無実の罪に捕らわれたチャーリーが過酷な牢獄の中で感じた小さな幸せとは…?
本作は1948 年、ソ連統治下のアルメニアを舞台にし、無実の罪で収監されたアメリカ人がどんな過酷な状況でも常に生きる希望を失わず、ただ、生きることを楽しみ続けた姿を描く。ウッドストック映画祭長編映画賞・審査員賞・ハワード・ウェクスラー賞受賞、ハンブルグ映画祭観客賞受賞など世界各国の映画祭で 19 の賞を受賞している。
監督・脚本・主演はアルメニア系アメリカ人のマイケル・グールジャン。祖父はジェノサイドの生き残りである。
この度解禁となったメインビジュアルは、無罪の罪で捕らわれた牢獄の小窓から見える、そこに暮らす夫婦の生活に一喜一憂するチャーリー。追い詰められているはずの生活の中で、唯一彼らと一緒に楽しみを分かち合う、そんな小さな幸せが感じられる場面写真となっている。

<STORY>
幼少期にオスマン帝国(現在のトルコ)でのアルメニア人に対する迫害から逃れるためにアメリカに渡ったチャーリーは、1948年、自身のルーツを知るために祖国に戻ってくる。ソ連統治下にあっても理想の故郷に思えたからだ。ところがチャーリーは不当に逮捕され、収監されてしまう。悲嘆に暮れる中、牢獄の小窓から近くのアパートの部屋が見えることを知り、そこに暮らす夫婦を観察することが日課になっていった。いつしかチャーリーは夫婦の生活に合わせてあたかも同じ空間にいるかのように、一緒に食事をし、歌を歌い、会話を楽しんだ。ところが夫婦仲がこじれて部屋には夫だけが残され、時を同じくしてチャーリーのシベリア行きが決まってしまう。移送の期限が迫る中、チャーリーによる夫婦仲直り作戦が始まる――。
『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』
6月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開
監督・脚本:マイケル・グールジャン
撮影:ガセム・エブラヒミアン
編集:マイケル・グールジャン、マイク・セレモン
美術:ネルセス・セドラキアン、アベット・トノヤンツ
衣装:マロ・パリアン
音楽:アンドラニク・バーバリヤン
出演:マイケル・グールジャン、ホヴィク・ケウチケリアン
2022/アルメニア、アメリカ/アルメニア語、ロシア語、英語/121分/原題:AMERIKATSI/字幕翻訳:大西公子/後援:駐日アルメニア共和国大使館/映倫区分:G
配給:彩プロ
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