全世界待望のシリーズは遂に “ファイナル” へ・・・
本作のタイトル、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』に続き、いくつもの意味を持つ語“レコニング”を引き継ぎ、さらには“ファイナル”と謳っている。この“ファイナル”に込められた真意は何なのか。シリーズの最後、はたまたイーサンの最期・・・など様々な展開を推測させる意味深なものとなっている。
出演陣は、スパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズはもちろんのこと、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ(『M:i-Ⅲ』以降シリーズ)、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムス(『ミッション:インポッシブル』全シリーズ) 、などお馴染みのメンバーに続き、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』より参加し絶大なインパクトを残した、グレース役のヘイリー・アトウェル(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)、パリス役のポム・クレメンティエフ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)、ガブリエル役のイーサイ・モラレス(『バッド・ボーイズ』『ザ・タウン』)も続投する。

メガホンをとるクリストファー・マッカリーは、トム・クルーズが全幅の信頼を寄せる盟友。彼のキャリアは、同じ高校の出身であり、学友でもあったブライアン・シンガー監督に『パブリック・アクセス』(93)の脚本執筆に誘われたことから始まった。その後、シンガーと再びコラボした『ユージュアル・サスペクツ』(95)でアカデミー脚本賞をはじめとする数々の映画賞を受賞。のちに、ベニチオ・デル・トロを主演に招いた『誘拐犯』(00)で監督デビューを果たした。
クリストファー・マッカリー
そんなマッカリーがクルーズと初めてタッグを組んだのは、2008年に公開された『ワルキューレ』。同作の脚本をマッカリーが務めたことを皮切りに、その後も『アウトロー』(12)、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(14)、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(17)など、「ミッション:インポッシブル」シリーズへの参画前から、クルーズとは多くの作品で帯同してきた。そして、世界的大ヒット&日本でも同年の国内洋画最高興行収入を記録した『トップガン マーヴェリック』(22)でも脚本家としての手腕を遺憾なく発揮し、今では、クルーズと蜜月の仲となっている。
二人の出会いは2006年に遡る。当時、マッカリーは長いあいだ映画制作の機会に恵まれず、業界からの引退を考えていた。ある日、マッカリーとクルーズは邂逅。二人はファーストコンタクトで意気投合し、映画制作に対する情熱や好みが一致していることを確認し、『ワルキューレ』の製作へと繋がっていった。この出会いが長きにわたる信頼関係の始まりであり、その後、マッカリーは「ミッション:インポッシブル」シリーズで、5作目『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(15)から、最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』まで、4作連続で監督を務めている。今やマッカリーは、クルーズにとって揺るぎない信頼を寄せる唯一無二の存在となった。

二人三脚で作り上げてきた「ミッション:インポッシブル」シリーズ。このメガヒットシリーズ最大の魅力のひとつが、クルーズ自身による人間離れのスタントだ。シリーズを重ねるごとにアクションの規模は増し、それらをクルーズ本人が挑戦していることが、作品にリアルな迫力と興奮をもたらしている。
こうした過酷なスタントが成立しているのは、マッカリーとの強い信頼関係があってのこと。マッカリーは「トム・クルーズほど現場でエネルギッシュな人間はいない」と語る。続けて「一日中撮影に取り組み、夜には脚本の修正まで行うこともある」と、そのストイックな姿勢を明かしつつ、称賛を送っている。
また、先日解禁されたファイナル予告でも、空母からイーサン・ハント(トム・クルーズ)が荒れ狂う大海原に生身で海にダイブするシーンや、小型プロペラ機に振り落とされまいと食らいつく空中スタントなど、アクション満載の内容が話題沸騰中。マッカリーは、今作のスタントについて「脳が溶けるほどの衝撃」と表現し、今までのシリーズを凌駕する過酷なスタントが待っている旨を示唆している。
- YouTube
youtu.be『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
5月23日(金) 日米同時公開
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル、ヴィング・レイムス、サイモン・ペッグ、ヴァネッサ・カービー、イーサイ・モラレス、ポム・クレメンティエフ、マリエラ・ガリガ、ヘンリー・ツェニー、ホルト・マッキャラニー、ジャネット・マクティア、ニック・オファーマン、ハンナ・ワディンガム、アンジェラ・バセット、シェー・ウィガム、グレッグ・ターザン・デイヴィス、チャールズ・パーネル、フレデリック・シュミット
原題:Mission: Impossible – The Final Reckoning
配給:東和ピクチャーズ
©2025 PARAMOUNT PICTURES.