってください。愛を分け与えてください。ありがとうございます」と感謝を交えながら挨拶。
海洋アクションシーンの裏側は、拷問並みに苦しかった!?
海洋アクションがみどころとなっている本作。NTR Jr.は「『RRR』では水が少し出てきたと思いますが、今回は物凄い量の水、そして水中のアクションが登場します。水はVFXで表現するのが難しいもので、監督にとっても自分にとっても初めての体験でしたが、素晴らしいチームに恵まれ想像以上の海洋アクションシーンができあがりました。僕ら、特に自分ですが、水上で水中で大活躍している所をぜひ観てください。終盤にとても美しいシーンもあります。是非そこもチェックしてください」と水中シーンの魅力を説明し、続けて「海中アクションも詰まっていますが、同時にダンス、そして人ドラマや感動もあります。もちろんポップコーン映画(娯楽映画)でありながら、それ以上の作品なんです。あまりの展開にポップコーンが箱から飛び出してしまうような、そんな瞬間があると思います」とアクションにとどまらない本作の魅力のについて解説。

そして、監督も「撮っている自分も本当に楽しい撮影でした。水がいっぱい出てきますが、見逃さないでいただきたいのが、鮫に乗るタラクさんです。大いに楽しんでください」と続き、NTR Jr.は「水に関するシーンは、もう拷問のようだったんですが、監督のため、そして皆さんの楽しいひと時のためだったら、それもいといませんでした」と笑いも交えながら水中シーンの大変さも語った。
まさかの生ダンスも披露!
そして『RRR』と同様にダンスシーンも大きなみどころ。NTR Jr.は「『RRR』の名前が出ると膝が痛くなってくるんですよ(笑)」と冗談を交えながら、「『デーヴァラ』で一番好きなダンスはアユーダ・プージャというダンスです。曲の楽しさだけでなく、感情、キャラクター、そして物語が見えてくるんです。監督が見事にヴィジョンにしたシークエンスダンスになっていますし、コレオグラファーのガネーシュ・アーチャーリチヤさんが素晴らしい振り付けを手掛けてくれました。早くスクリーンで観てほしいです」とダンスシーンの出来栄えに自信を見せた。

キンタロー。

ここでサプライズゲストとしてお笑い芸人のキンタロー。が登場。キンタロー。が「(ナートゥナートゥ)は両方の足でやりたいですよね。片方の足ばかり痛めつけられる」と話すと、「(ラージャマウリ)監督としては、両方の足を使って両方ケガされちゃうと撮影が続行できなくなっちゃいますからね」とジョーク交えるなどフランクに交流。
さらに、ここでキンタロー。が特訓してきたダンスを魅せることに。劇中歌に合わせた観客たちの拍手に乗りながら、ステージ上で特訓の成果を披露する中、途中でNTR Jr.自身もダンスを!この日一番の歓声が巻き起こった。


ダンス終了後には「見ていたら(体が)止まらなくなってしまいました」とキンタロー。のパフォーマンスを絶賛。監督も「彼女はレディ・デーヴァラだ」と話し、キンタロー。が「次回2頭身のキャラクターが必要な場合はぜひ」と返すと、NTR Jr.が「日本で撮影しましょう!」と応えた。
最後の挨拶では再来日を約束!
最後の挨拶では、キンタロー。は「このダンスで『デーヴァラ』の威力が伝わったと思います。ぜひ目をかっぴらいて楽しんでください。一緒に楽しみましょう!」とアピール。
そしてNTR Jr.が「改めて、たくさんの愛に本当に感謝いたします。もう本当にお返しなんか絶対できない、そのぐらい多くの愛をいただいいています。僕が唯一できることは、良質な映画を作って皆さんを楽しませることかなと。そして、それを携えて来日することを約束したいと思います。『デーヴァラ』もぜひ楽しんでいただきたいです。本当にそれだけの見応えのある作品なんです」と挨拶。
監督が「皆さんありがとうございます。本当にこの映画を皆さんにご覧いただけることは本当に名誉なことで、光栄に思います。楽しんでください」と語り、トークは終了。フォトセッションを行った後、観客たちの拍手と歓声に送り出され、イベントは終了した。

『デーヴァラ』
3月28日(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー
配給:ツイン
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